ラスト サムライのレビュー・感想・評価
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多くの女の子がプリンセスに憧れるように、多くの男性(特に日本人以外...
多くの女の子がプリンセスに憧れるように、多くの男性(特に日本人以外)でサムライになりたい人たちの欲求を満たせる作品なのでは?と感じます。
この作品で真田広之さんは日本語しかしゃべっていませんが、彼はあの役で最適だったと思います。
サムライのリーダーシップについて感じれる作品
トムクルーズの演技に感動!
日本の古き良き文化、「サムライ」について感じれる映画。
武士の統率力から、リーダーシップについて学べることも多かったです。
完璧
ダンス・ウィズ・ウルブズの日本版といった感じ。古き良き日本文化を違和感なく描いている。日本人役者も子役を含め皆良い仕事をしてる。日本語セリフもちゃんと日本語の言い回しで喋っている。字幕の英訳はどうしても素っ気無くなるが外人はどの程度機微を理解できるのやら。字幕版を見てるのに、英語字幕で日本語で喋ってるというややこしいことになってる。トム・クルーズも日本語英語チャンポンでしゃべってるなど面白い。これ吹替版でどう表現するのか謎やけど、字幕版での視聴を強くお勧めする。映像もきれいだし戦闘は迫力がある。舞台になる村の風景は美しい。他の方のレビューを見てると寡黙な侍の福本さんは名切られ役らしく、それも熱い。トム・クルーズは大量の日本人に囲まれながら、程よい違和感でしっかり存在感を出しつつ、徐々に日本に傾倒していくさまは感情移入せざる得ない。情緒あふれるシーンでは音声が抑えられてることが多い様で、外部スピーカーが無音検知で何度か落ちてしまうのが面倒だったのが、唯一の欠点か?
日本に対するリスペクトを感じられた。
トム演じるオールグレンが、日本で暮らしていくうちに、内面的に日本人をも超える日本人に変わっていき、最後には日本人に対して、日本人として忘れてはいけないことを教える。
胸が熱くなった。
日本人俳優が…
ここまでハリウッド映画で、しかもトム・クルーズ相手に主役を食う位の演技、見せ場を作った映画は無いのではないか。渡辺謙の本作に懸ける並々ならぬ意気込みを感じる。ハリウッド映画によくある変な日本、時代背景や風景を描くこともなく、日本人監督が撮ったと思うほど、自然な形で丁寧に描かれ、すんなりストーリーが入ってきた。渡辺謙だけでなく、凄味のある真田広之の殺陣は素晴らしい。小雪とトム・クルーズが心通わせるシーンは若干やり過ぎだと思うが、全体的に見応えあった。
見た
はるか前に映画館で見た。
トムクルーズが戦争で日本側の捕虜みたいになるが、
日本人達は悪い奴等ではなく、トムは理解を深める。
そして最後は日本人の味方として戦う・・・だっけ?
最近はあんまり見なくなってしまったけど、
この頃は本当にトムが好きだった。
その意味で楽しむことができた映画ではあった。
まあこの手の映画は事前の宣伝が派手すぎるので、
実際見たらどっかがっかりしてしまう部分はあるけどね。
約150年前の世界を美しく格好良く映画にしてくれました。 当時の出...
約150年前の世界を美しく格好良く映画にしてくれました。
当時の出来事を正確に残した資料は残念ながら殆ど表に出ていないと思っています。当時の高度な技術も途絶え、豊かな資源も封印された現代は、絶賛中身がスカスカの教育を受けています。
鱗のような鎧、日本刀などを見ると考えさせられます。
日本の風景にトムクルーズ!
