ゴーストワールドのレビュー・感想・評価
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題名の
意味は何だろう? イーニドが今居る世界なのか、バスに乗って行ける世界なのか、自分には自殺したとは思えなかった。
説明の出来ない焦燥感から一人抜け出せない主人公、親友はいち早く進んで行った。でもジョシュくーんと呼び出すのはどうなの? にしても二人とも豊体だなぁ(感嘆)
23-140
今観たからこその面白さもあると思う
スカーレットヨハンセンとかさ、スティーヴブシュミとかさ、見知った俳優の過去を見るのいいよね。
スティーヴブシュミってさ、「レザボアドックス」の冒頭で、チップを出すの渋る人だよね。あの時は結構ちょいワル系だったけど、今回は冴えないおじさん役。どっちもあってる
スカーレットヨハンセンのレベッカは最初こそイーニッドと同じようにはっちゃけてるけど、中盤以降モラリストっぽくなっちゃって少しパンチが弱まったかな?イーニッドの変人ぶりとバランスとったのかな?とも
主人公イーニッドの
なーんとなく、イラつく
って感じのアンニュイさと周りに合わせられない個性的なキャラで、結構いいよね。こういう映画って出だしからドンドン女優が魅力的になるのが不思議!ま、スカーレットヨハンセンは最初から美女すぎるけど😅
2001年製作らしいけど、当時だったらまた違った印象感想なんだろうな。観る側だって歳とって感性変わってるしね。スカーレットヨハンセン、当時15歳?色気ありすぎだよね😅
ゼロ世代のアメリカングラフティ的なテイストだよね。こういうのはどの年代でも結構いいんだよね。同世代の時に観たら、と考えると少し面白い。今回のように★4つけるかはわからないけどね。
カルト映画と言われるのがわかった気がする
公開当時の2001年には観ておらず、この映画の存在自体つい最近知ったばかり。だから前情報無しでFilmarksでの評価の高さだけを頼りに観に行ったけど、『どの時点の自分が観るかによって印象が変わる映画』キタキタキター💜
イーニドの熱くて冷たい、オトナで子供、そんでもってワガママで気にしいな感じがすっごく当時の自分を振り返って『そぉそぉ!そんなんだったよ!!』ってわかり味しかなかった。あの絶妙に微妙な感覚を映画にしてくれてありがとー❤ ❤ ❤ってね😊
イーニド、オシャレのセンスはめちゃいいし、ユーモアセンスもめちゃツヨな最強キャラなのに背筋が曲がってたり(おかげでおっぱいの位置がすっごく下がってたし)、歩き方がガサツだったりで観ていて『え?この子実は結構なおばちゃん??』と思ってしまう場面も。スカヨハがジューシーだっただけに比べてしまうと……ね💦でも後から調べてみたら撮影当時は18-19歳のピッチピチ。あれはもーちょっとなんとかして欲しかったなー。
世の中の大抵の男が自分よりもレベッカを選ぶと言ってたけど、そりゃそーよ、その立ち居振る舞いではオバチャンだもの😂😂😂
自分が大人と子供の狭間で揺れ動いてた時代にコレを観ていたらきっとシーモアとイーニドの顛末に対する感想が今の自分と違ったんぢゃないかなー、と思う。
あの頃だったらイーニド目線で純粋に喜んであげられた気がする。大人になってしまった今のあたしにはそれは出来ないよ🙇♀️
毎日
老人が観るにはちょっと辛い映画だ。
💦抜群にスッキリしない!こんな映画も◎
全編通して、なんとも、ハラハラ、ドキドキ💓
青春女子の危うさで、押しまくる!
2人の行動は、否定しようがない
主演の2人の演技に釘付けです
映画を見終わって、これほどスカッとしない映画は、一見の価値あり😆
くるバズのないバスを
バス停で待ち続ける老人
ラスト近くで
やってくるバス🚌 乗り込む老人
ラストには
主人公が待つバス停に
また、バスがやってきて
彼女を乗せて走り去っていく
わぁー、村上春樹的世界が
ここから始まりそう!
ラストシーン
いい!
