素晴らしき哉、人生!のレビュー・感想・評価
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意外とつまらなかった
アメリカではクリスマスイブのテレビ放映の常連だそうです。
今回テレ玉が放送してくれたので観ました。
それほどおもしろくはなかったが、Xを検索すると「感動した!」「泣いた!」の書き込み多し。私はニブイのか?
Very 定番
クリスマス定番です。
AFI感動100の一位ですが、それほどの圧倒的な感動というより、ホッとするような内容です。キャプラ先生お得意の軽妙な語り口にスチュワート先輩の誠実な人柄が傑作を生みました。
I wanna live again
毎年クリスマス前には観ることと決めている。若かりし日の初見時は、明るいハッピーエンドが印象に残ったが、それだけ。中盤の描写が少し冗長に思えたのもあるが、それ以上に、後半の深い絶望や資本に絡め取られた世界の闇の濃さを理解できなかったからであろう。三度目くらいからこの映画全体に通底する愛情の深さに触れることができ感動を覚えるようになった。今では冒頭の祈りのシーンから涙無しに見れない。
それまでも名作を数多く生み出してきたフランク・キャプラ渾身の深い人間愛とその信頼が作品を通して一貫している。誠実で善良な主人公ハリー・ベイリー(ジェームズ・スチュアート)の「もう一度生きたいんだ(I wanna live again)」は、映画屈指の名台詞であるどころか、凡ゆる、挫折に苦しみ絶望を歩んでいる人々の心に響き渡る、最高の言葉でる。そして家族と友こそは最大の財産である。身近な人々皆を大切にして生きていきたい、この映画を観た全ての人間にそう思ってもらいたいと思うような、古き良きハリウッド映画最高峰の作品である。
映画で泣いた。
図書館で観た。人目とか、カンケーなく、泣いた。生きることに、希望を与えてくれる映画。
何度でも見返したい。この映画に出会えて、良かった。
あと、観た後、意味もなく、ヒーホーって、したくなる、そんな映画です。
フランク・キャプラ監督の魔法‼️
「生まれてこなければよかった」と絶望する男に、見習い天使が彼の存在しなかった別の世界を見せてゆくことで、過酷な人生を生きることの大切さを訴えていく名作‼️ "どんな人間でも、たくさんの人生に影響与え、自分の何気ない行動が、誰かの未来を変えている・・・" なんて素敵なメッセージなんでしょう‼️キャプラ監督の理想的なアメリカンドリームがビシッと決まった作品ですね‼️爆発的な喜びのテンションを全身で表現するジェームズ・スチュアートの名演技も素晴らしいと思います‼️この作品を観てからは街中でチリンチリンという鈴や鐘の音を聞くと、どこかで天使が翼を手に入れたんだろうなぁと・・・
こういうエンドも、いいね
終盤勢いよく伏線を回収していくのが気持ちいい。
あとは、天使がとぼけたおじさんなのも面白い。笑
ゆっくりと少年時代から紐解いていく時間はちょっと退屈なときもあったけど、ヒューマンドラマとして丁寧だったと思う。
絶望の淵にいるときは、それが人生の全てだくらいに思ってしまうけど、今の時間は人生のほんの一部に過ぎないんだなぁと。
自分の行いが巡り巡って自分に返ってくる、その末のあり得ないくらいのハッピーエンド!
「そうはならんやろ」と思ってしまうくらいのハッピーすぎるエンドだけど、これはこれで、いいね。
さて、終焉を迎えつつある資本主義の次の姿は?勿論、新しい経済理論が必要
主人公が行っていた金融業は、現代の『サブプライムローン』だ。
1930年代の話なので、金融恐慌の真っ只中。
この主人公が生き残れる訳が無い。
さて、最後は正に『クラウドファンディング』。
つまり、この映画の描くところは資本主義の矛盾に翻弄される人生を意味しているのかもしれない。
共感できるのだが、不確かな上に、この家族が『共和党支持者』だと、壁にかけられた『リンカーンの肖像画』から理解できる。
つまり、共和党支持者の資本主義に於ける『経済的バブル』の対処方法と言った所。
この映画は75年前の映画。現代の姿をズバリ言い当てていると感じた。つまり、大団円はあり得ない寓話であるからだ。
さて、終焉を迎えつつある資本主義の次の姿は?勿論、既存の経済理論では無いと思う。
戦後、ジミー・スチュワートの初の映画に疑問?
