トランスフォーマーのレビュー・感想・評価
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ようやった!よう作った!!
『製作決定!』のニュースを聞いて以来、待ち遠しかった本作を遂に観ることが出来ました。期待、不安…とにかく胸ワクワクで、試写会場に向かいましたよ。
<ストーリー>
~カタールのアメリカ軍前線基地が、正体不明の敵によって襲撃される。その敵は、所属不明のヘリコプターの姿から、突然巨大な人型ロボットに変形し、基地を壊滅させる。アメリカ本国では錯綜する情報から正確な状況を把握せんと、国防長官・ケラー(ジョン・ヴォイド)の下に優秀なコンピューター技術者たちを集め、その解析に乗り出す。同じ頃、大統領専用機“エアフォース・ワン”に何者かが侵入し、コンピューターから様々な情報を盗み出した。その情報の中には、アメリカ人青年・サム(シャイア・ラブーフ)がネット・オークションに出展した“祖先の探検家が愛用していた眼鏡”の情報が。謎の侵入者は、この情報からサムの居場所を探り出し、近付いていく。その頃、サムが手に入れた初めての愛車が、奇妙な動きを見せ始めていた。果たして、謎の敵の正体は?そして、サムとの関係は…?~
“スピルバーグ製作”って聞いて、『「宇宙戦争」の二の舞になってないかな…?』と思い、更に『マイケル・ベイも、ココンとこ一時ほどの勢いないからな~』と、漠然とした不安を抱きながら開映を待ちましたが、始まってしまうとそんな不安はどこかへ吹っ飛んでしまいました。こりゃ凄いです!ある意味この夏最高の“トンデモ映画”ですよ。ホント、よくぞまあこんなの作ったもんだ!!「トランスフォーマー」シリーズといえば、“ムチャな変形”が売り物ですが、それも完全に再現しちゃってます。もお感動しました!!
アニメを実写でやるってのは、結構よく企画されててこれまでにも何作か実現していますが、ここまでリアルにやってくれてるのは、いまだかつてなかったんじゃないでしょうか?『アニメを実写でやるというのは、正にこういうことだな!』とスクリーンを観て感激すらいたしました。ただ、あまりにもメカがリアルになりすぎたので、スクリーン上で、どっちがどっちなのかたまにわからなくなりました。特にロボットに変形後の戦闘シーンなどは、どちらもメカ剥き出しで、弾撃ち合ったり、ドツき合ったりするモンですから敵味方の識別が…。アニメならもっとお互い色鮮やかで、見分けがつき易いんですけどね。でもこれも、リアルさを追求した結果だとすれば仕方ないですね。
ストーリーも決して子供騙しではなく、かなりよく練りこまれていて逆に『子供には、チョット難しいんじゃあ?』とさえ感じました。でも、吾輩のようなアニメを観ていた世代が親となり、子供連れでこの夏休みに観に行くには、最高の映画だと思います。特にお父さんと男の子!そう、これは正に“男の子の映画”ですから(ウチは女の子…泣)。
吾輩は、“完成披露試写会”で観たのでモチロン“字幕版”だったのですが、“日本語吹替え版”ではオートボットのリーダー、“オプティマス・プライム”(日本版で言うと、サイバトロンのリーダー“コンボイ”)の声を、何とあの玄田 哲章さんが演じるって言うじゃないですか!“初代コンボイ”ですやん!!これはとっても嬉しいですね。字幕版では特に何も言わずに変形していたトランスフォーマー達ですが、吹替え版ではどうなんでしょう?あの『サイバトロン戦士、トランスフォ~ム!』って決め台詞は出てくるんでしょうか?それを確認しに、もう1回観に行こうかな…。
全米では、驚異的な大ヒットで既にシリーズ化が決定したそうですが、これは絶対そうなるでしょうね。皮肉なことに、この夏唯一の“ハリウッド発、非・シリーズ実写映画大作”だったんですけどね(^^;。
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