歓楽通り
劇場公開日:2003年3月1日
解説
「髪結いの亭主」「橋の上の娘」のパトリス・ルコント監督の新作。舞台は、45年のパリ最後の娼館。この館で娼婦の息子として生まれ、娼婦たちの身の回りの世話だけをして生きてきた中年男プチ=ルイ。彼は歌手を夢見る若い娼婦マリオンと出会う。マリオン役は、イブ・サンローランの最期のミューズとして知られる、トップモデル出身のレティシア・カスタ。モーリス・シャバリエ、ミスタンゲットなどのシャンソンが全編を彩る。
2002年製作/91分/フランス
原題:Rue des plaisirs
配給:松竹、メディア・スーツ、シネマパリジャン
スタッフ・キャスト
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2019年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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奇妙な男女関係。運命の男だと思われたディミートリーとマリオン、そしてプチ・ルイ。幸せにするためのリストにあった、舞台デビューも果たし、目的は達成するかに思えたが、ディミートリィが疫病神のように追われる者だった。プチ・ルイの献身的な愛も及ばず、幸せには成りきれなかったが、愛されたという幸せだけはマリオン本人にも回りの娼婦たちにも伝わった。マリオンに先立たれてしまったことは、心で繋がることを望んだプチ・ルイにとってはショックだったろうなぁ・・・生きる目標を失ったような目をしていた・・・
実験的な映像を時折織り交ぜ、独特の雰囲気を醸しだしていた。ちょっと失敗だと思ったのが、語り手となったプチ・ルイの暗い表情としゃべり方。マリオンは先に死んでしまったということがこれで想像できてしまうことだ。
2014年10月25日
iPhoneアプリから投稿
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ルコントが描く女性像、男性像はどの作品を鑑賞しても、やっぱりどこか一貫性がありますね。自立した女と変態的な男。
プチ・ルイは、愛するマリオンの為にマリオンが愛する男を見つけます。しかし、最期にマリオンが目にした男は、プチ・ルイでした。
セックスするとか、恋人になるとか、そんなんではない倒錯的な男の目線が分かります。