フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白

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劇場公開日:

解説

ケネディ政権およびジョンソン政権下で国防長官を務めたロバート・S・マクナマラが歴史の裏側を赤裸々に語り、2004年・第76回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した作品。

第1次世界大戦下の1916年に生まれ、ハーバード大学経営学大学院の助教授、自動車会社フォードの社長を経て、ケネディとジョンソンという2人の大統領の政権下で7年間にわたって国防長官を務めたロバート・S・マクナマラ。アメリカ政府の中枢で世界史を動かしてきた彼が「11の教訓」とともに激動の20世紀を振り返り、キューバ危機やベトナム戦争などについて、知られざる真実を明かしていく。

現代音楽の巨匠フィリップ・グラスが音楽を手がけた。

2003年製作/107分/アメリカ
原題または英題:The Fog of War: Eleven Lessons from the Life of Robert S. McNamara
配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
劇場公開日:2004年9月11日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第76回 アカデミー賞(2004年)

受賞

長編ドキュメンタリー賞  
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映画評論

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映画レビュー

3.0オスカー獲るほどじゃない

2019年1月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 1962年キューバ危機。映画『13デイズ』よりもずっと深刻で緊迫していたことがインタビューによりわかる。好戦的なルメイという男がしきりにキューバを攻撃したがってたと同様に、カストロだって核配備してフルシチョフに進言していた事実。結局、全面核戦争を止めたのはアメリカでもソ連でもなく、単に運が良かっただけ・・・かなりリアルな発言だ。

 第2次大戦時、膨大な死傷者を出した日本。東京大空襲では一晩で10万人の死者数である。戦争のルールさえ確立されていない時代(今も確立しているとは思えないが)、勝った国だからこそ好きなことが言えるという雰囲気が伝わってくる。この点、インタビュワーが一番冷静だったようだ。

 途中、戦争から離れ、フォードの再建のために努力した話が延々と続けられるのにはうんざりさせられた。

 結局、「戦争をなくせるものではない」というのが彼の本音。具体的に言えば物議を醸し出すことは間違いないのではっきりとは言えない立場。ただ、被害を最小に留めるべきだと主張していることはよくわかる。

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kossy

3.5月の裏側

2016年5月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
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よしよし