ハードキャンディのレビュー・感想・評価
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ジョディ・フォスターなら映画を撮ってくれる・・・笑いたかったけど、そんな雰囲気じゃなかったようだ・・・
『天使の卵』を観た直後だったので、小西真奈美が持っている卵が金○じゃないかと妄想を膨らませたり、『トランスアメリカ』のブリーだったら喜んで切られていたかもしれないなどと置き換えてみたり、隣の客が股座を確認し安堵する様子を感じたり・・・ともかく男性客にとっては辛い映画。のどが渇いても誰もドリンクを口にしない。生唾を飲んでしまうシーンの連続。何も疚しいことがなくともついつい感情移入してしまうほど主人公ジェフの演技が真に迫るものだった。
あ、切り取られちゃった?何故だか決定的シーンの後にはヘイリー(エレン・ペイジ)はさっと身を隠すのです。ネットでローティーンばかり狙う男への私刑なのか、失踪した少女の復讐なのか、はたまたスケバン刑事のような特命刑事なのか・・・謎は深まるばかり。ネット社会の匿名性を存分に活かして、どこまで真実なのかもわからない。彼女が言った「宦官.com」だって怪しいものだ(つい見てしまったけど、奥へは進めなかった・・・怖いから)。しかし、こんなマニアックなサイトを知ってるくらいなんだから、用意周到だったことは事実なのです。
出会い系サイトへの警鐘。ネット犯罪者への警告。ワンシチュエーションの密室劇でありながら、色々なテーマが隠されていると感じる作品だったし、二人の役者の心理戦を存分に楽しめました。この少女ヘイリーには『X-MENファイナルディシジョン』のキティちゃんの演技が目に焼きついたまま、いつ壁抜けを披露してくれるのかと妄想してしまったくらいでしたが、むしろ情報収集の能力が優れていたようでした。
上映終了後、すぐに席を立てない男が多かった。もしやあなたも疚しい気持ちを?などと質問したくなりましたが、自分だって足が震えたままじゃないかと反省し、明日からもまた健全な生活を歩まなくては・・・などと清々しい気分で劇場をあとにしました(ほんとかよ!)。
エレン・ペイジとパトリック・ウィルソンの演技力がすごい。 ほぼ2人...
エレン・ペイジとパトリック・ウィルソンの演技力がすごい。
ほぼ2人の会話劇、この映画の予告編どおりのストーリー展開で8割くらいはおもしろいのだけれど、なんなんだよという感じでぜんぜんスッキリしない。隣家のオバサンがたずねてくるあたりからグダってきたように思う。もっと良いオチはなかったのかと思う。
赤ずきんの復讐。
オオカミもガクブルの、とんでも赤ずきんちゃん映画。
低予算で最後迄、ハラハラドキドキ飽きさせないのは、映画としては素晴らしい映画だと思うのですが、完全に個人的な好みの問題で申し訳ないのですが、苦手なんです…すみません。
♪あなたも狼に変わりますか〜♪
“赤ずきんちゃんに気をつけろ”
ネットに氾濫する出会い系の罠。少女は狼の毒牙に架かった…のか?
こりゃ怖いですねぇ〜。
一体何を企んでいるのか解らないだけ実に不気味です。
男ならキ○○マ縮み上がりますよぉ〜。もう大ピ〜ンチです(笑)
映画は終始クローズアップを多用しているので普通ならば観客は直ぐに飽きてしまうのですが、状況が刻々と変化して行き2人の表情も変わってゆく為に退屈にならないのは脚本の妙と演出力、そして何よりもこの女の子の演技力の賜物と言えるでしょう。それ位、見入ってしまいました。
だけど気分的に気持ちが良い作品では無く滅入ってしまうのがちょっと辛いんですけどね。
一見すると目新しさを感じるかも知れませんがよく考えてみるとこれは、アクション映画によくある主人公が捕らえられるシーンの設定場面を生かし、現代のネット社会に当てはめているので若干強引な面はあるんですけどね。
♪あなたも狼に変わりますか〜♪
本当の赤ずきんちゃんの話の結末って…お婆さんを取り返す為に狼のお腹を鋏で切ってお婆さんを助けた赤ずきんちゃんは、お婆さんの重さ分の石を狼のお腹に詰めて川に突き落とすんですよね。
怖いよ赤ずきんちゃん(=_=;)
(2006年8月7日シネマライズ/DOWNシアター)
男は痛いと感じる作品
こんなに男が痛いと感じる作品が世の中にあるのだろうか。
男としてはとても痛い。
何が痛いって、それは映画を見てのお楽しみなのだが、
エレン・ペイジが悪い少女を素晴らしく演じている。
少女の残酷性をうまく表現していた。
人間はこうまで痛いのかといろんな意味で思った。
とにかく面白い。
登場人物はたったふたり。このふたりの世界がものすごく濃密に描かれることでこの作品は終始あのどす黒さをカメラに収めている。
素晴らしい。
ロリコンは喜んじゃう!
32歳のロリコンカメラマン、ジェフと14歳の少女ヘイリー。お互いの素性はほとんど明かされず、特にヘイリーに関しては見終わった後も、なんだったのか、謎めいた存在であった。作品はロリコンで出会い系サイトで14歳以下の少女に対してばかりアプローチしているジェフ、に対してそれに引っかかる少女を装ってヘイリーが逆襲するというもの。しかし、実際にジェフが犯人かどうかはわからない。が、行方不明になっているドナという少女をモデルに写真をとったことがあるからヘイリーは疑ったようだ。作品は9割型ジェフの家での二人による会話劇でかなり低予算風。にも関わらず、間延びすることもなく、緊張感とつかの間の安堵が効果的に繰り返され、時間を感じさせない。特に後半の観客に対して恐怖を煽る(緊張感を演出する)存在が交互に入れ替わる構成は斬新でオモシロイと思った。
ヘイリー逃げてー!となったと思ったらこんどはジェフ逃げてー!と。
ただ最後の最後までジェフがロリコンには見えなかった。実際に現実世界ではロリコン風な発言も無く、クールで、大人の落ち着きがあるただのおじさんに見えた。
この映画、ロリコンとか出会い系に対しての批判と受け取ることもできるが、おじさんの股間に施術する少女像はむしろロリコン的にはうれしい映像なのでは…
Good
エレン・ペイジの出世作
パトリック・ウィルソンと共に、はまり役でした。
映画の内容は単純ですが、俳優の演技が良いです
後半はパトリック・ウィルソンに、爆笑しましたw
エレン・ペイジはナイスです。
面白かったです。
痛快!エレン・ページ
ちょうど30 days of nightのレビューを書いたら監督がこの映画の監督と同じDavid Sladeでした。まだ、誰もレビュー書いていないようなので、おすすめさせていただきます。
この映画のツボ
1 痛い。
男にとってはいろんな意味で、あたたたた・・。となる映画です。
2 主演のエレン・ページ
ネタばれしたくないので、あまり書きませんが、とにかくこの子はすごい。JUNOで一気に知名度があがりましたが、将来本当に楽しみな女優さんです。
3 緊迫した密室スリラー
というと陳腐ですが、これまでの映画とは、ちと違います。
ちなみにマドンナのアルバムタイトルと同じタイトルですが、Hard Candyとはスラングでかちんこちんになったおち○ち○のことを意味します。
好みは分かれるかもしれませんが、低予算ながら、かなり良い線行っている映画。おすすめです。
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