野良犬

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説

巨匠・黒澤明監督が初めて本格的な犯罪サスペンスに挑んだ意欲作。暑い夏の日の午後。若い刑事村上は射撃練習を終え、満員のバスに乗り込み帰路につく。しかし、車内でコルト銃を盗まれたことに気づき、慌てて犯人らしき男を追うが結局路地裏で見失う。コルトには実弾が7発。村上の必死の捜索もむなしく、やがてそのコルトを使った強盗事件が起きてしまう。窮地に追い込まれた村上は老練な刑事佐藤の助けを借り、コルトの行方を追うのだった……。真夏の都会を覆う息苦しいほどの灼熱の空気が緊迫感を生み出し、切れ味鋭い演出が目を見張る。

1949年製作/122分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1949年10月17日

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映画レビュー

5.0多少の難は感じられるが大好きな映画

2024年12月3日
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戦後すぐの日本の姿。 やけに暑く埃っぽく 無念と情熱が入り混じる。 戦後すぐの映画ということもあり 今と比べ見難いところもあるが 制作の熱意が随所に見られる秀作。 難は野球場の長いシーンでしょうか プレイの殆どはカットでもいい。 難を超える描き方がある 映画は、物語は、希望的未来では無く、 リアルタイムの、心情、風景、世論など、 その描き方がストレートに伝わってくる。 混乱した日本の姿 未来はこの後に続く。 ※

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星組

天国と地獄より上の作品

2023年8月23日
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nensho

4.5暑い、厳しい現実をどう生きるか

2023年7月26日
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鑑賞方法:VOD

知的

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ムーン

5.0その日は恐ろしく暑かった‼️

2023年5月2日
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悲しい

怖い

興奮

あるインタビューで黒澤明監督は「オープニングが秀逸な映画はダメなんだ」と語っておられました。ところがこの発言は矛盾してます。なぜなら最高のオープニングを持つ最高の刑事映画を作っておられるのですから。「その日は恐ろしく暑かった。」のナレーションから、暑さに喘ぐ犬のドアップの顔のタイトルバック、「何?ピストルを擦られた」、射撃練習、三船さん扮する村上刑事がスリを追う追っかけ(「フレンチコネクション」で模倣されてます)。これは野村芳太郎監督の「張込み」と並ぶ素晴らしいオープニングシーンで、それ以降も戦後の東京の風景や、野球場での捕り物、志村喬さんが撃たれるシーン、ラストの犯人逮捕まで、現代まで通ずる刑事映画の教科書を作り上げた黒澤明監督に拍手‼️

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活動写真愛好家