劇場公開日 2004年11月6日

血と骨のレビュー・感想・評価

全31件中、1~20件目を表示

4.0伊藤淳史で始まり伊藤淳史で終わる

2024年7月18日
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鑑賞方法:DVD/BD

怖い

興奮

原作は『月はどっちに出ている』『闇の子供たち』の梁石日 監督と脚本は『花のあすか組!』『月はどっちに出ている』『マークスの山』『犬、走る DOG RACE』『カムイ外伝』の崔洋一 脚本は他に『月はどっちに出ている』『岸和田少年愚連隊』『犬、走る DOG RACE』『愛を乞うひと』『焼肉ドラゴン』の鄭義信 主人公金俊平は原作者の父がモデルらしい 若い頃の俊平が済州島から船で大阪に辿り着くわけだが伊藤淳史はミスキャスト 原作の青春編は映画化する際にまるまるカットされているようだ Netflixかどこかでじっくり連ドラで『血と骨』を制作したらどうか 階段をヘッドスライディングなように滑り落ちていく花子 首吊り自殺した花子 久々に鑑賞したが記憶にはっきりと残っていた 中村優子と濱田マリを褒めたい 当時濱田マリのヌードは意外でびっくりした 黒いボカシは崔洋一の演出で特に今はないだろう 本番してるわけないだろ たぶん 朝鮮人の葬儀のときスーツ姿にあんな変な帽子被るの滑稽 民族衣装にあの帽子ならならしっくりくるんだけどな スコットランドの人がスーツ姿でミニスカにノーパンなら変態やないか 配役 蒲鉾工場から金貸しを営む粗暴な性格の金俊平にビートたけし 若い頃の俊平に伊藤淳史 俊平と定子の間に生まれた龍一に伊藤淳史 俊平の妻で行商を辞め食堂を始めた李英姫に鈴木京香 俊平と英姫との間に生まれた息子で花子の弟の金正雄に新井浩文 正雄の子供時代に森田直幸 俊平と英姫の間に生まれた娘で正雄の姉の金花子に田畑智子 金花子の子供時代に竹崎由佳 正雄と花子の腹違いのきょうだいでヤクザの朴武にオダギリジョー 朴武の妻の大谷早苗に中村麻美 俊平の弟分の高信義に松重豊 英姫の連れ子で信義の妻の金春美に唯野未歩子 俊平の愛人の山梨清子に中村優子 清子を介護するために雇われたがのちに俊平の2番目の愛人になる鳥谷定子に濱田マリ 定子の娘の鳥谷ゆき子に平岩紙 金貸しの俊平に借金している鋳物工場を営む趙永生に國村隼 花子の夫の朴希範に寺島進 蒲鉾工場の職人の元山吉男に北村一輝 蒲鉾工場の新入りでのちに共産党にかぶれ刑務所暮らしをしている張賛明に柏原収史 金貸しの俊平から借金している大山に塩見三省 同法を戦地に送り込み裏切り者呼ばわれされたが大山として成功し羽振りが良さそうな金成貴に塩見三省 金容洙に仁科貴 金泰洙に佐藤貢三 鄭烈に眞島秀和 朴鉄煥に朱源実 崔栄植に三浦誠己 玄昌休に斎藤歩 姜明美に洪仁順 朴英恵に向井理恵 徳山に喜安浩平 木元に寺井健人 藤田に伊藤洋三郎 藤田の妻に岩崎幸子 国本に飯島大介 酒屋の主人にトミーズ雅 警官に小林太樹 キャバレーの男に國本鍾建 キャバレーの男に武重勉 キャバレーの男にガンビーノ小林 君が代丸の客にちすん

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野川新栄

3.5小説は凄いが悪くない映画

2024年6月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

原作を読み印象的だったのが、数年後に映画化されて観た時は、暗さや負のイメージが物足りなく感じたが、最近また見てみると映画化からかなり年数も過ぎたのもあり、古さを感じる事も加わって、いい出来な映画だと思った。 モデルが原作者の父親という事で、その主人公が生き様を全うする人生に感慨深い。

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NKAI

2.0後味悪い

2023年12月31日
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プライア

1.0暗い

2023年10月17日
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全体的に陰鬱で観ていて気が滅入る。

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aaaaaaaa

3.5在日コリアン版『ゴッドファーザー』?

