SAYURI

劇場公開日:

解説

スティーブン・スピルバーグ製作、「シカゴ」でアカデミー賞6部門を制覇したロブ・マーシャル監督による、アーサー・ゴールデンのベストセラー小説「さゆり」の映画化。昭和初期、貧しさから置屋に売られた幼い少女・千代は、先輩の芸者にイジメられる毎日の中、“会長さん”と呼ばれる男にやさしい言葉をかけられ、彼と再会するために一流の芸者になることを決意する。人気女優チャン・ツィイー、コン・リー、ミシェル・ヨーらが華を競う。

2005年製作/146分/アメリカ
原題または英題:Memoirs of a Geisha
配給:ブエナビスタ、松竹
劇場公開日:2005年12月10日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第78回 アカデミー賞(2006年)

受賞

撮影賞 ディオン・ビーブ
衣装デザイン賞 コリーン・アトウッド
美術賞  

ノミネート

作曲賞 ジョン・ウィリアムズ
音響編集賞  
音響録音賞  

第63回 ゴールデングローブ賞(2006年)

受賞

最優秀作曲賞 ジョン・ウィリアムズ

ノミネート

最優秀主演女優賞(ドラマ) チャン・ツィイー
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

映画レビュー

5.0おー

2024年5月14日
iPhoneアプリから投稿

あー 懐かしいなあ…

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ミスター

4.5芸術を感じる作品

2024年5月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

吹替版で視聴。 日本の俳優は本人が吹替を担当している。 日本の戦前と前後に生きた女性の物語。 現代の価値観との違いを楽しめる。 登場人物それぞれ着こなし方に個性を出し、日本が舞台であるが「都」という架空の町の物語という形をとっている。 BGMがとても良かった。 修行のモンタージュも良かった。 "花魁"に扮する主人公さゆり(チャン・ツィイー)による劇中劇のシーンがあり驚いた。 相撲のシーンで、青森県出身の舞の海が出演している。 戦後の日本の描写も米兵が沢山いて良かった。 母親役の桃井かおりさんは経営者らしい貫禄が出ていたし、役所広司さんの感情的な人物も良かった。 渡辺謙さんは格好良かったし、工藤夕貴さんも出演していて嬉しい。 水の映像が多々あり、それがとても美しいのだが流れに身を任せる人生を感じた。 感動的なストーリー。

コメントする 3件)
共感した! 4件)
Don-chan

2.0納得したいのにできない

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

寝られる

まず、どうして日本にしてしまったのだろう? 舞台を仮想の日本的世界とするなら全然問題ない。 それをあえて日本の芸者としたから どうにも見ていて気になって仕方なかった。 時代や場所を限定するなら ちゃんと考証するのが当たり前じゃないかしら。 中国とか日本などのアジアいっしょくたにしちゃったねえ。 そんなのは他のハリウッド作品でもあるから 別に珍しい事じゃない。 他の作品はむしろ突っ込みつつ楽しめる。 しかしこの作品はなんだか腹がたってしまった。 それはやはり、日本人女優を起用しないのは英語を話せる踊れる女優がいないから、 などと 製作側がコメントしたせいだ。 そんなこと言っておいて出来上がったのがこれかよ…。 妙な日本語はオッケーなんだ? チャン・ツイィーの魅力を超える日本人女優は確かにそうそういないとは思う。 別にほかに中国人女優さんたちを起用したって 「われわれが求めてる役のイメージに沿っているから」でいいじゃん。 斬新な日本どころか日本ちゃうよ。 京都で撮影しておきながら 少しも関係者に取材しようとか思わなかったのか? 一冊でも原作以外に芸者や日本の歴史とかの本も見なかったのか? 「ほうら、エキゾチックジャパンでしょ?取り上げてあげたし。 自分ら他の文化もちゃんと理解あるでしょ?」ってろくに調べもしないで 傲慢にも言ってる感じて腹が立つ! 海外作品で日本を扱った他の作品でも感心するくらいの 「ラストサムライ」やら「太陽」やらあるよ! この映画には誠意を感じない。 そうはいってもプロデュースや監督レベルの話。 映像は色や切り取り方もきれいで、撮影や照明もいい仕事してる。 俳優さんたちもごっついがんばってると思う! 風俗云々は抜きにして実際女優さんがたは 慣れない着物でも日本語でも 誠意をもって仕事してくれてる。 音楽だっていい曲だよ。 だからこそそれを台無しにしてる トップの姿勢がもったいないやらむかつくやら。 細かいことを気にせずあらすじだけ見て納得すればいいと思いながら どうしてもできない。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
こまめぞう

4.0サユリスト

2022年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 日本文化や日本人の心、はなまちのしきたりなど、「ハリウッドが描いた日本なんて虚構の世界だ」と批判する日本人も多いのだろう。多分、監督もスタッフも出演者も皆十分に納得していたのでしょう。しかし、映画を観る日本の一般庶民にとっては、芸者の世界なんて夢のような世界。多少嘘があろうとも、おかまいなしなのです。所詮、ファンタジーの世界なのですから・・・  とりあえず予習のつもりでロブ・マーシャル監督の『シカゴ』を観直してから臨みました。もしかしたら共通点が見つかるんじゃないかと思ったのですが、同じ年代という時代設定の他にはカメラのフラッシュくらいだったでしょうか、音も映像もかなり似てましたよ(当たり前ですが)。また、主人公役(『シカゴ』ではゼルウィガー)の内面を表現するための陰と陽。コン・リーの存在も絡んできて、重厚さを増していたように思います。  この映画にはいくつものサプライズがありましたけど、まずは冒頭から日本語でのスタートです。「字幕版を選んだはずなのに・・・」といきなりのサプライズでした。そして相撲シーン。役所広司の言う「叩き込みが得意」だという小兵の登場です。舞の海を思い出しますが、やはり「八双飛び」や「猫だまし」といった独特の小技を紹介してもらいたかったような気もします。また、インタビュー番組にて工藤夕貴が「意地悪な役だから」と言ってたと思うのですが、全く意地悪じゃないんですよね。これもひとつのサプライズに繋がりました。  アジアは一つ、国際的な見方をしなければいけないと思いながらも、第二次大戦のシーンになってみると、「中国人女優たちはどういう思いで日本人を演じていたか」と考えてしまいました。それはおいといて、アジア人同士は仲良くしなければならないのでしょう。まぁ、何にせよチャン・ツィイーはアジアン・ビューティ、アジエンスなのですから・・・とにかく美しい。  蛇足:コン・リーはGong Li と表記することを初めて知りました。ゴンちゃんだったのね。 【2005年12月映画館にて】

コメントする 1件)
共感した! 5件)
kossy