デーヴ

劇場公開日:

解説

大統領に瓜ふたつのデーヴは1晩だけの約束で影武者に雇われる。ところがその夜、大統領が倒れてしまい、契約は延長されることに。側近たちの言うまま大統領を演じていたデーブだが、ファーストレディ、エレンの福祉への思いを知り、政治改革に乗り出していくが……。ラスト、代役が元の自分にどうやってすりかわるかが見せ所。痛快なポリティカル・コメディの傑作。

1993年製作/110分/アメリカ
原題または英題:Dave
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:1993年8月14日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第51回 ゴールデングローブ賞(1994年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ケビン・クライン
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映画レビュー

4.5楽しくて素敵な作品

2024年11月14日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

 小さな派遣会社を経営するデーヴは、ミッチェル大統領とそっくりなため、シークレットサービスから影武者を依頼される。しかし大統領本人が倒れてしまい、側近たちは大統領夫人エレンにも知られないようにデーヴに影武者を続けさせることに。それを、アレグザンダー首席補佐官は政治利用しようとする。また、エレンはミッチェルとは不仲で。
 「デー”ブ”」で検索しても、あまり引っかからず、「ヴ」にすると大丈夫。面白そう、と特に期待もしないで観賞。思いのほか、とても楽しくて素敵な作品に巡り合えました。映画をたくさん観る場合、こういった作品に出会えるのも魅力です。
 デ―ヴの人柄が楽しいです。また前半に伏線があった、SPの最後のセリフがたまらなく良い。
チャップリンの「独裁者」を思い出しました。工場見学のシーンは「エイリアン2」のオマージュかな。シュワちゃんやオリバー・ストーン他、エンドロールのヒムセルフ、ハーセルフがとても多くて、アメリカで生活している人はより楽しめたと思います。

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sironabe

4.5大好き作品

2024年11月9日
iPhoneアプリから投稿

この時代のケビンクラインは輝いていた。シガニーも若くて新鮮。
大統領の替え玉になったデーヴが、本物よりも活躍すると言うコメディ。少し泣かしてもくれる。

その時代において輝きを放つ俳優を見るのは面白いし、この作品はおすすめ。

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ken

5.0やっと見れて、嬉しい

2024年11月6日
PCから投稿

新鮮さは正直あまりない。

①大統領が急病で執務不可能→替え玉(そっくりさん)を立てる。
②大統領職を狙って、画策する悪い側近。

どこかで見たことのある、読んだことのある内容。
いえいえ、年代的にこの作品が最初。
そう思うと新鮮。

「手を振っているだけでいい」と言われた替え玉が。
徐々に自分らしい政策を作っていくことや。
気づいたファーストレディーが、どう接するのか。
終盤に近づくと「どうやって終わるのだ?」と。ちょっとドキドキ。

と言いつつ、約100分と気楽に見れるホワイトハウス物。
テレビ司会者・政治家・映画スター等が、「Himself」で多数出てたのも。
遊び心あり。

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ゆき@おうちの中の人

4.0シークレットサービス(ビング・レイムス)がいい味出してる

2024年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

大統領にそっくりな男が、病に倒れた大統領の替え玉として雇われ、そこから始まるドタバタを描いた作品。でもしっかり感動もさせてくれる佳品であった。
1939年の『スミス都へ行く』にも通ずるところのある社会派映画だと思う。

似たシチュエーションの作品としては、2008年にフジ系列で放映された、木村拓哉主演の『CHANGE』がある。政治の素人をトップにして裏から操ろうとする悪玉政治家が出てくるあたり、この映画を下敷きにしているんじゃないかと思う。
また、替え玉ではないが、2019年公開の『記憶にございません!』(三谷幸喜脚本)も、総理大臣が急病から回復した後「人が変わったように」なるドラマだった。

それにしても、ホワイトハウスで撮影したとしか思えないシーンがたくさん出てくる。かの国の官邸ってそんなにオープンなのかしらね。
それから、エンドロールにずらっと並ぶ「HIMSELF」。たぶん当時の政治家や評論家やコメディアンなのだろうけど、そういうキャスティングも凄い。

最後に、大統領になりすました男の一世一代の演説から。
“「問題は山ほどある。我々は目をそらしてるだけだ。ほっておけば深刻さを増して、手に負えなくなる。しかも、誰もが、問題可決は不可能だと思ってる。
そうではない。
可能だ。
要は何から始めるかだ。」”

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