第十七捕虜収容所
劇場公開日 1954年2月23日
解説
原作は、ナチス監視下のアメリカ軍捕虜収容所を舞台にしたブロードウェイのヒット劇。皆の協力のもと、脱走を試みた2人の捕虜が射殺される。仲間内から裏切り者がいるとの声が上がり、一匹狼のセフトンは真っ先に疑いの目を向けられる。なんとか疑惑を晴らそうと、ドイツ軍のスパイ探しをするセフトンだったが……。主演のウィリアム・ホールデンは、今作でオスカー俳優の仲間入りを果たし、その後も目覚ましい活躍を遂げる。しかし、1981年不慮の事故でこの世を去った悲劇の俳優である。
1953年製作/119分/アメリカ
原題:Stalag 17
スタッフ・キャスト
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ちょっと待って、最高に面白かったんだが…
捕虜収容所が舞台なこともあって
『大脱走』を彷彿とさせたけど、
それよりも好きだった。
キャラクターが良いのよな〜
(それが生かされてないのは落ち度あるが)
そこ見てるだけでも楽しい
もはやラストは
ショーシャンクを思わせるよね
『大脱走』と設定、雰囲気が似ていますね。大脱走が好きな方は本作も楽しめるかも、と思います。
本作は捕虜たちの日常がメイン。そして仲間内にスパイがいるのでは…という犯人探しの展開が描かれていきます。大脱走よりもコメディ寄りですが、シリアスな場面との対比がとても良かったです。
収容所の中でもワイワイ過ごす彼らを見ていると楽しくて、元気が出ました。
キャラも立っていておもしろかったです。特にアニマルとハリーは子供のようで、癒しの存在でした。そしてセフトン。最初はいけ好かない感じですが、格好いい。
ラストも上手い。そうくるか、とスッキリしました。
2019年8月21日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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密室でスパイが誰なのかが不明でめちゃくちゃスリリングだったのだが、あっさりバラされる。しかし、それでもスパイを突き止めるまでがまたスリリングで面白かった。アメリカ人は不自由な収容所にあっても博打を打ったり軽口を叩いたりとどこかご機嫌な暮らしをしていて、根っからの明るさを感じる。素敵な事だ。
2019年8月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
斯くも楽しきかな捕虜収容所。
脱走できるかで賭けたり、女性収容所を覗き見したり。どんな状況となっても人間って逞しい。実際にはなかなかそうはいかないのだろうが、そこをユーモラスに描いているのが秀逸。残虐さで惹きつける現代の戦争映画とは全く違う。
裏切り者は誰?というサスペンス要素もあり、飽きさせません。古い作品ですが、大いに見る価値あり。
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