質屋
解説
ニューヨークで質屋を営むユダヤ人のソルはナチの強制収容所で妻子を殺され、それ以来人間不信に陥っていた。ソルを尊敬し、その助手として働いていた若者ジーサスは金欲しさも手伝って、チンピラたちとともに自分の勤める質屋から金を盗み出そうとするが……。心を閉ざしていた男が絶望から立ち直っていく姿を感動的に描いた社会派ドラマ。
1964年製作/116分/アメリカ
原題:The Pawnbroker
スタッフ・キャスト
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2020年10月22日
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鑑賞方法:DVD/BD
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このサイトの解説に「心を閉ざしていた男が絶望から立ち直っていく姿を感動的に描いた社会派ドラマ」とありますが、本当にそれで正しいのかどうか。監督からそのように解説を得たのならそうかもしれないけど、様々な出来事を経て、フラッシュバックのように蘇る過去の「痛み」、私には「立ち直った」というより「壊れてしまった」ように見えて仕方がありませんでした。質屋の最後の姿からして、もう二度と立ち直ることが出来ないんじゃなかろうか。これほど憂鬱なエンディングを見たのは初めてのような気がしてなりません。あるいは、冷徹な質屋が、初めて人の痛みを理解出来たというべきなのか。ならば、立ち直るという言葉が当てはまるのかも知れないけれど。
2020年4月18日
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鑑賞方法:TV地上波
ルメットタッチの厳しさが全編を支配するシリアスなドラマ。残酷な戦争体験で人生を狂わされた男の内面から戦争を批判する。生きる孤独を演じるロッド・スタイガー渾身の演技。
2012年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
質屋のおじさんがとにかくつらそうな映画だった。生きていてもお金を持っていてもあまりに過酷すぎる過去を背負っている場合、何やってても全く楽しくない様子が描かれていた。その上、変にお金があるせいで事件に巻き込まれてしまうし、まったく散々だった。
そんな何一つ希望のないような人物の演技がすごい迫力だった。おじさん以外にもお芝居の上手な人ばかりで本当にそういう人にしか感じることができない程であった。
町山さんと柳下さんの解説つきの放送で見たのだが、映画ではじめておっぱいが出る映画として有名だったらしいのだが、それが全く嬉しくない場面として描かれているとの解説だった。全くその通りだった。