「画面を見ただけで感動で泣いた作品」ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
画面を見ただけで感動で泣いた作品
この三部作で映画館に行ったのはこの三つ目だけだった。
一つ目が公開された時には なんか途中で終わっちゃう映画らしいという噂だけを耳にした。
そして原作の話を知り、読みたいと思っていた所 知り合いの小学生が
「まずはこれを二冊読んでください」と言って『ホビットのぼうけん 指輪物語』の上下巻を二冊貸してくれた。
児童書が苦手なので借りたまま一年寝かしてしまいそのうち二つ目の映画が公開になった。
いよいよ読もうと思い児童書二冊をやっとの事で読み全部で10巻くらい(多分)の文庫本の箱入りロードオブ ザリングに取りかかった。
もう読みづらくてわかりにくくて、誰が誰やら。何が何やら。塔にも剣にも名前が付いててそれが何かのきっかけで変わったりするし、登場人物も まして人物だけじゃなく魔法使いやらエルフやらゴブリンやらドワーフやらいっぱい出て来て挙句に生きる長さは違うわ親の名前を付けて息子を呼ぶし、大混乱。
そこで
家系図と地図 書きましたよ。
それで確認しながら書き足しつつ読み進め、どっぷりとトールキンの世界にはまり 抜け出せなくなり
そうこうしてるうちに 映画最終章のこの「王の帰還」が公開される事になったのでした。
本の方は『王の帰還』の下巻の半ば。
映画に関しては二作をDVDにて鑑賞し
そのまま映画を見る事にしまして
有楽町へ。
映画の始まりは 指輪物語のワンシーンから。
あの渦巻状のお城が 私の脳内映像とぴったり一致しているのを見た途端にもう涙があとからあとからこぼれて止まらなくなった。
普通、原作の本を読んでそれが映像化された時、自分の脳内のビジュアルと一致する事は意外とない。
ましてこのスケールでは相当のお金を掛けないと叶わないだろうという推測は出来る。
ただお金をかけるだけでは無理で、原作を読み込まなければきっと出来ない。
アカデミー賞で監督がスタッフと手を取り合った姿に強く納得出来る仕上がりだった。
そしてその後 最後まで読み通し、
ああこの場面もあの場面も なかったじゃないかーと嘆く事になる。
のだが
その後発売された豪華化粧判のDVDボックスまで購入、しかし再び見る事はなくただニマニマと眺めては添付の付属品に喜びただ抱えて喜んでいる次第。
> 3つ全部劇場で見た長女夫婦(あの頃はまだ夫婦ではなく)は今は子育て真っ盛りで自宅でディスクも見られない有り様
わっかるなあ。映画って観られる期間と全くそれどころじゃない期間がありますよね。俺は、今は観られる期間で、ホントに幸せです!
コメントありがとうございました。たしかに、レビューとコメントって、喫茶店でしゃべっているみたいで楽しい時間です!
「ホビットの冒険」はフロド・パギンスの話、つまり「ロード・オブザ・リング」の前日譚ですね。
ホビット という三部作をやってるんですね。
これは一体どういう位置付けなんでしょう?劇場公開はなかった気がしたんですが、忙しさにかまけてるうち(そして今度はファンタビにハマってるうちに)置いてけぼりになっているのです。
コメント頂いたのをきっかけに懐かしいホビット庄にまた行きたくなりました!
この公開、いったいいつだったのかと思い調べたら2003年 え!間も無く20年!?!?ウソ?マジか?
と気が遠くなり倒れそうになりました。
そんなに前だったなんて。
今とは生活習慣が全然違う時期だったなあという記憶はあったし一緒に行った長女はまだ嫁行ってなかった気がするし。そりゃそうかと思うものの、この映画の鮮烈さはその時間を軽々と超えて鮮やかに脳裏に蘇ります。
最近Amazonプライムで指輪やってるので見たいと思いつつ、そ
すごいな、asica さんの指輪物語人生。楽しんじゃいました。
> 10巻くらい(多分)の文庫本の箱入りロードオブ ザリングに取りかかった。もう読みづらくてわかりにくくて…
冒頭の何十頁にも渡って続く「ホビット庄」の章も、けっこう厚い壁ですよね。淡々と続くホビット庄の紹介…しかし読み終わっている今となってはよき思い出だし、あの淡々さがあってこその冒険活劇なのかな、とすら思えます。