クリスマスに観た。
この「素晴らしきかな人生」と「ホワイト・クリスマス」はハリウッド・クラシックの中で人気があるクリスマス映画かもしれない。この監督の映画はこの映画を含めて数本観ているが、どれもレビューを書いたことがない。もう一度、観て書いてみる。
或る夜の出来事 It Happened One Night (1934)
オペラハット Mr. Deeds Goes to Town (1936)
失はれた地平線 Lost Horizon (1937)
我が家の楽園 You Can't Take It with You (1938)
スミス都へ行く Mr. Smith Goes to Washington (1939)
私はこの「素晴らしきかな人生」を何度か観ているのであらすじ的なコメントは控える。他の方のコメントの方がマトを得ているし、ずうっといい。私の興味を持ったのは主演ジミー・スチュワートである。彼は戦前戦後とも有名な米国俳優でクラーク・ゲーブル。カーク・ダグラスなどと並んで人気を博した。
1940 年の制作の「桃色の店」をみた後、1946年の「素晴らしきかな人生」を観た。両方とも主役はジミー・スチュワートである。この6年の間は、第2次世界大戦がある。彼は軍のパイロットでもあるからこの間、戦争に参加していると思う。1940年に3本映画をとって、その後、戦争でパイロットそして、「素晴らしきかな人生」を撮影しているようだ。もっとジミーについて読んでみないとわからないが、プリンストンを卒業した優秀な戦闘機のパイロットだということは知っている。
私の疑問はなぜ、ジミーの表情が全く別人のようになったのかということだ。彼の初期の表情や「桃色の店」の映画では彼の目つきはちょっとライアン・ゴスリングのような優しい目をしている。しかし、「素晴らしきかな人生」では、大声を張り上げるシーンばかりではなく妻や子供や人に対して、微笑みかける笑いがとても険しくなっている。これに私は驚いてしまった。6年おいて撮影した同じ主演の映画をみているから、こう感じたのかもしれない。戦中爆弾を落としたり、狙撃して人を殺したり、町を破壊したり、連合・枢軸国の悲惨さを経験しているんだから、俳優に戻っても、心の傷は簡単に癒せないだろう。
後で、もっと調べて付け足したい。
タイトル通り!だと気付けば幸せに!!
前半、難しくてよく分からなかったが、
自殺しようとした時に溺れている人(天使)を
助けてから、自分のいない世界を見せられて、
こんな自分でも誰かの役に立っていることに、
生きているだけで幸せなんだ〜と気付く。
マイナスの事象が起こった時にどう捉えるか。
最後は幸せそうな笑顔があふれていて年末に
鑑賞するのにピッタリ。
ベルが鳴ったら、天使が何処かで使命を果たして、
羽をもらえたのね!
2012年10月第三回午前十時の映画祭にて
どれほど時が立ち、技術が進歩して新しいものができようとも、人の心に残り続けるべきものは残るのだというお手本。
いい人には幸せになってほしいし、努力や苦労は報われてほしいし、そんな風に思える人間でありたい。
素晴らしかった。
味わい深い大人の癒しメルヘン
切羽詰まってお先真っ暗、
ビルの屋上から飛び降りよう、
なんて気持ちになったら、
やりきれない、やってられない、
そんな気持ちになったら、
もう居直ってこの映画を観よう。
やさしく、なんとかなるさ、
周りが暖かく最後の最後は助けてくれる
クリスマスには何もかも救われ、家族、
昔からの友人知人に囲まれハッピーエ
ンドという映画。
所詮、映画は夢の世界、辛い時、辛い映画を観るよりも建設的。幸せが伝染して
幸せになれるかも知れない。
今日も守護天使が見守ってくれている。
まず、娘に「白黒映画観てるなんて映画オタクじゃん」
と言われました。嬉しかった。
世界を冒険したいジョージだけど、
タイミング悪く、行けそうな状況になると町に留まる
理由が出来てしまう。
そして、やがて会社を持ち家族を持ち。
地元から動けなくなる。
この状況は現代の僕らも一緒だと思う。
若い頃に描いた夢は、いつか夢のままになり
こんなはずじゃなかったのに…
と思いながら生活を送っているなんて事はよくある事。
ジョージも仲間や街の人のため愛する妻のために
働くのだけど、
終盤一つのミスで、こんなはずじゃなかった。と
心の中で燻っていたものが出て来て、
自分の人生を終わらせてしまおうと思う。
ここからが素晴らしかった。
一つの失敗で人生どん底だと思っても、
貴方の人生は素晴らしい。
たった一人の人生だけど、
大勢の人生に関わってる事を分からせてくれる。
しかも、それを分からせてくれる、
ジョージのいなかった世界の話は20分あるかないか
じゃないだろうか?
