皇帝ペンギン

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劇場公開日:

解説

南極の過酷な自然の中で生きる皇帝ペンギンたちの求愛から子育てまでを追い、フランスで大ヒットを記録したドキュメンタリー。動物行動学の研究者であるリュック・ジャケ監督が8880時間にわたって撮影した映像をもとに、ペンギンの心の声をナレーションで挿入するなどの演出を施し、ペンギンたちの生態を感動的に描き出す。

南極に冬が到来する3月、多くの生物が暖かい北へ移動する中、皇帝ペンギンたちは南へと向かって旅を始める。彼らは外敵が近づきにくい氷山に囲まれた土地で、パートナーを見つけるための求愛行動をする。5月末、産卵を終えた母親たちは卵を父親に託し、餌を求めて遠く離れた海へと旅立つ。

アメリカ公開版ではモーガン・フリーマンがナレーションを務め、2006年・第78回アカデミー長編ドキュメンタリー賞を受賞。2017年には続編「皇帝ペンギン ただいま」が製作された。

2005年製作/86分/フランス
原題:La marche de l'empereur
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2005年7月16日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第78回 アカデミー賞(2006年)

受賞

長編ドキュメンタリー賞  
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映画レビュー

4.0【リュック・ジャケ監督が、何年かかったかは知らないがそれまで謎だった皇帝ペンギンの生き様を描いたドキュメンタリー映画。】

2024年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 数年前に、酷暑日に高校野球地区予選を岡崎市民球場で鑑賞した後に、今作の次作「皇帝ペンギン お帰り」を見て、非常に面白かった記憶がある。-

■南極に冬がやってくる3月。多くの生き物たちが暖かさを求めて北へ移動する中、皇帝ペンギンたちは逆に南へ向かう。隊列を組んで行進を始めるペンギンたちが目指すのは、外敵が近づきにくい氷山に囲まれた土地。そこで互いのパートナーを見つけていく。

◆感想

・ナレーションが、ペンギンの立場に立って言葉を発する所が面白いし、且つ孵化出来なかった卵のシーンなどは可哀想だが、自然の過酷さを物語っている。

<マイナス40度にもなる極寒の中を生き抜く皇帝ペンギンの知恵や行動の数々には驚かされる。求愛シーンのセクシーさや雛ペンギンの可愛らしさにも目を奪われること必至の作品である。>

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NOBU

3.0悲愴感ありすぎ…!?

2022年1月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

prime videoにて字幕版鑑賞
皇帝ペンギンがとても可愛くて生態もよくわかる作品だと思いますが、ナレーションのせいか…悲愴感がありすぎるように感じました。
人間にとってはとても過酷な環境ですが、元々そこで生活してきたペンギンさんにとってはそれが当たり前なので、言うほど過酷ではないのでは!?とも思いました。全編通してネガティブな印象を受けて、観ているのが辛くなりました。(吹替版だと違う印象かもしれませんが)
同じようにペンギンを擬人化して過酷な出産&子育てを追ったドキュメンタリーを観ましたが、そちらはもっと楽しく時には笑えるポジティブなナレーションだったので、映像よりもナレーションで作品の印象が変わるんだなぁ~と感じました。
先日、水族館でペンギンさんと会ってきたばかりですがまた会いに行きたくなりました。
残念ながら日本ではコウテイペンギンに会える水族館はわずかですが、見た目似ているキングペンギンや、他にもたくさんの可愛いペンギンさんがいるので、映画を観た後に水族館に行くとより楽しめると思うのでオススメです。

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ROSE

4.0感動ドキュメンタリー

2021年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

幸せ

萌える

「皇帝ペンギン」は2005年フランス製作のドキュメンタリー映画です。
日本では2005年7月16日に公開されました。アメリカ公開に際して、モーガン・フリーマンがナレーションをつけ、第78回アカデミー賞長編ドキュメンタリー映画賞を受賞しました。

コウテイペンギンは南極大陸内陸部で子育てを行う唯一の動物でその生体から「世界で最も過酷な子育てをする鳥」と呼ばれます。

終始ドキュメンタリーで語られる本作は、われわれ人間とは比べられないほど過酷な環境で生きるコウテイペンギンの素晴らしさを伝えてくれるだけでなく、ナレーションをつけることでわかりやすく、その生態を把握することができます。

夫婦で力を合わせて子育てをする姿は感動を与え、力尽きてしまう雛や親の姿に残酷な現実を知り、他人の子供を奪っても育てようとする生命の神秘さに心奪われる作品です。

ドキュメンタリーだけに作品としての評価は難しく、厳しめの評価としますが、過酷な環境下で製作を行ったスタッフに敬意を表します。

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ロロノアゾロ

4.0いわゆる“天然”と呼ばれる愛すべき女性たちは、なぜかペンギン歩きをする人が多いようだ…と思うのは私だけでしょうか。

2019年10月12日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 皇帝ペンギンは極寒の地・南極を真摯に生きぬいている。ときには直立で歩き、ときには腹で氷原をすべり、海を見つけるとすかさず果敢にもダイビングするのである。彼らはマイナス40度という過酷な条件下で愛を交わし出産し、卵を孵すまで夫婦交互にヒナを育てあげるのです。母は出産後、エサを求めて何日もかけて行進し、オスは4ヶ月間絶食して、猛吹雪から子を守る。昼のない悪魔のような冬。寒さをしのぐために仲間同士で円陣を組んだり、他の家族をも相互に守る。「食べるために生きる」「生きるために食べる」といった人間の論争からは無縁の、ただ「子を育てるため、子孫繁栄のために生きる」という、無我の境地なのだ(悪く言えば、本能で生きている・・・)。

 子どものための犠牲の精神は、人間も見習わなければならないと感ずるし、短い夏のお楽しみのためにストイックなまでに耐え忍ぶ姿を見ると、甘ったれた自分を叱咤激励するいい契機になったかと思います。また、予告編を見た段階では、親子愛を中心にした動物物語だと思っていたのですが、同種族の仲間意識が重要だというテーマもあったかと思います。

 映画の構成は上手い作りになっている。ドキュメンタリーではあるけど、声優によってドラマチックに盛り上げてくれるのです。愛らしい皇帝ペンギンの映像をベースに、詩的な擬人効果の台詞を展開するのは、大沢たかお、石田ひかり、神木隆之介の3人だ。やはり、神木くんは天才だ・・・

 ペンギンたちを尊敬すべき存在だと考えると、もしかすると、“天然”と呼ばれる女性をも尊敬すべき存在なのだと考えを改めなければならないかもしれません。あなたの職場にもいませんか?もう馬鹿にはできませんよ・・・

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kossy
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