劇場公開日 1954年2月23日

「コメディというにはシリアス」第十七捕虜収容所 あっきーさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0コメディというにはシリアス

2024年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

さすがビリーワイルダー、コメディタッチの中にいやどうなるんだとヤキモキさせるストーリー展開。ただ真犯人が絶対に見つかる仕掛けを付けられて屋外に押し出されるシーンは、もしあれが自分だったらと思うと背筋が寒くなった。セフトンの受けたリンチの比じゃないもの。それにしても収容所の暮らしを見るとどんな境遇でも知恵のまわる者が富をせしめるとよく分かる。経済学の「原始貿易の始まり」かなんかを見せられてるよう。テーマ曲はガルパンの挿入曲だとばかり思っていた。

あっきー