素晴らしき哉、人生!のレビュー・感想・評価
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不運でも信念を貫くこと
主人公は聖人君子ではない。
ただ、信念は曲げずに貫いた人だ。
自分の道を進もうとすると、不可抗力で望まない道を歩まざるをえなくなる。
後半、窮地に立たされた彼は、意外や子供たちに当たり散らし自暴自棄となる。
かなり極端だ。
しかし、彼がいなかったら多くの人が不幸になっていたのは分かるが、妻が結婚できず惨めになっている理由は解らないな。
2級天使をジイサンにしたのは、なぜだろう?
素晴らしかった
完璧人間のジョージは本当に非のうちどころのない素晴らしい人物で、そこが鼻につくくらいですらあった。しかしそんな彼がおじの失態で狼狽え、周りに当たり散らす様子がとても人間臭くて、普段は本当によそ行きの顔を始終していたのだと分かった。お話もそこからのドライブ感がすごくて、とても面白く、感動して気持ちのいい涙が出た。クリスマスに見れれが一番よかったけど、お正月に見るのにも大変ふさわしい。素晴らしい映画だった。
しかし、ジョージが身を律して周囲に優しく接していたからあの結末であり、もしキャリア20年の引きニートだったらどうなっていただろう。悪役のポッター氏が不在の世の中ならもしかしたらもっといい街になっていたかもしれない。そんな残酷な可能性も考えさせられた。
奥さんのメアリーも素晴らしい人柄の女性で、そんな彼女が図書館勤めの高齢処女みたいになっていたのもリアルでよかった。
人類の誇るべき映画遺産。
2016年、どうしても本作で始めたかった映画初めの一本。 事あるごとに引っ張り出し、VHSのころからそれはもう何度となく号泣したこの名作を銀幕で観られた喜び。 70年前に作られ、今も全く色あせない不変の「映画の教科書」。 当然技術的な古臭さは所々あるけれど。 そんなものを軽く吹き飛ばす映画の引力が凄まじい。 演出と、そして「物語り」(脚本とその運び)が如何に大切かを、何度観ても思い知らされる。 今回は企画上映のリバイバル、初見の方も多々いたかと思う。 その上で映画を語る際に、ぜひ心に物差しの基準点としておいて置いていただきたい人類の映画遺産的作品。
幸福とは
笑えるという意味でも、興味深いという意味でもおもしろい作品だった。 金ではなく助け合いこそが豊かさをつくり、海外で挑戦をするより地元とや家族との繋がりを大切にすることが幸せである、というストーリーであり、資本主義社会や商業主義を批判する作品のように思えた。 リッチマンのポッターは嫌なやつではあるが、悪いやつではないように感じた。彼個人が悪いやつなのではなく、人々の生活より利益を追求する彼のような人をつくりだした社会を批判していたように思う。 大恐慌や世界大戦の時期が舞台になっていて、この時期のシステムを批判した作品が1946年に公開され、どう当時の人に受け入れられたのか、興味深いと感じた。
古き良き時代の典型的なアメリカ映画の代表作の一つ
人生を肯定的に考える、いい台詞の沢山詰まった素晴らしい映画でした。主人公が自殺未遂するほどまでに追いつめられる展開のストーリーですが、古き良き時代のアメリカ映画の典型的な軽さとコミカルの中にキリスト教的友愛精神を自然体でアピールするような映画でした。主人公(ジェームス・スチュアート)のどん欲な敵役に脚本で天罰が与えられるようだったら、本映画の評価は5点満点にしたと思います。
素晴らしい人生とは?
名作と名高いこの作品を、初めて鑑賞。 映像はとても古いけど、この映画が伝えたいメッセージは色あせることはないのだろう。 観終わったとき、とても清々しい気持ちになった。 時にはつまらなく、悲観的に思うこともある自分の人生、、、 しかし本作の主人公のように思いやりを忘れずにいれば、 実は周りに与えている良い影響は少なくない。 そんな人生はとても素晴らしい。 人生は、どれだけ人に与えることができたか、 自分を想い慕ってくれる人が周りにどれだけいるか、そんな当たり前だけれど大切なことで、素晴らしいかどうかが決まるのかな。 最後の大団円。 自分の人生も最後はあんな風に終えれたらな、と強く思った。
心温まる作品だった
クリスマスにみたい映画と紹介されていて、みた。男として夢を追い、思い通りに行かないことや、いろんな試練が訪れるが、周りの温かい支えで乗り越えていく。お金がなければ生きてはいけないが、愛があってこそのお金の価値は生まれるのだと思う。
いつも手元に置いておきたい作品!
何から書けば良いのでしょう。 本当に心温まる作品でした。「生きるってこんなに素晴らしいことなのか!」 今、この瞬間にも僕の中の何か(たぶん人生)が変わっている気がします。 映画って本当にスゴイです!人生を変えてしまうほどの力をもっています。名作は色褪せません。 この映画に出会えて良かった。ずっと手元に置いておきたい1本です。
ザッツ家族愛
アメリカの方々がクリスマスには決まって観るというこの作品ですが、とても幸せな気持ちにさせてくれました。脚本が素晴らしいっていうのかな、こういうのは。演出は、まぁね、っていう感じでしたかね? 家族や友達に囲まれている幸せをこんなにも素朴に描き、それを大事にし続けているところが、なんだかアメリカの強さを表しているような気がしますね。ただ、こういうストーリーを維持できなくなっているっていうところもまた、今の映画を考える上では、やっぱり重要なんですかね? って色々と考えたくもなりますが、でもまぁ、家族で一緒にこれを観るという時間は、やっぱり素敵な時間だなと思いました。
人生は素晴らしい。
この映画は、人生のすばらしさや、人の心のあたたかさを感じさせてくれる素晴らしい作品です。これは、クリスマスにぴったりの作品だと私は、思います。この作品は、どんな人でも心が、温まる作品です。こんな人に勧めたくなるような作品をみたのは、始めてでした。
心がポカポカする…。
白黒に字幕このタッグは眠たくなるパターン?!と思っていたのですが…とても素敵な作品でした。
最大の単純の中に最大の芸術あり。
前半は少し退屈な感じはあったものの…
ラストは人の温もり…絆…ってのを見たような。
良い行いをしていれば報われるのかな〜なんて教えを受けた感じ(笑)
ベルの音は天使が翼を授かった証ってシーン?話?は神秘的で…更に…また感動。
本当に残念な所が1つ、お金とったジィチャンに何も天罰が…裁きがなかった事…。くぅ…無念!!
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