ドッグヴィル

劇場公開日:2004年2月21日

解説・あらすじ

「奇跡の海」で審査員グランプリ、「ダンサー・イン・ザ・ダーク」でパルムドールと、2作連続カンヌ映画祭を制したデンマークの異才、ラース・フォン・トリアー監督。彼がブレヒトの「三文オペラ」の挿入歌「海賊ジェニー」にインスパイアされ、ダシール・ハメットの「血の収穫」やカフカの「アメリカ」を参考に“想像上のアメリカ”を描いたと語る実験的作品。監督自身がDVカメラで撮影にも参加している。

2003年製作/177分/R15+/デンマーク
原題または英題:Dogville
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2004年2月21日

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映画レビュー

5.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月12日
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yv

3.0 【映画において、如何に意匠、背景を含めた美術の効果が大切かを、逆説的に示した作品。】

2024年12月15日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

知的

難しい

ー 今作での、ラース・フォン・トリアー監督の斬新すぎる作品設定 ー床に線を引いただけの空間ー の中での人間模様を描く手法には、主演のニコール・キッドマン始め数名の俳優が大いに戸惑い、彼らは二度とラース・フォン・トリアー監督作品には出演していない。-

■少数しか住人がいない廃れた鉱山町・ドッグヴィル。
 作家になることを夢見るトム(ポール・ベタニー)は、ギャングに追われる美しい女性グレース(ニコール・キッドマン)を匿う。
 トムは村人たちにその事実を話し「2週間で彼女が村人全員に気に入られる」という条件で同意を得る。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・ストーリー展開は、長尺にしてはシンプルである。だが、その中でドッグヴィルの小さな町の人達のグレースに対する悪意が徐々に醸成されて行く。

・主演のニコール・キッドマンは、舞台の様なセットの中で迫真の演技を披露するが、例えば彼女がチャック(ステラン・スカルスガルド)に犯されるシーンなどは、部屋の壁が一切ないために、どうしても違和感を感じてしまうのである。
 監督の意図としては、そこは観客が”想像する”ことを求めているのか、斬新な演出を狙ったのかは、分からないがカメラアングルが、俯瞰した撮影にほぼ徹しているために、サスペンス要素が俳優の演技に頼らざるを得ないのである。

<今作の設定を観ていると、邦画の三谷幸喜監督作の、「ギャラクシー街道」や近作の「スオミの話をしよう」を想起させるが、当たり前だが両作とも今作よりも遥かに内装が凝っている。
 どうも、私は映画には”如何に意匠、背景を含めた美術の効果が大切か”を重視し、求めているかと言う事を感じてしまった作品である。>

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NOBU

5.0 人間のあらゆるいやらしい面をくまなくリアルに描き切った作品。 一貫...

2024年8月14日
PCから投稿

人間のあらゆるいやらしい面をくまなくリアルに描き切った作品。
一貫して全登場人物が至極不愉快な人ばかり。平和な場面は一瞬しかない。
この映画に快を感じたり気持ちが楽に感じた部分があったなら、それは自分の姿なのだろう。

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ぞうみゃお

4.5 かなり興味深い作品、内容はキツい

2024年4月7日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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29087

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