ラスト サムライのレビュー・感想・評価
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10年前に見たけれど...
真田広之かっこいいしか印象になくて、なんでトム クルーズが日本に来ることになったのかすら覚えてなかった。 でも歳をとったからか、それに日本人であるということを意識することが多くなったからか、以前とは感じるものが全く違った。 侍の誇り、国を発展させるために西洋寄りに成らざるを得ない天皇の葛藤。 心の琴線に触れる。そんな作品だと思う。
武士道
侍の生きざまを描いた最高に格好いい映画でした。これぞ武士道といえる非常に素晴らしい作品です! 観ていて和というものを感じました。 特に日本人に見せてあげたいと思える作品でした! 是非ともオススメします!
真田広之がいい味を出している
トムクルーズを除きほとんど日本人なので日本映画と錯覚する程、日本的な映画に仕上がっている。外国映画としてはよくできたほうではないでしょうか。ただ、日本人の精神(特に武士道)を正しく捉えているかはわかりませんが、幕末当時の外国人が当時の武士をこのように感じていたということではないでしょうか。たとえ敵であっても、ある種畏怖の念を抱いていたり、夫を殺した相手であっても命令されれば客としてもてなしたりと、今の日本人の感覚と違うのも事実ですが、なぜか割と違和感なく受け止められました。特に最後に敵であってもその勇敢かつ尊厳ある最後に対しては敬意を表するあたり、客観的に見れば滑稽とも感じてしまうところではありますが、違和感なく見られたのはうまくできた映画ということでしょう。渡辺謙はもちろん、いつもなら主役級の真田広之が脇役に徹して、いい味を出していました。あと、天皇役の俳優が、台詞は少ない中、時代に流され、苦悩と揺れ動く心をうまく演技していてすごくよかった。顔も天皇に似ている感じがします。
感動! 何回見ても鳥肌! 日本が誇る侍の格好良さ、日本の美しさなど...
感動! 何回見ても鳥肌! 日本が誇る侍の格好良さ、日本の美しさなど、 誰にでも分かりやすく表されてるから、見てると日本人であることが誇らしい気分になりますね! これが日本の映画だったら微妙だけど、 ハリウッド映画だからこその星5です★
渡辺謙がトム抜きで話題
大好きなトムクルーズの演技をもかすめてしまう渡辺謙のハリウッド出世作品。 本当は松田優作が死ななきゃね。 設定や描写、天皇の扱いなどツッコミどころ満載ですが何度見てもいい感じ。
日本と侍を真面目に理解しようと努めたハリウッド作品
総合:75点 ストーリー: 65 キャスト: 80 演出: 85 ビジュアル: 75 音楽: 60 かつてハリウッドが描く日本と言えば、日本人から見るとわけのわからない神秘主義だったり日本人も知らない変な習慣をもっていたりとへんてこなものばかりか、或いは少し西洋と違う日本を見下したようなものが多い。本作もそうかと思って最初は少し身構えていた。多少変な部分や侍を美化しすぎるという部分はあったが、全体としてけっこう真面目に日本や侍を理解しようとしている姿勢が見られて好感が持てた。 特にいいのは殺陣。最初はスターウォーズのみたいな子供のチャンバラのようなものだったら嫌だなと思っていた。勿論ある程度は映画用の演出らしい派手な見せるための場面もあったが、だが疾走感もあるし剣道の技がそれなりに使われていて安っぽくなかった。そこらへんの日本の時代劇よりもよほど真に迫っている。 渡辺謙も良かった。洋画に出てくる日本人といえば、日本人役だから出ている日本人というのが多い。しかし松田優作以降、久しぶりにハリウッドで通用する力のある俳優がやっと出てきたというのを嬉しく思った。 物語は史実とは違うので日本人からするとこれは何が原因で戦っているのかと思う。しかしフィクションとして見れば、時代遅れになり滅び行く侍たちの魂の話としていいのではないか。公開当時アメリカにいた私は、度々これは本当の話かとか聞かれて歴史的背景を説明するのが面倒だった。だが一方で外国人から日本の歴史と侍が注目を浴びて興味を持ってもらえているという意味で悪い気はしなかった。電気製品や車じゃなくても日本が注目されつつあるのだと感じた。
武士道
トムクルーズ主演で、日本の武士道をアメリカ人の視点から描いた作品。
勝元をはじめ、日本人が英語ペラペラなのは、ちょっと違和感があるけど、
全体的にまとまったいい作品だと思う。
ただ、最後の戦いのシーンは、スケールが小さすぎるんじゃないの?