殺陣がとてもかっこよくて良い!トムクルーズが、侍たちに受け入れられていく描写が1番好きです。外国人と自国の交流って、なんだか微笑ましくてずっと見てられる。
この映画のメインは明治時代の廃刀令。やはり争いは避けられないわけで……
私からしたら、争いなんかやめて平和に暮らそうよって感じですが……己の刀を捨てるくらいなら侍として散る……生き様カッコいい…
最後まで観て映画タイトルの本当の意味が分かり、心打たれました。
何回目かの再見・・。
何故かWBCの感動と被ってしまって、明治天皇のカッコよさに思わず涙してしまった。3時間近くあったにも拘らず本当に映像もコンセプトも美しいの一言の作品。最初の時と随分と印象が違った。
「死に様を聞きたい」「生き様をお話ししましょう」
すごくアバウトなレビューになるのですが良くも悪くも日本という国に中立な作品であると感じました。
侍の武士道とはなんたるやを表現する一方で日本政府、天皇の迷走、葛藤を表現していたり、色々と考えさせられる部分ではありますがそれ全てを差し置いてとりあえずトムは死なない(笑)
小雪が素晴らしく光ってましたね。日本の古き良き女性を体現されていました。
【“人も桜も、いつか散る・・。”今作がハリウッドで製作された事の意義と共に、渡辺謙、真田広之等侍を演じた俳優の演技が世界に認められた記念碑的作品。】
ー 久方振りに鑑賞したが、矢張り今作の意義は様々な意味で大きいと思った作品である。-
◆感想<内容に触れています。これだけの作品であるので、シンプルに記す。>
・ハリウッド製作者の筆頭に、トム・クルーズの名前がある。彼の大スターは自ら主演しつつ、制作にも加わっていた事を今回、初めて知った。
・トム・クルーズが演じるオールグレン大尉は、南北戦争時、無抵抗なネイティブ・アメリカンの女性、子供が多数殺された姿を見て、心が深く病んでアルコールに溺れている。
- オールグレン大尉自身が、武士道に近い思想の持ち主だった事が分かるし、西洋化のために日本に呼ばれた際に、反政府軍の渡辺謙演じる勝元に心惹かれて行く理由も良く分かる。-
・西洋化を推し進める大村大臣(これも、今回気付いたのだが、ナント原田眞人監督ではないか!)の日本古来の文化を根絶やしにしようとする愚かしき姿や、苦悩する現人神、若き明治天皇の姿もキチンと描かれている。
・オールグレン大尉が、勝元軍に囚われた際、勝元は彼を手厚くもてなし、会話を交わすシーンも良い。
- 夫をオールグレン大尉に殺された勝元の妹、たか(小雪)と勝元の弟、信忠の屋敷で過ごすオールグレン大尉に対する周囲の変化も良く描かれている。特に、たかの心がオールグレンがタドタドシイ日本語で詫びる事により、変容していく様が良い。そして、オールグレン自身も心が癒され、武士道と日本固有の自然美に惹かれて行く。-
■勝元軍と、大村やバグリー大佐が率いる政府軍が対決するシーンは見応えがある。原田眞人監督が今作以降、大作を製作する際に参考にしたのではないか、と思ってしまった程である。
圧倒的な近代兵器で力で押す政府軍に対し、知略で迎え撃つ勝元軍。
初戦は勝元軍が取るが、圧倒的な政府軍のガトリング砲が炸裂し、勝元軍は次々に斃れて行く。
その姿に、涙を流しながら帽子を取り頭を垂れる大村を除いた政府軍の人々。
そして、たった一人生き残ったオールグレン大尉は、勝元に名誉の死を与えるシーンは、沁みる。
・オールグレン大尉が、足を引きずりながら明治天皇の前に拝謁し、勝元の刀を捧げるシーンも印象的である。
大村が天皇にオールグレンの罪を問うように箴言するも、天皇はその言葉に対し”お前の蓄えた財産を総て没収し、代わりにこの刀を授けよう。”と答え、アメリカとの不平等契約を破棄し、オールグレンの下に近づき、同じ高さの目線で”勝元の死に様を教えてくれ。”と言葉を掛け、オールグレンは”彼の生き様を語りましょう。”と言うシーンも心に響く。
<今作は、ハリウッド映画界が、それまでの類型的な日本の描き方ではなく、日本の武士道、文化に敬意を払って製作された記念碑的作品である。
トム・クルーズ演じるオールグレン大佐が徐々に心身ともに、侍になっていく描き方も良く、通訳と著述家のサイモン・グレアムを演じたティモシー・スポールも良い味を出しています。(当時は恰幅が良かったんだね。)>
日本人は死ぬまでに一度は観た方が良いかも
この映画の批判で、天皇に会うのに刀を持って会うのは考えられないと書き込みが有ったけどそれが映画です。映画の楽しみ方は粗捜しは無しで心で観るべしかな。
すごく日本が神秘的に描かれて綺麗に描かれていると思う。 近代化して...
