質屋

解説

 ニューヨークで質屋を営むユダヤ人のソルはナチの強制収容所で妻子を殺され、それ以来人間不信に陥っていた。ソルを尊敬し、その助手として働いていた若者ジーサスは金欲しさも手伝って、チンピラたちとともに自分の勤める質屋から金を盗み出そうとするが……。心を閉ざしていた男が絶望から立ち直っていく姿を感動的に描いた社会派ドラマ。

1964年製作/116分/アメリカ
原題または英題:The Pawnbroker

スタッフ・キャスト

監督
製作
エリー・A・ランドー
フィリップ・ラングナー
ロジャー・ルイス
ハーバート・R・スタインマン
原作
エドワード・ルイス・ワラント
全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第23回 ゴールデングローブ賞(1966年)

ノミネート

最優秀主演男優賞(ドラマ) ロッド・スタイガー
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

3.0このサイトの解説が納得しがたいのですが。

2020年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
猿田猿太郎

3.0映画史上の重要作品

2023年5月28日
PCから投稿

アメリカ映画史上初めてホロコーストを扱った作品として国立アーカイブの永久保存作品だそうです。
ルメット選手ならではのサスペンスやドラマチックを期待しましたが、物語性よりも主題重視の作品でした。
更に映像的にも実験的と言える手法をふんだんに採り入れ、前衛的、抽象的な印象も感じます。ただ、若干演出過剰のきらいは否めません。
アメリカにおけるユダヤ感を正面から扱っていますが、決して面白い作品とはいえません。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
越後屋

3.5シドニー・ルメットの力作

2020年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

ルメットタッチの厳しさが全編を支配するシリアスなドラマ。残酷な戦争体験で人生を狂わされた男の内面から戦争を批判する。生きる孤独を演じるロッド・スタイガー渾身の演技。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Gustav

4.0質屋のおじさんかわいそう

2012年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 質屋のおじさんがとにかくつらそうな映画だった。生きていてもお金を持っていてもあまりに過酷すぎる過去を背負っている場合、何やってても全く楽しくない様子が描かれていた。その上、変にお金があるせいで事件に巻き込まれてしまうし、まったく散々だった。

 そんな何一つ希望のないような人物の演技がすごい迫力だった。おじさん以外にもお芝居の上手な人ばかりで本当にそういう人にしか感じることができない程であった。

 町山さんと柳下さんの解説つきの放送で見たのだが、映画ではじめておっぱいが出る映画として有名だったらしいのだが、それが全く嬉しくない場面として描かれているとの解説だった。全くその通りだった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
吉泉知彦