素晴らしき哉、人生!のレビュー・感想・評価
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人間として生きる
もし「これはフィクションであって、現実はそんなに甘くない!」などとほざくひとがいたとして、彼は論外の極致であり、もはや生きる価値すらないと言えませう。
また「これは素晴らしいストーリーだ。本当に感動した」と言うひともズレている。
本質はそんなところにはありますまい。
むしろそんな境界はどうでもよい。
この作品を見ることによって、私たちが感ずるのは只のひとつしかない。「人生の素晴らしさ」であります。
むしろそれ以外に何を述べる必要がありませうか。いいや、全くありますまい。
とにかく人間なのだ。人間として生きることは素晴らしいと心の底から感じるのだ。他の生物など関係ない。人間はこんなにも素晴らしい。
不運でも信念を貫くこと
主人公は聖人君子ではない。
ただ、信念は曲げずに貫いた人だ。
自分の道を進もうとすると、不可抗力で望まない道を歩まざるをえなくなる。
後半、窮地に立たされた彼は、意外や子供たちに当たり散らし自暴自棄となる。
かなり極端だ。
しかし、彼がいなかったら多くの人が不幸になっていたのは分かるが、妻が結婚できず惨めになっている理由は解らないな。
2級天使をジイサンにしたのは、なぜだろう?
素晴らしかった
完璧人間のジョージは本当に非のうちどころのない素晴らしい人物で、そこが鼻につくくらいですらあった。しかしそんな彼がおじの失態で狼狽え、周りに当たり散らす様子がとても人間臭くて、普段は本当によそ行きの顔を始終していたのだと分かった。お話もそこからのドライブ感がすごくて、とても面白く、感動して気持ちのいい涙が出た。クリスマスに見れれが一番よかったけど、お正月に見るのにも大変ふさわしい。素晴らしい映画だった。
しかし、ジョージが身を律して周囲に優しく接していたからあの結末であり、もしキャリア20年の引きニートだったらどうなっていただろう。悪役のポッター氏が不在の世の中ならもしかしたらもっといい街になっていたかもしれない。そんな残酷な可能性も考えさせられた。
奥さんのメアリーも素晴らしい人柄の女性で、そんな彼女が図書館勤めの高齢処女みたいになっていたのもリアルでよかった。
人類の誇るべき映画遺産。
2016年、どうしても本作で始めたかった映画初めの一本。
事あるごとに引っ張り出し、VHSのころからそれはもう何度となく号泣したこの名作を銀幕で観られた喜び。
70年前に作られ、今も全く色あせない不変の「映画の教科書」。
当然技術的な古臭さは所々あるけれど。
そんなものを軽く吹き飛ばす映画の引力が凄まじい。
演出と、そして「物語り」(脚本とその運び)が如何に大切かを、何度観ても思い知らされる。
今回は企画上映のリバイバル、初見の方も多々いたかと思う。
その上で映画を語る際に、ぜひ心に物差しの基準点としておいて置いていただきたい人類の映画遺産的作品。
幸福とは
古き良き時代の典型的なアメリカ映画の代表作の一つ
素晴らしい人生とは?
心温まる作品だった
いつも手元に置いておきたい作品!
ザッツ家族愛
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