少女ムシェット
劇場公開日:2020年10月30日
解説
名匠ロベール・ブレッソンが傑作「バルタザールどこへ行く」の直後に手がけた長編8作目。フランスの作家ジョルジュ・ベルナノスの小説を原作に、ひとりの少女のたどる悲しい運命を、厳格なフレーミングと俳優たちの最小限に抑制された演技により、ストイックかつリアルに、まざまざと描いた。フランスの片田舎に暮らす14歳のムシェットは、アルコール中毒の父親と病気の母親に代わって家を切り盛りさせられている上に、学校では同級生や教師から酷い扱いを受けていた。そんな薄幸の少女の運命は、ある雨の夜、森の中で密猟者と出会ったことをきっかけに、さらなる悲惨な破滅へと向かって転がり落ちていく。絶望の淵に立たされながらも反抗心を秘めた主人公ムシェットを、本作のために抜てきされたナディーヌ・ノルティエが演じた。1967年製作で、日本では74年にエキプ・ド・シネマ配給で初公開。95年にはフランス映画社配給で公開。2020年10月には、4Kリストア・デジタルリマスター版でリバイバル公開。
1967年製作/80分/PG12/フランス
原題または英題:Mouchette
配給:コピアポア・フィルム、lesfugitives
劇場公開日:2020年10月30日
その他の公開日:1974年9月(日本初公開)、1995年6月
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ロベール・ブレッソン
- 製作
- アナトール・ドーマン
- 原作
- ジョルジュ・ベルナノス
- 脚本
- ロベール・ブレッソン
- 撮影
- ギスラン・クロケ
- 美術
- ピエール・ギュフロワ
- 編集
- レイモン・ラミ
- 音楽
- クラウディオ・モンテベルディ
- ジャン・ウィエネル
受賞歴
第20回 カンヌ国際映画祭(1967年)
出品
出品作品 | ロベール・ブレッソン |
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