ピアニストのレビュー・感想・評価
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気持ちの悪い映画。決して食事の前後で見ないようにしましょう。
要するにポルノな訳だから、国民的な女優さんなら、ハードコ○で体当たりしなければ、ちょこっと裸を見せたくらいで、なんの評価なのかも理解出来ない。
この女優さんの韓国映画を観た記憶があるが、セリフも棒読みで、感情のあらわし方も抑揚がなく、笑わない。そして、申し訳ないが、決して綺麗ではない。
内容は寸止めで怒り狂うバカ男と、高学歴だが自虐的変態女の話。
『東○電○OL○○○○』を思い出した。
他人の性癖(性合)をとやかく言うのがおかしいのは理解できる。LGBTが叫ばれる時代なのだから当然である。しかし、性癖(性合)を他人に対して押し付けては駄目だ。また、例えば、獣○、近○○姦、ペド○○○イ、サ○マゾ○ズム等は倒錯的な性衝動で、男女対等と言う上での愛情表現と言えない。だから、社会的に絶対に容認しては駄目だ。勿論、個人的に妄想を抱く事は全く問題ないのだが。また、のぞき、痴○、流言、露○狂、○姦が犯罪なのは言うまでもない。勿論、慰○婦や売○買春等の行為が認められる社会は、文化程度が低い証拠だと今は思われているはずだ。
さて、○(丸)だらけになってしまったが、○(丸)を全部埋める事も出来るが!そうするとこのレビューは自動で消されてしまう。そんな映画にカンヌなんて、薄気味悪いと思うが。
フランス人って変態なのか!監督ってドイツ人か?白人って変態なのか?
追記
こう言った行為を一種の『オタク』として見て『アニメオタク』とか『アリスコンプレックス』と同一と見てもらいたくない。
自分をさらけだすという行為
男女間において、自分をさらけだして、相手のジャッジを待つというのが、恋愛の王道だとおもえるのだが、相手によっては思いもよらない、結果になったりもする。
主人公のエリカは中年のこの歳まで、自分の欲望を抑えに抑えて生きてきた。
そして今自分の目の前に、自分を愛していると訴える一人の男が現れることによって、エリカは今まで押さえ込んできた感情を爆発させてしまう。
それが悲劇と映るか、喜劇と映るか。感情のかけらもなく、ただ冷徹な女として生活しているエリカだが、本当はとても純粋で可愛い女なのだ。
一方のお相手のワルターはどうなのだろうか(男の気持ちはよくわからない)確かに彼は彼なりに傷ついたのだと思う、「愛に傷ついても死にはしない」と自ら言っているのだから。それでも、とても誉められたものでない、自身の秘密を暴露したぶん、エリカのほうが彼に対する思いは深刻をましているのだ。
刺激的であっても、なんの喜びを味わう事もない出会い、プライドもクソもない生身の男女の壮絶なバトル。
その迫力には脱帽するしかない。
最後のシーンでエリカが自分の左胸を刺すのは、自分自身への戒めのように私には感じたのだけれど、はたしてそれで正解なのだろうか…。
とてもおくが深いとだけは理解できる。
無音のエンドロールが
主演女優がすばらしい。40歳手前の女性と年若い男性の性愛を描く。主人公の女性は厳格な母親にもとに育ちいまだに母親と二人暮らし。抑圧された性愛がねじ込められた様を描く。最後は自分を傷つけて、去っていった建物の通りを引き構図の長回しで撮影。そのまま無音の黒いエンドロールが入るのはわたし好み。
気持ち悪いけど興味深い最後の表情は見たことない。
おそらく父親が抜けた跡であろうベッドに並んで横になるユペール。シューベルトの才能がある教え子の話をするが、シューベルトはお前のものだ。誰にも負けちゃいけないよ。と諭される。幼い頃からこう言われてきたのだろう。
