ラスト サムライのレビュー・感想・評価
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見た
はるか前に映画館で見た。
トムクルーズが戦争で日本側の捕虜みたいになるが、
日本人達は悪い奴等ではなく、トムは理解を深める。
そして最後は日本人の味方として戦う・・・だっけ?
最近はあんまり見なくなってしまったけど、
この頃は本当にトムが好きだった。
その意味で楽しむことができた映画ではあった。
まあこの手の映画は事前の宣伝が派手すぎるので、
実際見たらどっかがっかりしてしまう部分はあるけどね。
「死に様を聞きたい」「生き様をお話ししましょう」
すごくアバウトなレビューになるのですが良くも悪くも日本という国に中立な作品であると感じました。
侍の武士道とはなんたるやを表現する一方で日本政府、天皇の迷走、葛藤を表現していたり、色々と考えさせられる部分ではありますがそれ全てを差し置いてとりあえずトムは死なない(笑)
小雪が素晴らしく光ってましたね。日本の古き良き女性を体現されていました。
最高のかっこいい映画、だけど一つだけ言わせてくれ
正直この映画を全体でみると、最高の出来とは言えないかもしれない。細かいところで疑問を感じるし、本当に最高クラスの映画ではそういったところを感じさせないようになっている。
ただ、この映画はそういったところを気にする映画ではない。侍としての生きざまを、どのくらいかっこよく描けたかという観点で見たら、この映画は最高だと思う。
ただ主人公とタカがキスをするのは本当に解せない。そこが恋愛関係というか、いちゃつくのは、絶対に必要がない。その前くらいから少しづつ匂わせて、最後にはなぜかタカのもとに戻るだと???
まぁでも水に流そう。
この映画を見て、侍たちの遺志が少しでも今の日本人に残っているのかということを少し考えてしまった。
トムと小雪が良かったが
なんかフワッとした終わり方で個人的には消化不良。
武士道や侍の美学とか描かれてるのは分かるんだけど自分の中に何も残らなかった。
その中でも小雪がトムの戦支度をするシーンは良かった。
変な話だが精神的な交わりと言うか・・美しいものを見た。
外国人が思う「武士道」を描いた作品
ネイサン視点から「日本」を捉えていて、面白かったです。笑顔の裏の気持ちは分からない、村人達は皆鍛錬に励み堅実である、天子様に命を捧げることの正義、等。
ネット上では批判もありますが、日本人女性はキスをしないとか、話に影響を与えないような細かいことはどうでも良いことです。
ネイサンは、南北戦争で原住民を殺した罪意識に苦しんでいました。しかし、日本における「原住民(=生き残った侍達)」と共に闘い、日本が守るべき大切な何かを一緒に守ったことに意味を見出したんじゃないでしょうか。
この時代、欧米列強に対抗する為に新政府はこれまでの正義を全て破壊する荒治療をします。武士達は混乱し対立していく訳ですが、自らのこれまでの生き方を貫く姿はやはり同じ日本人として心を打たれます。そこに着目して映画化されたことは嬉しく思います。
あくまでネイサン視点というところで私個人としては感情移入しきれなかったところがあり、評価は3にしました。良い作品だと思います。
SAMURAI の姿
渡辺謙さんが重厚な演技で魅せていた。
小雪さんの伏し目がちではにかんだ笑顔が、とても色っぽい。
池松壮亮さん、子供の頃から演技が巧く驚きました。
つぶらな瞳が可愛い。
オールグレン大尉( トム・クルーズ )が、天皇と謁見する場面を興味深く観ました。トム・クルーズが、日本語を習得していく姿がキュートでした。
戦いの後、涙を浮かべるシーンが胸に迫る。
NHK - BSを録画にて鑑賞
BUSHIDO~運命(さだめ)に死ぬと見つけたり
DVDで2回目の鑑賞。
「日曜洋画劇場」で観て以来の再鑑賞でした。
ところどころのシーンは見覚えがあったもののストーリーは全然記憶に無かったので、新鮮な気持ちで観ました。
ハリウッド映画で、ここまで日本を忠実に近い形で描いた作品は本作くらいじゃないかなと思いました。合戦のシーンなんて、日本映画のそれと錯覚しそうになりました。
中盤の絵に描いたような忍者軍団にはさすがに白けさせられましたが、監督が敢えてそうしたらしいので、従来の描写へのオマージュと捉えれば許容出来る範囲かなぁ、と…
変わりゆく時代に抗い、その生き様を歴史に刻みつけようとするかのように命懸けで戦った侍たちの燃やした命が熱い!
最後の瞬間まで武士であろうとする勝元に感化されたネイサン・オールグレン。ふたりの間に芽生えた友情が尊い!
いずれ滅びる運命ならば、信じるもののために戦うまで…
旧来のものを否定しようとする流れに立ち向かった彼らの姿は、本当に美しいものは何か、時代が変わっても決して失ってはならないものは何かと云うことを教えてくれました。
滅びの美学ここに極まれり…
[余談]
5万回斬られた男こと福本清三氏がハリウッドの大作映画に出演していることに感動!―幾度となく斬られたり撃たれたりして来た氏ですが、その労が報われた瞬間のような気がして目頭が熱くなりました。日本が世界に誇る斬られ役!―トム・クルーズと同じ画面に収まっていることのすごさよ!
