天国と地獄

ALLTIME BEST

劇場公開日:1963年3月1日

解説・あらすじ

エド・マクベインの原作を得て、黒澤明監督が映画化した全編息づまるサスペンス。製靴会社の専務権藤の息子と間違えられて、運転手の息子が誘拐された。要求された身代金は三千万円。苦悩の末、権藤は運転手のために全財産を投げ出して三千万円を犯人に受け渡し、無事子供を救出する。非凡な知能犯の真の目的とは。鉄橋を利用した現金受け渡しのシーンは秀逸で、実際にこれを模倣した誘拐事件が発生した。また白黒作品であるにもかかわらず、最も重要なシーンで一個所のみ着色を施すなど新たな演出も印象深い。

1963年製作/143分/日本
配給:東宝
劇場公開日:1963年3月1日

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映画レビュー

未評価 天国と地獄

2026年1月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

TOHOシネマズ上大岡で黒澤明監督『天国と地獄』鑑賞 &「午前十時の映画祭8/町山智浩氏が語る20世紀名作映画講座」
町山氏は"警察が犯人を死刑に追い込むような事して、それでいいの⁉︎"と思ったらしいが、大岡川沿い住民の私は"神奈川県警なら、さもありなん"と思っちゃった。A89

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はにわさん in 2026

5.0 黒澤明、最後の傑作

2025年12月11日
PCから投稿

初めてこの作品を観たのは、私が二十歳くらいの頃だったと思う。正直、その時はそれほど面白いとは感じなかった。というのも、私はその前に『椿三十郎』と『用心棒』を観ており、その流れで少し“変な方向に期待”してしまっていたようだ。

しかし数年後、改めてこの映画を観たとき、その真の価値にようやく気づいた。緻密に組み上げられたストーリー、張り詰めた演出、そして三船敏郎の圧倒的な演技。

三船敏郎は「三十郎役で演技が固まってしまった」などと言われることもあるが、そんなことは決してない。冒頭のほうのシーンで、三船の演じる人物が事態の重大さを理解するにつれ、徐々に追い詰められていく。その結果、部屋の中央で話していたはずが、いつの間にかカーテンのすれすれまで後退してしまう──あの場面の演出の凄みといったらない。そしてその緊張感は、そこだけでなく映画全体にわたって持続する。
この時代に、ここまで緻密な推理劇を描いたこと自体驚異的だが、いや、時代の問題ではない。ドキュメンタリー風の現実感を保ちながら、これほど完成度の高い推理ものが今でも他にあるだろうか。

残念ながら、私はこれが黒澤明の“最後の傑作”だったと思っている。この後の『赤ひげ』は、どうにも腑に落ちない。特に後半が甘ったるい話になってしまっていて、正直、観ていられない部分もある。
同時に、この作品は黒澤明の“三大傑作”の一つではないだろうか。黒澤作品の三大傑作を何にするか考えるのは、それだけで楽しいテーマだ。私の場合は、この作品と『用心棒』、そして『七人の侍』を挙げたい。
皆さんは、どの三本を選びますか?

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KIDOLOHKEN

4.5 犯罪捜査モノのフォーマット作

2025年9月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、TV地上波

誘拐から、搜索、犯人を追い詰め、そして犯行同機の独白と、映像に焼き付けられた静かな迫力。
山崎努の演技が素晴らしい。

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うそつきかもめ

5.0 映画作りの教本だが完成された犯罪映画

2025年8月23日
iPhoneアプリから投稿
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Kenku