なんか、運動会みたいで興ざめ。
アールグレン大尉が勝元の村ですごすシーンは、
日本の武士道をよく表していると思う。
この上ない美しい生き様
理解するという事に、この映画の素晴らしさが隠れている。オールグレンと彼を捕らえた勝元はお互いに理解し合っていく。インディアンを殺し名誉を自ら取下げ、落ちぶれていたオールグレンは人間を道具として見立て金で雇おうとする日本国に失望するが、家族など関係なくみんな仲間であり、文化を守り自分の道を曲げない勝元軍勢に惹かれたオールグレンが真の英雄になる、そう描かれた希望の湧く映画だ。日本国家は大村を中心に洋式文化を輸入し本来の日本文化を壊していく。そして人間を道具として扱い人々を洗脳していく。それに対する批判は今現在の日本状勢にも通ずるのではないか。自分の利益だけを考え、今までに築き上げてきた我が国の伝統や文化までもが壊されていくこの日本へのメッセージなのではないだろうか、あの剣の意味は。そして最大のポイントは勝元が送った日本へのメッセージ。それは、「いつまでも日本は日本でいてくれ」ではなく「これから先、何があっても我々は日本人であることを忘れないでくれ」。
死に様を聞かせて欲しい・生き様をお話しましょう
映画「ラスト・サムライ」(エドワード・ズウィック監督)から。
深夜、何回も台詞を確認するために、DVDで観た。
オープニング最初の台詞、
「彼らは、今や忘れられたこの言葉に命を捧げた・・
『名誉』に」で、すぐSTOPボタン。
続いて「すぐ、クビになったよ。誰も言わない国で、
ハッキリものを言いすぎてね」でまたまたメモ。
こんな鑑賞の方法で面白いのか?と訊かれるが、
私としては、非常に楽しい。
もちろん、大画面で観る映画も捨てがたいけれど、
暗闇でメモが取れないし、巻き戻しも出来ないから、
今のところ、この方法が私には合っている気がする。
メモした台詞は、残念ながら紹介しきれない。
「運命が、明かされるまで、自分の最善を尽くす」
「人も桜も、いつか死ぬ」も気になる一言候補だった。
しかし、今回はこの台詞。
最後の侍・勝元について、天皇は「死に様」を知りたがった。
しかしトムクルーズ演じる大尉は「生き様」を伝えたかった。
人としてどちらの様を話して欲しいか、考えてみよう。
やはり、私は生き様なんだろう、と思う。
どのように死んだかではなく、どのように生きてきたか、
死を意識して、今を大切に生きるということに違いない。
その時、歴史は動いた…。
観終わった後、ただ『素晴らしい!』と思った。よくぞ、このようなテーマをハリウッドが取り上げてくれた。監督エドワード・.ズウィックの演出も見事!しかし同時にとても悔しかった。何故、こんな映画が日本で作れないのか?日本人としてそれが非常に…。 日本人でも果たしてどれくらいの人が、明治維新の頃の歴史をキチンと知っているだろうか。この物語自体はフィクションであるが、その背景となった時代を丹念に掘り下げ細かいディティールにまでこだわり、見事なまでに作品の中に一つの歴史として描き出している。これまでのアメリカ映画に登場する“珍妙な日本の姿”はここにはない。確かに幾つか理屈に合わない点も見受けられたが、それがほんの些末なことに感じられるほど、製作者たちがいかに真剣に“日本”というモノに取り組んだかが映画の中からひしひしと伝わってくる。この作品は、ハリウッドが“敬意”を持って“日本”を描いた恐らく最初の作品ではないだろうか。ただそれだけに、『果たしてアメリカでこれが理解されるのだろうか?』という不安を感じるのではあるが…。 日本人俳優達は、誰もがこれまでで最高の演技を見せてくれる。特筆すべきは渡辺 謙の圧倒的な存在感。彼がスクリーンに映し出されるだけで、その雄々しさに思わず涙しそうになった。ただ惜しむらくは最期のシーン。やはり“侍”として英語ではなく、日本語で逝ってほしかった。この映画で私が唯一『惜しい!』と思ったシーンだ。
サムライ魂というよりも商人魂
周囲がしきりにこの映画で泣いたと行っていたのでDVDで鑑賞。 昔から、どこか嘘くささを感じていたトム・クルーズ主演のサムライスピリットを描いた作品で、今では海外でカルト的映画扱いされてきているように思う。 さて、まずは本作の評価ですが、悪いけど、小雪や渡辺謙が英語ぺらぺらという不自然な展開を見させられて、サムライ魂なんてどうでもよくなりました。映画がつまらないとなると、どうしてハリウッドで日本を描いた作品をわざわざ撮ったのかという疑問が、映画が終わるまでの唯一の関心。 トム・クルーズの日本人気にあやかってつくったマーケティング的要素の強い作品だと思います。というか、この人の俳優としてたどってきた路線には、どこかビジネス戦略のしたたかさを感じる。そしてそれが狡猾であればあるほど、嘘くささがまとわりつくのだと思いました。
サムライ魂が宿った
突っ込みどころは満載だが、感動したのでA-評価!
見終わった後は熱くなりました!サムライ魂が宿りましたよ。
途中からは感動で目頭がうるうるの連発。冷静にみれば突っ込みどころばかりなのだが、サムライの単純な情熱に引き込まれていってしまいました。
渡辺謙、真田広之がかっこよすぎ!でも、トム・クルーズって意味あったのかなぁ~??
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