マイ・ボディガード

劇場公開日:

解説・あらすじ

「エネミー・オブ・アメリカ」「スパイ・ゲーム」のトニー・スコット監督がA・J・クィネルのベストセラー「燃える男」を映画化。暗殺任務に明け暮れる日々に疲弊していた元CIAの特殊工作員クリーシーは、9歳の少女ビタの護衛を引き受け、彼女の純真さに癒されていく。そして彼女が誘拐犯に拉致されたとき、彼の過激な追跡が始まる。2度のアカデミー賞に輝くデンゼル・ワシントンと「アイ・アム・サム」の天才子役、ダコタ・ファニングが共演。

2004年製作/146分/アメリカ
原題または英題:Man on Fire
配給:松竹、日本ヘラルド映画
劇場公開日:2004年12月18日

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映画レビュー

3.5天才3人ならではのブチ殺せ映画

2012年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

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しんざん

4.0【”少女がくれた聖ユダのペンダント”米軍で暗殺に明け暮れていた男がボディガードとなった優しい少女に”新しい命”を貰い、彼女のために壮絶な戦いを挑む様を描くヒューマンアクションの逸品。】

2025年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

幸せ

■米軍で対テロ活動で暗殺に明け暮れていたクリーシー(デンゼル・ワシントン)。退役後、笑顔を忘れ酒に溺れる日々を過ごす彼は、旧友レイバーン(クリストファー・ウォーケン)の紹介により、誘拐が多発するメキシコ国境に近いエル・パソの実業家サムエル・ラモス(マーク・アンソニー”に、9歳の少女ルピタ・ラモス(ピタ)(ダコタ・ファニング)のボディガードとして雇われる。
 クリーシーは天真爛漫で笑顔が可愛く心優しきピタとの交流のなかで生きる希望を取り戻す。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・これは、多くの方が感じた事だと思うが、前半ではピタを演じた名子役ダコタ・ファニングの可愛さが炸裂している作品である。
 水泳で3番にしかなれないピタに、クリーシーが何度もスタートの練習をさせて、見事に一番になるシーン。ピタはクリーシーに飛びつき、クリーシーも初めて満面の笑顔で彼女を抱きかかえるのである。ピタはクリーシーにお礼に”聖ユダのペンダント”を渡し、クリーシーはそれを大切に首に下げ、又ピタは大切な熊のぬいぐるみに、クリーシーと名付けるのである。

・だが、ある日ピタはクリーシーが送って行ったピアノ教室の帰りに、誘拐を生業とする一味と汚職警官に誘拐されてしまう。
 そして、身代金引き換えの際に、”裏切り者”が出てピタは帰って来ない。クリーシー自身も銃を浴びるが、レイバーンにより助けられ回復する。

■哀しく恐ろしいのは、クリーシーが苛烈な捜査をする中で、ピタの父親サムエルが、親から引き継いだ借金返済のために誘拐に加わっていた事が明らかになるシーンであろう。娘を心配する母リサ(ラダ・ミッチェル)は、”夫を殺して。”と言いその場を去り、クリーシーは自らが持っていた銃弾を一発だけ彼に渡し、”俺は来なかったが、お前は出来るよな。”と言い去り、その向こうで乾いた銃声が鳴るシーンであろう。

・そこからの、クレイシーの誘拐犯の指示者を炙り出す過程は凄まじい。ロケットランチャーを撃ち、容赦なく誘拐に関わった者から情報を引き出し、殺していく。正に復讐鬼である。

・だが、指示者であるダニエル・サンチェス(ロベルト・ソサ)を、女性記者のマリアナ(レイチェル・ティコティン)の協力の元、到頭炙り出し、彼の弟アウレリオ・サンチェス(ジェロ・カミーロ)を捉え、弟とピタとの”命と命の交換”条件を飲むのである。

<橋上で、クレイシーはピタを助け、強く抱きしめてから母リサのもとへ走らせる。銃弾を浴びていたクレーシーは、首から下げていた”聖ユダのペンダント”に手をやり、ペンダントが切れた瞬間に彼も又、天に召されるのである。
 今作は、米軍で暗殺に明け暮れていた男がボディガードとなった優しい少女に”新しい命”を貰い、彼女のために壮絶な反撃を行う様を描くヒューマンアクションの逸品なのである。>

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NOBU

3.0潔い復讐劇

Rさん
2025年2月20日
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R

3.0命の使い方

2024年3月25日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

原題:Man on Fire
小説『燃える男』の二度目の映画化で、 1987年版は原作に忠実とのこと。
原作未読。1987年版未視聴。

小さい人が誘拐されたり行方不明になったり人身売買される事件を美しい映像と音楽でみせる。
人間の臓器から抽出される最高の麻薬についての作品『アドレノクロム』(2022年劇場公開)も人身売買の本当の黒幕や実態については深入りしていない(らしい)。

悪に満ちた世界で逃げたり自害せず、命がけで悪に立ち向かう主人公をとにかく応援したい。

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どん・Giovanni