寡黙な侍の役で、オールグレンの見張り役を務めていましたが、最終決戦において敵に撃たれそうになっているオールグレンに気づいて、「アルグレンさん!」と言いながら駆け寄り、彼を庇って撃たれてしまいました。その死に様はさすが年季が入っていて、素晴らしいものでした。名人芸がハリウッド大作に刻まれたのかと思うと、これまた感無量でした。
※修正(2023/01/22)
西郷さんだと思って見ると号泣する
見たのはDVDが出た直後。それを購入した知人に借りての視聴だったので10年以上前。
細かい部分の記憶はないがかなり印象的な作品だった。
アメリカ人から見た日本。
桜の色は八重じゃなければほとんど白に見えるくらいの淡いピンク色であるという認識がまず欲しい。じゃなきゃ商店街の電柱に刺さってる造花色になる。
さて内容ですが。
渡辺謙は西郷さんだと思って見た。
西郷は島津斉彬に忠誠を尽くしていたあまり、その死後弟の島津久光が君主になっても彼をリスペクト出来ずに何度も島流しにあっている。
それを再三 中央に引きずり出すのは幼馴染みの大久保利通であった。
その後、大政が奉還されて明治が始まり、岩倉らがヨーロッパに視察にいってる間に政治を任されるも帰国した彼らとの意見が合わず終いに「征韓論」を言い出しそれが決定打となり中央政治から去る。
武士はもはやただの厄介者であったその時代にあって、彼らはそれぞれどう生きるべきか、そしてどう死すべきか答えを出せずにいた。
「北の零年」という映画では温暖な気候の土地の大名が北海道の開拓地をあてがわれ、その土地に殿を迎えるべく開墾を始めるも稲の生育の北限を過ぎている土地では叶う訳もなくその上 着る物も持たず餓死凍死してしまう人々の姿を描いており、渡辺謙自身がその筆頭家老を演じている。
話を戻すと、
武士という、既にいらない教義を頑なに身に纏ってしまい、明治においての生き様はもはやないと確信した男たちは、いかにして死すべきかだけが目的で西南戦争に突入する。
勝てるであろう戦術も使わず、ただ潔く死ぬその場所を求めて。
西郷は参戦を渋るも戦いにおけるカシラとなる人物が必要であったため再三の要請に従いリーダーとなる。
作家の浅田次郎氏は、これに見事な推察をつけていて、西南戦争は大久保と西郷が、その後起こす日清戦争のプレ試合だった、集団戦法をした事のない日本の軍隊にそれを実践させる予行演習として利用したのだ、というネタで書かれた本があるが、これを読んで、ない話ではないと感じたものだった。
西郷は、時代に不必要となってしまった武士たちの死に場所を引導すべくそこにあった。
仁王立ちとなり、我が身に当てろといわんばかりに立ち尽くした田原坂。
史実と重ね合わせ
それらを思って見ると、この映画は号泣ものなのである。
いまいち
トムクルーズを除きほとんど日本人なので日本映画と錯覚する程、日本的な映画に仕上がっている。外国映画としてはよくできたほうではないでしょうか。ただ、日本人の精神(特に武士道)を正しく捉えているかはわかりませんが、幕末当時の外国人が当時の武士をこのように感じていたということではないでしょうか。たとえ敵であっても、ある種畏怖の念を抱いていたり、夫を殺した相手であっても命令されれば客としてもてなしたりと、今の日本人の感覚と違うのも事実ですが、なぜか割と違和感なく受け止められました。特に最後に敵であってもその勇敢かつ尊厳ある最後に対しては敬意を表するあたり、客観的に見れば滑稽とも感じてしまうところではありますが、違和感なく見られたのはうまくできた映画ということでしょう。渡辺謙はもちろん、いつもなら主役級の真田広之が脇役に徹して、いい味を出していました。あと、天皇役の俳優が、台詞は少ない中、時代に流され、苦悩と揺れ動く心をうまく演技していてすごくよかった。顔も天皇に似ている感じがします。
武士道
トムクルーズ主演で、日本の武士道をアメリカ人の視点から描いた作品。
勝元をはじめ、日本人が英語ペラペラなのは、ちょっと違和感があるけど、
全体的にまとまったいい作品だと思う。
ただ、最後の戦いのシーンは、スケールが小さすぎるんじゃないの?
なんか、運動会みたいで興ざめ。
アールグレン大尉が勝元の村ですごすシーンは、
日本の武士道をよく表していると思う。
死に様を聞かせて欲しい・生き様をお話しましょう
映画「ラスト・サムライ」(エドワード・ズウィック監督)から。
深夜、何回も台詞を確認するために、DVDで観た。
オープニング最初の台詞、
「彼らは、今や忘れられたこの言葉に命を捧げた・・
『名誉』に」で、すぐSTOPボタン。
続いて「すぐ、クビになったよ。誰も言わない国で、
ハッキリものを言いすぎてね」でまたまたメモ。
こんな鑑賞の方法で面白いのか?と訊かれるが、
私としては、非常に楽しい。
もちろん、大画面で観る映画も捨てがたいけれど、
暗闇でメモが取れないし、巻き戻しも出来ないから、
今のところ、この方法が私には合っている気がする。
メモした台詞は、残念ながら紹介しきれない。
「運命が、明かされるまで、自分の最善を尽くす」
「人も桜も、いつか死ぬ」も気になる一言候補だった。
しかし、今回はこの台詞。
最後の侍・勝元について、天皇は「死に様」を知りたがった。
しかしトムクルーズ演じる大尉は「生き様」を伝えたかった。
人としてどちらの様を話して欲しいか、考えてみよう。
やはり、私は生き様なんだろう、と思う。
どのように死んだかではなく、どのように生きてきたか、
死を意識して、今を大切に生きるということに違いない。
サムライ魂が宿った
突っ込みどころは満載だが、感動したのでA-評価!
見終わった後は熱くなりました!サムライ魂が宿りましたよ。
途中からは感動で目頭がうるうるの連発。冷静にみれば突っ込みどころばかりなのだが、サムライの単純な情熱に引き込まれていってしまいました。
渡辺謙、真田広之がかっこよすぎ!でも、トム・クルーズって意味あったのかなぁ~??
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