少女ムシェット

劇場公開日:

少女ムシェット

解説

名匠ロベール・ブレッソンが傑作「バルタザールどこへ行く」の直後に手がけた長編8作目。フランスの作家ジョルジュ・ベルナノスの小説を原作に、ひとりの少女のたどる悲しい運命を、厳格なフレーミングと俳優たちの最小限に抑制された演技により、ストイックかつリアルに、まざまざと描いた。フランスの片田舎に暮らす14歳のムシェットは、アルコール中毒の父親と病気の母親に代わって家を切り盛りさせられている上に、学校では同級生や教師から酷い扱いを受けていた。そんな薄幸の少女の運命は、ある雨の夜、森の中で密猟者と出会ったことをきっかけに、さらなる悲惨な破滅へと向かって転がり落ちていく。絶望の淵に立たされながらも反抗心を秘めた主人公ムシェットを、本作のために抜てきされたナディーヌ・ノルティエが演じた。1967年製作で、日本では74年にエキプ・ド・シネマ配給で初公開。95年にはフランス映画社配給で公開。2020年10月には、4Kリストア・デジタルリマスター版でリバイバル公開。

1967年製作/80分/PG12/フランス
原題または英題:Mouchette
配給:コピアポア・フィルム、lesfugitives
劇場公開日:2020年10月30日

その他の公開日:1974年9月(日本初公開)、1995年6月

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

4.0世界の中心で「拒絶」を叫ぶムシェット

2021年11月27日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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徒然草枕

5.0個人的にツボだったりする

2021年5月8日
Androidアプリから投稿

悲しい

難しい

数年前、衛星放送で観ました。去年、リマスター版?をリバイバル上映していたことを、最近になって知りました。…誰か教えてよ‼(※号泣)(※他力本願) 白黒映画で、暗くて悲惨で救いがなくて、しかし語り口が非常に淡々としている。なんとも私好み。 主人公が特別すごく可愛い訳でもなく、なおかつ(いじめてくる人に対して)物を投げつけて抵抗するシーンもあるので、「苦難に耐えるいたいけな美少女」(代表例:「おしん」)が好きな日本人の琴線には、あまり響かないフシもあるかもしれない。でも一部にはやっぱり好きな人達もいてくれて、嬉しい(笑) わかりやすい解答を用意しておらず、不条理なものを不条理なまま描く。悲惨なものを悲惨なまま観客に突きつける。綺麗事は一切ない。そういうスタイルが好きです。 DVD買おうと思うと、高いなー(汗)つくづく、リマスターを見逃したことが悔やまれる。

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yolanda

2.0暗いし訳わからん

2021年4月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

フランスの田舎で暮らす少女ムシェットは、病気の母親に代わって家の家事をさせられ、赤ちゃんの世話もさせられてる。そして、学校では教師から酷い扱いを受けていた。ある雨の夜、森の中で密猟者と出会い酒を飲まされレイプされ・・・という話。 ムシェットが健気で可愛いなら感情移入もするが、そうでもなく、白黒で暗くて何をどうみれば良いのか、さっぱりわからなかった。

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りあの

4.0せっかくシネモンドさんで上映されたのに行けなかった・・・ので、過去のメモから

2021年2月20日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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kossy