シューベルトの晩年 自らの狂気を悟り、最期の一瞬正気にしがみつく。(エンドと同じだ)それこそ完全な狂気に至る直前の、自己喪失を意味する。
[夢を見て はかない この世を渡る
朝になれば消える
それでも
欲にかられ(頑固な中流階級)
手を差し伸べても
つかめるものは…]
[吠え続けろ 番犬どもめ
眠らせずに追い立てろ
私は とうに夢を捨てた
夢見る人に用はない
私は とうに夢を捨てた
夢見る人に用はない]
[昨夜の嵐で雲は千切れ
切れた 一つひとつが
争って 空を翔ける]
ユペールの唇の演技、手指の演技、まばたきの演技、首と目線の演技
リハ 見回すユペール 教え子アンナ緊張腹痛遅刻 アンナを助けるクレメール、安定したアンナの演奏とパートナーの歌 ドアに寄りかかり聞くエリカ 涙目 ホール出て階段降りて、一度座る、グラス割って教え子のコートの右ポケットに入れる
ここの感情がわからない。(嫉妬でも救済でもなく、絶望かもしれない。なんとなくハネケは演技する上での解釈をユペールに委ねた感じがした。あるブログで破壊衝動と書かれた文を読んだ。その方はその破壊衝動がやがて自分に向くのにそう時間はかからないとも言っていてなるほど納得しました。)
ウサギのようなユペール。
[人の行く道を
故なく避けて
隠れたこの道を探し続ける
雪に埋もれた岩間の道を求める
隠れたこの道を探し続ける
雪に埋もれた岩間の道を求める
やましいことなど何もないのに
人を避けてる
人を避けてる
愚かな願いに
身を蝕まれる
身を蝕まれる…]
エリカの愚かな願い、トイレでのテスト。と手紙。支配欲求、従属欲求、、、
自分の母親と教え子アンナの母親を重ね合わせてるのかもしれない。
アンナ母「すべてを犠牲にしてきたのですよ」
エリカ「アンナがでしょ」
アンナ母「誰にも負けませんわ」
そういう意味では結果的にエリカは教え子を、救ったかもしれない。
付けてきたクレメールに手紙を読ませる。初見では手紙を読もうとするクレメールに対するエリカの表情は、何処か勝ち誇っているような気がしたが、二度目は理解を求めて期待しているような気がした。
知的な顔してクソ同然の内容だ。やはり理解されない。からかわれているのだと感じるクレメール。
本当に愛してた。そんな愛もあるんだよ。と言って去るクレメール。
誰にも理解されない孤独。母親に馬乗りに覆い被さり、接吻した。愛してると。母親にすがったが彼女にも狂ってると言われた。
ワルターに直訴、自らの狂気を悟り、最期の一瞬正気にしがみつく。完全な狂気に至る直前の、自己喪失。喪失の後は自己回復があるかもしれないが。自我を捨て、普通にやろうとした。
ワルタークレメールもユペールを理解しようと頑張ったように見えたが、結局は出来なかった。ただ努力はしていたと思う。母親の隔離、母親からの解放。遊び方を教えてよ、先生。ルールはふたりで作るんだろ。少しは協力してよ。人の心を乱しておいて。僕だけにやらせるな。愛してくれ。
秘密にしておこう。君に忠告しておく。男をもてあそぶな。愛に傷ついても死ぬことはない。じゃあ。
ワルターを殺そうとナイフを持参するも、何も無かったかのように普通に接せられ、持ってきたナイフを自らの胸に突き刺した。最期の表情。
服に血を滲ませながらホール玄関を後に。通りからスクリーンアウトしてエンド。
本当に気の毒だ。抑圧された自我がどう出るかが見ものだった。お父さんの存在。屋内の倉庫から屋外のスケート場に開けた瞬間カットが素晴らしかった。どう子育てするか考えさせる。鏡カット、テレビカット。オープニングカット。いつまでも娘を管理下に押さえつけたい母親。病院に入った父親の存在。
挿入シーン TV
手術台、馬
壁崩壊に挑む女性のひたむきさ
ユペール演じるエリカはピアニスト。
