バッド・チューニング

劇場公開日:

解説

1970年代のテキサスを舞台に、10代の若者たちのセックス、ドラッグ、ロックンロールな青春の日々を描き、公開時のアメリカでヒットを記録したコメディドラマ。「恋人までの距離(ディスタンス)」「6才のボクが、大人になるまで。」のリチャード・リンクレイター監督の初期作品で、出演者にはミラ・ジョボビッチ、ベン・アフレック、マシュー・マコノヒー、デビューしたばかりのレニー・ゼルウィガーら、そうそうたる顔ぶれが揃っている。夏休み初日にホームパーティを計画していた高校生のピンクとケビンは、酒を注文していたことが親にバレてしまい、計画は中止に。あきらめきれない2人は先輩のウッダーソンとともに、新たなパーティの計画を練るが……。日本では劇場未公開作品だったが、リンクレイター監督の青春映画「エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に」公開にあわせ、同作を上映する東京・新宿武蔵野館で劇場公開が実現。

1993年製作/102分/アメリカ
原題または英題:Dazed and Confused
劇場公開日:2016年11月5日

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写真:Album/アフロ

映画レビュー

3.5リンクレイターの一貫性には驚くばかり

2016年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

青春の疾風に煽られたかのような勢いがある。夏休み前の授業が終わるや上級生が新入生に「尻バット」を振る舞うとは、何と意味不明で傍若無人な儀式なことか。しかし束の間の支配者的優越に浸った上級生の胸の中には彼らなりの悩みがあり、不安もある。そこにうまく切り込んで、様々なタイプの若者たちを織り交ぜ人間模様を、いや「世界」を描く。

ストーリーはさほど重要ではない。むしろ彼ら若者たちが自発的にこの映画の内でうごめき(そのように演出、構成し)、会話と状況の中から自ずとテーマやメッセージが浮かび上がってくる仕掛け。この有機性こそが本作の最たる魅力。

『6才のボク』と『エブリバディ〜』を経て改めて本作を観るとなぜか痛いほど胸にしみた。リンクレイターの一貫した姿勢を感じたのもあるが、単に筆者が歳をとり青春時代がノスタルジーに昇華された面もあるのだろう。かくも齢と共に味わい方の変わる映画である。

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牛津厚信

4.0異国の青春に感じる"懐かしさ"とは何なのか

2024年3月31日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

楽しい

幸せ

馬鹿馬鹿しくてくだらない、無意味な日々なのに明るく眩しい映像は目と耳で楽しめる。底抜けに明るいテンションなのにどこか寂しさも感じられて、観ていて不思議と飽きない。
ずっと続けばいいような日々の一夜を切り取った良い作品。

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ezio

3.5最後にキャスト名に映像を出してくれるのありがたい

2019年10月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

1976年のアメリカテキサス州の夏休み前の1日を描く青春映画。リチャード・リンクレイター監督作ってのは観終わってから知った。

青春の1ページを描く、ときたらピンとくるのは「アメリカン・グラフィティ」。監督ならではのアメグラを描こうとしたのは明白。米国70年代後半の青春モノというとありそうであまりない(気がする)

学生なのにハッパばかり吸ってるヤツとか新人いびりに精を出してるヤツとか、いつの時代も変わらんねぇ。小さな町で大きな事件は起こらない。ただ各々の青春の1コマがあるだけ。見る人の世代によって感想が変わる映画だろう。

ロックの流れ方が抜群で痺れる。これが下手だと映画全体がしまらないが、そこは監督、バッチリなセンス。有名俳優の若い頃を見るという楽しみもあって、二重に過去へのノスタルジアを感じる映画となっておりました。(ミラジョボビッチのルックが良かった、チョイ役だけど)

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散歩男

3.0青春

2019年2月5日
iPhoneアプリから投稿

人が死ぬわけでもないし、誰かがひどく傷つくことも無い青春映画。
とにかく、若かりし頃の有名俳優がめちゃくちゃたくさん出てて、そこが楽しい。
平和な日曜日にでも観るといい映画。

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ぽな