ラスト サムライのレビュー・感想・評価
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日米ともに
善玉と悪玉を作るなどバランスを取ってるのがうかがえます。私腹を肥やす、出世だけしか考えてないという陳腐な悪玉設定はいかにもハリウッド的ですが。
でも官軍側(つまり元サムライ)が勝元に敬意に払うシーンはなんか感動してしまいました。
日本人全般の描きかたは、あまりハリウッド臭がなくて好感が持てました。
騎馬の登場の仕方なんかは黒澤映画の影響受けてる感じですね、まあ侍の映画を撮るとなれば、参考にするのは当たり前か。殺陣だけでなく馬のアクションにもこだわってる気がしました。
それにしてもこの映画の小雪は美しいなぁ。小雪が作中ほぼ唯一の女性という男くささ全開の映画なのでひときわ癒されます。見とれます。台詞も素朴で多くないけどかえってそれがいいんでしょうね。
「グローリー」の監督だったんですね。「グローリー」より良かったと思うけどそれは南北戦争と幕末維新とで関心度が違うからだけかもしれません。
凄かった
自分はストーリーにのれました。
あら探しをすると楽しめないのは当たり前。
日本に似た『にほん』という国の物語として観ればいいんではないでしょうか?
最後はあの音楽と相まって、なんだか涙が出てしまいました。
大画面で見たかった!
「どうせハリウッドが作った、時代劇でしょ。2時間半近くもあるし~」。あれから14年。私のバカチン! なぜもっと早く観なかったのだ。
日本人が作ったのではないので、まあちょっと喉に引っかかる「???」感はあるのですが。1876年って何時代?って感じなので、時代に抵抗する・部下を守る・家族を守る。そういう精神はどこの国も同じですね。
圧巻はやはり渡辺謙さん。すごいよ。トムを食ってます完全に。あと、明治天皇の中村七之助さん。ハマってました。高貴な身分がぴったり。
一度見ておいて損はない作品です。
需要
ハリウッドが作った日本映画としては、できる限り突っ込みどころを少なく抑えて日本人でもそれなりに見れる映画になっていると思う。
テーマとなっている武士道や和の心の部分は、日本人であることを誇らしく思える一方で、この政府同様にいまの日本にはもはやそんな心が欠けていて、ちょっと恥ずかしく情けなくなる。
日本らしくはないけども。
日本らしくない。とか 時代考証がおかしい。
とかを抜きにすれば、かなりかっこいいし面白い映画だったと思います。
しかし、この映画を見ていると、なんだか黒澤映画が見たくなります。
あの泥臭い時代劇。最近見なくなりました。
●武士道ここにあり。
思わず背筋がピンとする。そんな一本だ。アメリカ人に日本のよさを教えられる。侘び寂び。運命(さだめ)。
「戦場を見た者は、皆そう思うものだ。そんな時、わしは先祖が建てたこの寺に戻る。そして思い出す。"人も桜もいつかは散る"と。吐息ひとつにも生命が宿り、一杯の茶にも、敵のすべてにも生命があると思う。それが侍の生き様だ」
「完璧な桜の花の美は一生をかけても見つけるに値する」
いいね。ラストは、アメリカ人的だけども。
渡辺謙ハリウッド・デビュー作
トム・クルーズ演じるネイサン大尉が、実在の人物だと錯覚するほどストーリーが良く出来た作品。ただ日本人として不自然さを感じないよう吹き替え版でこの映画を観た。日本人に人気のトム・クルーズを採用したのはビジュアル的には成功だったし、渡辺謙、真田広之のハリウッド映画デビュー作としても世界的には成功して良かったと思う。日本国の描き方はイマイチだが、武士道精神を理解しようとする努力は感じられた。現代の日本人でも武士道はもう解らないのでは・・(笑)明治初期の国内は、攘夷か開国かで旧幕府軍と新政府軍が争っていたので、サムライと鉄砲隊の戦争はフィクションで創作となると色んな面で少し難しいかな・・まぁ、とにかくハリウッド映画の派手さは映像からは充分感じられた・・2003年のアメリカ映画。
日本と欧米の対比が活きている作品
好き嫌いはある作品と思いますが私は高く評しました。
欧米側の出演者はセリフと感情を表に出しているのに対して日本の役者はセリフも感情も控えめになっています。しかし登場人物の個性は映像からしっかりと伝わってきます。
日本の良さを感じられる名作です。
10年前に見たけれど...
真田広之かっこいいしか印象になくて、なんでトム クルーズが日本に来ることになったのかすら覚えてなかった。
でも歳をとったからか、それに日本人であるということを意識することが多くなったからか、以前とは感じるものが全く違った。
侍の誇り、国を発展させるために西洋寄りに成らざるを得ない天皇の葛藤。
心の琴線に触れる。そんな作品だと思う。
武士道
侍の生きざまを描いた最高に格好いい映画でした。これぞ武士道といえる非常に素晴らしい作品です!
観ていて和というものを感じました。
特に日本人に見せてあげたいと思える作品でした!
是非ともオススメします!
いまいち
トムクルーズを除きほとんど日本人なので日本映画と錯覚する程、日本的な映画に仕上がっている。外国映画としてはよくできたほうではないでしょうか。ただ、日本人の精神(特に武士道)を正しく捉えているかはわかりませんが、幕末当時の外国人が当時の武士をこのように感じていたということではないでしょうか。たとえ敵であっても、ある種畏怖の念を抱いていたり、夫を殺した相手であっても命令されれば客としてもてなしたりと、今の日本人の感覚と違うのも事実ですが、なぜか割と違和感なく受け止められました。特に最後に敵であってもその勇敢かつ尊厳ある最後に対しては敬意を表するあたり、客観的に見れば滑稽とも感じてしまうところではありますが、違和感なく見られたのはうまくできた映画ということでしょう。渡辺謙はもちろん、いつもなら主役級の真田広之が脇役に徹して、いい味を出していました。あと、天皇役の俳優が、台詞は少ない中、時代に流され、苦悩と揺れ動く心をうまく演技していてすごくよかった。顔も天皇に似ている感じがします。
感動! 何回見ても鳥肌! 日本が誇る侍の格好良さ、日本の美しさなど...
感動!
何回見ても鳥肌!
日本が誇る侍の格好良さ、日本の美しさなど、 誰にでも分かりやすく表されてるから、見てると日本人であることが誇らしい気分になりますね!
これが日本の映画だったら微妙だけど、
ハリウッド映画だからこその星5です★
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