すごく日本が神秘的に描かれて綺麗に描かれていると思う。
近代化していく流れに侍が姿を消していく姿はなんとも切ないものがあった。
それも渡辺謙や真田広之の演技が良かったこともある。
武士の精神や日本の心といったところも描かれているところはハリウッドから見た日本の映画の中でも評価されることではないだろうか。
トム・クルーズの作品の中でも良作です。
低評点多い?へのど素人雑感
明治維新〜西南戦争なんて一般の米国人からすれば起きたこともよく知らんアジアの異国の内戦期、娯楽映画として仕方ないしあれで良いと思いました。
トム・クルーズも来日した“ただの西洋人”から、最後部の東洋風の佇まいを持つ男への変化を雰囲気で上手く出していたように思う。
内容的としては確かに時系列や時代そのものがごっちゃのたった2時間だったけど、米国内の南北戦争モノだってこれまで史実とスケール感しっかり作り込んだ長時間の映画が何本も作られながら、結局恋愛映画である「風と共に去りぬ」以外殆どが内容または興行的に大失敗してる。ラストサムライは、伝えたかった主題と維新の感じは外人の主人公を押し込みながらなんとか手短かに纏めたと思う。
個人的に感心したのは、前半に出てくる明治初期の“文明開花的“電柱・電灯線とまだ江戸の芝居小屋が混ざった繁華街。写真資料でよく見かけるが、日本映画であれをちゃんと映像化した作品は見たことない。まさにハリウッドのカネと技術だからできたセット。
あと一つあの時代に、最近でもまだかなり製作側に遠慮や躊躇?があって満足なセリフはおろかお顔の表情すら滅多に映さない天皇陛下(明治天皇)を、しっかり役柄として演出したこと。変に意識した扱いじゃなく、良い役者使った良い役どころだった。あれも日本映画ではなかなか出来ない。その二つに感謝というか感激したのを思い出します。
ただ、ケン・ワタナビがあの映画を契機に大飛躍したのは嬉しかったけど、欧米の真田広之人気にも火がついてほしかった。その後数年かけて彼も地歩が固まってきたけど、もっと早くにアクション・英語演技の達者な国際的主役級としてハリウッド進出して欲しかったです。
ストーリーは大味
これ当時、絶賛の人が多かった気がする。自分のまわりでも何回も観たという人がいたり。自分はというと、まあまあ、としか言えなかったかな。あれ、これ絶賛どこ?というのはあった。
設定の魅力で一点突破しているような作品。ストーリー自体は特別な感じはしない。
でも、この「設定」なんですよね。その重要性を今であれば理解できる。ようするにこの設定さえ間違わなければストーリーは何だろうと、おそらく何を訴えかけるかのテーマを伝えることができる。この作品の場合、いつどこにだれが存在したか、これの設定の妙がある。
ま、今回見直してそんなことを追加で思ったりもしたが、ストーリーは大味なんですよね、やっぱり。ただシーンごとの見せ場もあるしまあ日本だし好きな作品ではある。(結局そこ?)
侍の精神は欧米人に伝わったか。
ハリウッド制作なので多少トンチンカンな侍映画と思っていたが、
精神と名誉を重んずる侍の生き様死に様が、上手に描かれており、
武士道精神は観るものに伝わったであろう。
歴史的題材としては、西郷隆盛の西南戦争を彷彿させる。
当時の天皇は昭和期ほど最重視はされてなかったと思うので、
映画とは多様違うだろうが、武士として、新政府は何か違うと言う
違和感は共通していると思う。当時の新政府内にも私服を肥したものが
多くいたらしい。
近代化についていけなかった頭の固い連中とも言えるかもしれないし、
日和見的な侍ももちろん多くいた。しかし、侍の心は受け継がれて欲しい。
渡辺謙の迫力ある演技と、戦闘シーンは圧巻で、観る価値は大いにある。
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