十人十色 皆それぞれの道を歩んでいく👣
「きちんと」物事をこなすことが出来るのはとても凄いことなのである。
世の中には、社会に適応できる人・できない人がいる。
また、誰かが期待した能力を発揮できない人、予想通りの成果をあげられない人もいる。このような人を見かけたとき、つい陰口を言ってしまったり、場合によっては「なにやってんだ!」と怒りたくなることもある。このような時も一度冷静になって、「この人も自分なりに努力をしているのかもしれない」や「世の中が定めた"普通"に到達しようと必死なのかもしれない」と自答することを決しては忘れてはいけないと考えた。
どうしても視覚情報から物事や人を判断してしまうことが多いが、人は見た目だけでは判断してはいけない。見えてるものは氷山の一角に過ぎないのかもしれない。
良い作品に出会えた。
変わる関係性。
幼なじみで親友イーニドとレベッカの話。
高校卒業し、進学、就職せず遊んでた二人の女子、ある日悪戯心で新聞に掲載されてる出会いの広告欄から中年男シーモアを呼び出し尾行…後に遊びで呼び出したシーモアの趣味と彼自身に惹かれてくイーニド…一方レベッカはカフェでバイト始め…いつも仲良く一緒にいた二人がすれ違い始めるストーリー。
わがまま、独占欲、いつまでも大人になれないイーニド、飲み屋で声掛けた女性をシーモアに紹介するも上手くいき始めると邪魔しちゃったり、金欠で私物を自宅前で売り出してもいざ買い手がつきそうになると売らなかったりと、どういう感情!?と、少しずつ大人へ変わっててしまうレベッカって感じ。
私も高校卒業後、バイトしながら2年位遊んでた時期があったけど、この時はホントにこんな生活でいいのか?!って、毎日焦ってたな!(笑)
◇自分が何なのかよく分からない時
高校卒業してみたけれど、自分が何なのか、何をしたいのかよくわからない女子の物語。とにかく月並みな大人になることへの違和感だけが燻っていて、生まれた小さな町の中を女友達と二人で彷徨きます。
出会った男はヴィンテージレコードコレクターのいけていない男。どこか社会からズレたように生きて見える姿に多少共感しますが、好きという感情なのかどうかも定かではなく微妙。
父親との関係、社会に順応し始める女友達への焦り、美術の補習で出会う自己表現方法。それぞれに人生に対するヒントも答えも導き出されるわけでもなく、淡々と進んでいくオフビートな物語時間が心地よいのです。
敢えて可愛らしさやセクシー路線を否定するようなヴィンテージ風ファッションの数々、一定の雰囲気を保ちながら場面の変遷とともに語りかけてくるような原色的な色彩変化は見ていて楽しいです。
媚びない生き様の女の子の姿、その気まぐれな行動には、不思議な親近感を感じてしまいます。誰にとっても、社会への適合は思春期における通過儀礼です。
社会に対して違和感を感じる自分を少しずつ誤魔化しながら、経年とともに「そんなものだと」諦めて生きていること。自分自身の中の制御不能な部分との対話も、時には大切なものだと気づかせてくれます。
来ないはずのバス🚌に乗って、ここではない何処かへと旅立ちたい気分がそこにあります。
バズコックスと15歳の頃のスカヨハ
一番うさん臭いのはおまえだ。
最初に思い出したのは「バグダットカフェ」。
制作年は10年以上離れているし縁もゆかりもない2本の映画だけど、一方は居所をみつける話で、もう一方は居所が見つからない話という両極端なところから。
居所を見つけられないのはもちろんソーラ・バーチ演ずるイーニド。映画の宣伝では疎外感を抱える少女2人がうんぬんとバディものの印象を持たしているが、「ブックスマート」なんかと異なるのはスカーレット・ヨハンソン演ずるレベッカは結構良い子ちゃんでしっかりと自分の居場所を確保しているところ。イーニドとは抱えている暗黒の濃さが全く違う。途中からレベッカの姿は背景に後退し、イーニドがもがく姿が話の主体となる。というかレベッカ自身もイーニドの悩みの一つになってしまうのです。共謀相手、同調者じゃなくてね。
主役の女子2人はもちろん光っているけど、この映画でのキモはスティーブ・ブシュミ演ずるシーモアです。そもそも外見からして怪しげで良いですね。オタクで女性恐怖の持ち主ということで、生き難さというところ、イーニドと心を通わせていくのだけど、この男は只者ではない。意外と抜かりなく立ち回ることによってイーニドを追い詰めていく。母親の介添えを受けて心理療法を受けていたり、エンドクレジットの後でコンビニにおける別撮シーンが挿入されるのは彼の二面性を表現しているんだと思いますね。すなわちシーモアは、イーニドがシンパシーを感じるような相手では実はなかったのだと思う。結局、シーモアもレベッカも、イーニドの父親、そのガールフレンド、美術教師と同じく、イーニドから見れば実体のない、うさん臭いゴーストのような存在だったということですね。