今までの人生が伏線になっているからと言うのも
あるけど、見事でした。
そこからはもうジョージの生き生きした顔を
観てるだけで気持ちが良かったです。
いつの時代にもこう言う映画が
心の支えになってたと言う事がなんだか嬉しい。
元気がなくなったらまた観ようと思います。
リメイクもしてほしいなぁ。
最高のクリスマス映画になりそうだけど。
天網恢々租にして漏らさずな映画。
内容は、主人公ジョージ・ベイリーのクリスマスイブに起こる奇跡の話。舞台は第二次世界大戦後のアメリカ。自分の幸せより他人の幸せを祈り行動するジョージに起こる出来事。 印象的な言葉は『金に取り憑かれて魂まで吸われている』超大国となったアメリカの痛烈な資本主義批判は伝えたかったメッセージの一つの様な気がしました。 『お父さんは立派な人だよ』は父との最後の会話で鏡映しに自分に降りかかる魂が救われた一言でとても感慨深い。 『生まれてきて後悔している』誰しもが本当に上手くいかない時、考えが浅い為に思った事があるかもしれない身近に感じる言葉でした。 好きな状況は、自分が居ない世界線を表現したメタバース的な似た様な別の世界です。主人公の家で絶望的な状況の中クリスマスツリーを飾る時にベツレヘムの星を手にしてる辺り『星に願いを』って感じが上手かった。 ホワイトクリスマスはアメリカにとっても特別でカラーで見れれば白と赤が映えるだろうな。当時はマイホームも夢の代名詞。夢を応援する仕事に従事し皆んなの幸せの為に行動して来た主人公が最後には皆んなに夢や幸せを応援してもらう立場になるなんて観ていてこっち迄嬉しくなりました。最後の問題解決部分は分かっていても感動を呼ぶ素晴らしい作品でした。
タイトル通り、まさに、素晴らしかな、人生!
いやあ、50半ばの男ですが、泣いてしまった。
人生は逃げてはいけない、立ち向かわねければいけない。
あなたの存在が、誰かの幸せにつながっている。
ラストシーンがいいね。皆が満面の笑顔でお金をバンバンジョージに寄付する。
金なんかより大切なものがある、と痛切に感じさせる。
それこそが、生きるエネルギーになるのだ。
最後の最後、大きな鐘が鳴る。
劇中、二級天使が翼をもらえる合図が、ベルが鳴ることだった。
あの大きな鐘が、ガンガン鳴るところに、人々への応援歌に感じた。
娘にも観せよう。
一言「人生楽ありゃ、苦もあるさ〜」
ぶっちゃけいうと、2時間10分程の尺で。
前半1時間ちょっとは「主人公・ジョージの浮き沈み人生、全部見せます」。
なので、上がったり下がったり大変だけど。さほど言うほどではなあ・・・。
と思った自分に喝!。
冒頭に神様と天使の会話が入ってて。
やっと終盤、その「羽がまだない、2級守護天使」が、ジョージの前に登場。
ここからが面白かった。
ここまでの「全部見せます」が、ひっくり返っていく場面。
「一人の人生は、大勢の人生に影響を与える」。
それであんなにクドイ(失礼)シーンが多かったのね・・・。
人を見送るばかりで、ずっと地元にとどまった主人公。
なんだかちょっと、自分にも重なったりして。
クリスマスじゃなくてもいい、ちょっと落ち込んだ時に。
元気になれる作品でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「乾杯!この町で最も、豊かな人に」
長い前振りから最後40分で感動!
SF的始まり方で主人公の人生を幼少期から振り返っていきます。
白黒映画の時代でこんな斬新な始まり方はなかなかありませんよね。なんとなくアナログっぽさを感じるところもちょっと笑えるシーンです笑
開始から90分くらいはただ主人公の人生振り返るだけなので、感情が揺さぶられたり素敵な場面はたくさんありますが、特に劇的なアクション・サスペンスなどはありません。
ですが!最後の40分!!ここから駆け足でお話が進みます!!プーさんみたいなおじさん天使が出てきてからが面白いので!!!長い間映画を見られない人が開始1時間とかで観るのを諦めてしまうとめちゃくちゃ勿体無いので、、頑張って耐えてほしいです。
他のレビューを読んでも、
後の映画作品に影響を与えたとされる作品みたいですね。
私が思いつくものでも「バック・トゥ・ザ・フューチャー」とか、主人公の人生を振り返りつつ応援したくなるところは「フォレスト・ガンプ」にも通じてるのかなと思いました。実際の話は何にも知らないんですが笑
なんとなく繋がりを感じられるのも面白いですよね。
白黒でも気にならないぐらい時代背景や世界観に没入できるので、是非周りの人にもおすすめしたい作品でした!
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