ジョー

劇場公開日:

解説

広告代理店の重役コンプトンはドラッグ中毒の娘メリッサが店を破壊したあげくに入院したことを知らされ、怒りのあまり、彼女と同棲していたドラッグの売人を殺してしまう。その後、コンプトンは冷静さを取り戻すべく入ったバーで労働者風の中年男ジョーと知り合う。戦争経験のあるジョーは若者に対する憤りを露わにし、コンプトンと意気投合。その上、彼の殺人に気づいてしまう。そんなジョーとコンプトンの奇妙な友情が始まるが……。世代の相違が生む断絶を描いたシリアスドラマ。

1970年製作/107分/アメリカ
原題または英題:Joe
劇場公開日:1971年10月

スタッフ・キャスト

監督
製作
デビッド・ギル
製作総指揮
クリストファー・C・デューイ
脚本
ノーマン・ウェクスラー
撮影
ジョン・G・アビルドセン
編集
ジョージ・T・ノリス
音楽
ボビー・スコット
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受賞歴

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映画レビュー

3.5若者の文化に触れよう

2023年1月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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スーザン・サランドンをフィーチャーしたオープニング映像から物語序盤での脱ぎっぷりなど若き彼女の可愛さが際立ち、アル・パチーノ主演『哀しみの街かど』のような方向性かと思いきやオッサン二人がカウンターカルチャーにどっぷりとハマってしまう姿が可愛らしくも鬼畜の所業が如く、カオスな展開でのバッドエンドが衝撃的ながらの呆気なさ。

アメリカン・ニューシネマの隠れた名作は言い過ぎか、ジョン・G・アヴィルドセンが『ロッキー』よりも前に傑作を撮っていた、色々なジャンルが詰め込まれているようで話の展開が読めない感じも後年の作品である『ソルジャー・ボーイ』と『ハードコアの夜』が想起させられたり。

世代間の違いを争点に古いアメリカを象徴するような単にレイシスト、偉そうで横柄な態度のジョーが覚醒する狂気性がトラブルメーカーでしかない為体、感化される成れの果て、オッサン同士のバディ物とも取れる?

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万年 東一