本当にもうずっと1番好きな映画
中学生のときに観て以来、ずっと1番好きな映画。何回も何回も観たけど、30歳になって10年ぶりぐらいに観直した。
初めて観たとき、きっと私もこんなふうに社会に適合できないまま大人になっていくんだろうな と感じた。
主人公と同じ高校卒業のタイミングで観たときも、私のところにもあのバスが迎えに来たらいいのに と思った。
すっかり大人になって社会人経験もそれなりに積んでから観ても、やっぱりイーニドに感情移入してしまう。
ただ、昔と違ってレベッカやジョシュなどの「普通の大人になろうとするティーン」や、父親やマキシーン、美術の先生など「モラトリアムから抜け出させてあげたい大人」の気持ちもわかるようになったけど。
イーニドは根性も目標も無く、周りの人たちの気持ちや常識的な考え方を馬鹿にして偉そうにしている生意気なティーン。でも美術の授業で先生を感心させようとしたり、嫌いな人のコネでもバイトを始めようとしてみたり、奨学金で進学しようとしたりと、実は努力している。本人なりに。
ただどうしても馴染めないし上手くいかない。自分を偽っているように感じる。大部分の人は自分の個性よりも社会通念を優先し、ナイキを履いて生きていくことができるが、どうしてもできない。馴染めない事実を受け入れて社会のすみっこで生きていくことを選んだ大人の末路ことシーモアにシンパシーを感じて心を寄せるけど、いざセックスしてみると何だかコレじゃない。こんな大人になりたいわけじゃない。そこで感じる本当の孤独。
自分を理解してくれる人なんてそうそういないんだよな本当は。元から社会に馴染める人たちもいるけど、大抵の人たちはレベッカのように最初は無理だと思いながらも自分を騙しながらなんとなく社会生活をして、いつのまにかそれが本当の自分のように感じるようになって、だんだん馴染んで生きていくものなんだよなあ。またはシーモアのように馴染めないまま社会のすみっこでキモがられながら生きていくか。どちらも受け入れずにバスに乗ったイーニドはどこへ行ったのかなあ。何回観ても未だに答えが出ない。
ずっとずっとずっと観たかった作品!
何年も観たくて仕方なかった本作をやっと観れた!
思ったよりイーニドが痛くて中二病でびびってしまった部分もあるけど、ソーラバーチは最高だ。上手すぎるよ…。
あの役があんな似合う人いるんですかね。
レベッカが意外にも一般よりでなんだかなぁ。少しずつ馴染もうとしてる感じあるけど、イーニドは完全に浮いてるもんなあ。本当はもっとふたりの絆が観たかったんだああああ。
そんなイーニドとシーモアがぴったりなんだよなあ。
スティーブブシェミが最高でした。こんな彼が大好きなひとりです。
あのラストでよかったよ。ハッピーエンドだよ。
そんで学校でも浮いてた二人がなんで揃いもそろっていいおっぱいなんだい。スカヨハはあまり好きじゃないのだけど、本作では、クールさとハスキーボイスがマッチして魅力的なレベッカでしたな。
スカーレット・ヨハンソンが可愛い♪
「世間はビッグマックとナイキで満足してる」・・・限りなくオタクの世界。何故かオタクの世界は愛らしくて好きだ。1920年代のブルースなんかは全くわからないが、レコードのジャケットだけでも楽しめる独特の世界だ。
新しい音楽は全くと言っていいほど受け付けないシーモアの感性にそのまま同調するイーニドのセンスも楽しい。バイトでの応対を見ても人付き合いが苦手な彼女は、来ないバスを待ち続けるノーマンに対しても興味を持つほどの不思議少女だ。恋人にしたくなるタイプではないが、友達として付き合いたいような感じ。ただ、古いものを愛するセンスは本来のものではなく、世の中や回りの男にうんざりして逃避してノスタルジックになってるだけのような雰囲気かもしれない。
ストーリー的には本心を告げることや決心を早くしないと後悔するといったどこにでもあるような内容だが、映像やセンスは素晴らしい。そして‘ゴーストワールド’というタイトルの意味を見終わった後に考えてみると、最後にノーマンが乗ったバスに象徴されるように、つかみ所のない現代社会の中に溶け込む事が中々できない主人公の疎外感を表現していることに気付く。それでも若いのだからゴーストから人間に戻ることは可能なのだが・・・青春ものとしては奥が深い。
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