自分の求めるピアニストにピアニストは果たしてなれるのだろうか?自分自身で鍵盤を弾き満足出来る音に出会えるのだろうか?私にはこの作品のエリカはただひたすらその事だけしか考えてないのではないだろうか?と思えて仕方がない。性描写や精神描写などは
全て自分の理想の音を求めての行動それと共にワルターのピアニストとしての才覚の探究心これに尽きる気がする。また近々見直したい作品。
何度見ても飽きなさそうだが連続で何回も見たら
私もチョット何かに持ってかれそうな気もする
やや甘い危険の香りが漂ってる作品。
ハネケ監督作品の奥の奥まで突っ込み昇天したいものだ。
ドン引きだけではない
10年ぶりぐらいで再鑑賞。
初見のとき生理やと思ってたシーン、よくみたら剃刀…?わけわからんくてぞっとした。
ひたすら変態ババアの話という記憶しかなかったけど、2度目みたらエリカは勿論ワルターもちょっとネジ外れてるのではという感想。地味な中年に熱上げたり自宅まで尾けてきたり殴ったり、やってることはまあまあヤバイ。
イケメンで社交性も高いワルターがなんでエリカなんかに惚れたのか、そこがわけわかんなすぎて、彼のシュールなほどツンデレな行動の意味が全然わからん。
ショッキングな各演出を差し引くと、結局テーマは誰にも愛されない絶望なのかな。
いつか誰かに愛されるかも→ワルター登場→拒絶→ママ愛してる→拒絶→やっぱワルター→拒絶→死んでやる
の心の動きは正直共感できた。
てか、ミヒャエルハネケ作品と初めて知った。道理で気持ち悪いはずや。
ファニーゲームと、愛、アムールが完全にトラウマになった因縁のミヒャエルハネケ…
痛々しいし嫌悪感はんぱないけど、結局いろいろ考えさせられながら観ちゃうんよなあ。
始終押さえ込まれたような暗さがある
落ち込んでる時には絶対見ないほうがいいです。
主人公の性癖をあからさまに描いていて、見たときは衝撃でした。
男性だったら個室ビデオ屋などに行っても別に…という感じですが
どうして女性だとこんなに痛々しくなってしまうのでしょうね。
ラストシーンはすごく比喩的?ですが、
なんかほんとにみていて胸が潰れるような息苦しさを感じる映画です。
本当に救われない…
映画でここまで表現できるのはすごい。
ちょっとズレてるド変態ツンデレわがままこじらせ女子ライフ
ちょっとズレてるド変態ツンデレわがままこじらせ女子ライフ。
誰しも秘めてるであろう感情や欲望について考えさせられる映画です。
全く説明的ではないので観る人によってはかなり苦手な人もいるかもしれないですね。
女性の求める愛、男性の求める愛、その時々の愛の形は違うというのを象徴的に表していると思いました。
圧倒された
主人公のおばさんが高齢処女のなれの果てで、持て余した性欲でどんどんおかしくなっていく話なのかと思ったら、処女ではなかったようであった。
主人公は他者に対する配慮のなさは未熟な童貞と同じで、自分のことしか考えられないクソで、しかも老婆である母親と共依存のような関係にある。そんな内面なのに社会的には芸術家や先生としての地位もあり、アンバランスで、常に発狂寸前のような緊張感のある役どころを本当にそのもののように演じていて素晴らしかった。
しかしそんな人も感情を持った人間として世界に存在していることをきちんと表現している。クライマックスでそんなクソ女がどれほど素晴らしい演奏をするかと思ったらそこは肩透かしだった。その代わりに地味な自殺行為があって、それはそれでびっくりした。
ステレオタイプじゃない、本当のSMってこういうことなんだろうなあと思い、怖かった。変態の狂おしさは見事に表現されていた。
クソ人格の人間の行き着く果てを描いていた。また、世界にクソをぶっかけてやろうという気概に溢れていて、とにかく圧倒的な作品だった。
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