アメリカ,家族のいる風景

劇場公開日:

解説

「パリ、テキサス」のビム・ベンダース監督とサム・シェパードが84年以来、約20年ぶりにコンビを組んだロードムービー。落ち目の西部劇スター、ハワードは、30年ぶりに母親に会いに行き、自分に子供がいるかもしれないと聞かされる。彼は自分の子供を探す旅に出る。主人公のかつての恋人役はシェパードの実生活の妻でもあるジェシカ・ラング。共演は「ドーン・オブ・ザ・デッド」のサラ・ポーリー、「北北西に進路を取れ」のエバ・マリー・セイントら。

2005年製作/124分/ドイツ・アメリカ合作
原題または英題:Don't Come Knocking
配給:クロックワークス
劇場公開日:2006年2月18日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第58回 カンヌ国際映画祭(2005年)

出品

コンペティション部門
出品作品 ビム・ベンダース
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映画レビュー

4.0愛のある風景‼️

2024年9月27日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

楽しい

幸せ

ヴィム・ヴェンダース監督の味わい深い秀作‼️落ち目の映画スター、ハワードが30年ぶりに母親を訪ね、20数年前にハワードの子供を妊娠してるとの女性が訪ねてきたことを聞く。ハワードはその女性ドリーンと自分の子供アールを探す旅に出る・・・‼️孤独な男が家族を求め、愛を求め、旅に出るロードムービー‼️ハワードは西部劇の大スター‼️舞台となるモンタナの荒涼とした雰囲気は、どこか西部を思わせる‼️そこにハワードに扮するサム・シェパードがホントにマッチしてて、カッコいい‼️「パリ、テキサス」のトラヴィスを彷彿とさせますね‼️20数年ぶりに再会したドリーンからは、「今さら」とコテンパンにフラれ、アールからは認めてもらえない‼️その一方、ハワードと別の女性との娘であるスカイがハワードを訪ねてくる‼️亡くなった母の骨壺を抱えてハワードを見つめるスカイ役サラ・ポーリーが美しく愛おしい‼️この人、「ウーマン・トーキング 私たちの選択」の監督さんなんですよね‼️才色兼備‼️そしてハワードを呼び戻す映画会社のティム・ロスも面白い‼️ハワードの母親役のエヴァ・マリー・セイントとの絡みも微笑ましいシーン‼️クッキー美味しそう‼️そんな個性的なキャストで贈るユーモラスで微笑ましい家族の物語‼️愛を探す男の物語‼️ラスト、祖父の車を運転する孫たちはどこへ・・・⁉️ミョーに感動するラストでした‼️

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活動写真愛好家

3.0家族

2024年8月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

萌える

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ゆい

5.0『leave me alone』

2024年7月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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When I am 75♥️

4.0【”家族の血の繋がり”若き頃はモテた男だったら、不惑になって青い骨壺を抱く美女に付きまとわれる事はあるかな・・。今作は冴えない中年男の、若き日の行状を反省する”人生の一休み&反省ムービー”である。】

2022年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

幸せ

ー 今作の原題は、"Don't Come Knocking"である。   映画を見て、上手い邦題だと思ったなあ。ー ■西部劇のスターとして人気を集めたものの、今や仕事に飽き飽きしているハワード(サム・シェパード)。  ある日衝動的に乗っていた馬と共に”西部の怪人”の撮影現場を抜け出した彼は、故郷で30年振り!に母親と再会する。  母親はハワードを温かく迎え、20数年前に若い女性からハワードの子供を身ごもったと連絡があったことを告げる。 ◆感想  ・男は何かあった時には、愛された母親の元に帰るんだなあ、と思ったよ。  - 30年振りの再会にも関わらず、ちょっと前まで家にいたようにハワードに接する母親の姿。クスクス笑ったのは、母親が自分の映画スターとしての記事をスクラップしていたノートをハワードが苦い表情で見るシーンである。    逮捕、乱交、暴行の記事の数々・・。それでもキチンと息子の記事をスクラップしている母。有難いよね・・。-  ・そして、ハワードはコレマタ久方振りに且つて抱いたウェイター、ドリーン(ジェシカ・ラング:良いなあ・・。)と再会し、バーで演奏する息子アールを紹介される。  - ハワードが、ドリーンに復縁を迫るシーンでの、ジェシカ・ラングの演技が抜群である。”今更、何を言ってんの!”という調子で、軽ーく一蹴される姿。情けないなあ・・。身から出た錆だね。- ・ハワードの行き先を調べる映画会社の慇懃な男サター(ティム・ロス)の姿も絶妙に可笑しい。  - 今更ながらだが、ティム・ロスって良い役者だよね。-  ・そして、ハワードを付け回す謎の美しき女性スカイ(サラ・ポーリー)。青い骨壺を胸に抱きながら、ハワードが実の父親かどうかをパソコンで確認するシーン。  - こんな綺麗な娘が知らない間に育っていたら嬉しいけれど、矢張り男としてはだらしないぞ、ハワード!- <荒れるアール(そりゃ、そーだ!)が部屋から放り投げたソファーで寝るハワード。朝になっていつの間にやら傍にいるスカイ。彼女は父と会った事で、漸く青い骨壺から母親の遺灰を蒼空に放つ。  ヴィム・ヴェンダース監督のロードムービーと言えば、誰でも知っている「パリ、デキサス」であるが、今作は冴えない中年男が、若き日の行状を現状から逃げ出す過程で反省し、新たな生活をスタートさせる”人生の一休み&反省ムービー”なのである。  佳き作品である。けれど、未来ある若者は真似しないよーにね!>

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NOBU