2023年3月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

気性が激しく荒く狂暴で獰猛、人間と言うよりケダモノ、そんな在日コリアンの男を、たけしさんが演じています。 戦後の在日コリアンと集落は、わりとイメージどうりに描かれていて、 性と暴力、屠殺が行われ、もがきながら必死に生きる人達。 40代以上の方は分かると思いますが、 昭和の日本家屋に、ズラを被って棒を振り回し暴れる、たけしさん… 他人の口にムリヤリ食べ物を押し込んだり… いや『ひょうきん族』で、やってたコントじゃん(笑) シリアスなシーンでも、昔のコント思い出し笑えてしまう(笑) 終始コントがダブってしまい、笑いながら観てました(笑) だめだ、笑えてしまう(笑) 日本に移民してきた、本能的に動物的に貪欲に成り上がっていこうとする、ある在日コリアンの一生を描いた映画です。 他の方も言われてますが『ゴッドファーザー』を思い浮かべました。 キャスティングも、いいです。 胸クソ悪いけど面白い… 面白いけど胸クソ悪い… なので、減点(笑) 厳しめの3.5。 75~80点ぐらい。

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RAIN DOG

4.0拾った屑野菜で何やらごちゃごちゃ煮込んで旨そうに食うシーンに「生のエネルギーは食にあり」と。

2023年1月18日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

興奮

田畑智子が雰囲気を出していた。 不幸を一身に引き受けた様な、 過酷な人生におろおろと流される お姉ちゃんの味が実によかった。 雰囲気といえば終戦前後の長屋のセットにリアリティーがあって、 見た事のある様な風景に、完全に映画の中に取り込まれてしまった。 驚いた事には、俊平や英姫が住んでいる路地建物の位置関係が、 原作でイメージしていた物とぴったりだと言う事、 本がしっかりしていると言う事でしょうか。 いや、セットがしっかりしているからでしょう。 それにしても崔監督、かなり思い切ってストーリーに手を加え、 新しい「血と骨」を創作しているかと思ったらそうじゃなく、 かなり忠実に原作をなぞったものでした。 見る者を引っ張って行く演出力はなかなかのものでしたよ。 印象に残ったシーンは、 俊平が屠殺の残材で仕込んだ得体の知れない食い物に、 蛆を振り払いながら食らいつくシーン、 同じく俊平が、拾った屑野菜で何やらごちゃごちゃ煮込んで旨そうに食うシーン、 そこに「生のエネルギーは食にあり」と妙に納得させられました。 エンディングで梁石日さんがじっとこちらを見ていました。 実父をモデルに書いた本ですから、 そこに何とも言えない強靭な意志を感じ、ぞっとしたのを思い出します。 粗暴で凶悪な俊平役のビートたけしは、 これが地なのかと錯覚するような迫力があったし、 濱田マリが存在感のある役どころで 結構面白い映画でした。

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ezu

1.5これは地獄

2021年11月10日
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ほんと嫌な作品の一つ。 怖すぎて吐いちゃうよ、、まったくぅ〜 ただやっぱりこの振り切れ方は随一。

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大粒 まろん

3.5在日コリアン社会は興味深々も、誰にも共感できず戸惑ってしまった

2021年4月25日
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鑑賞方法:DVD/BD、VOD

自分は在日の人達、コリアン・タウン、そこでの慣習・文化に無知であり、そういう意味では大変に興味深い映画ではあった。またチンチン電車の線路には郷愁覚え、忠実?に再現された街の佇まいも魅力的で、そこの部分はたいしたものだと感心させられた。 映画全体としては、音楽の綺麗さも有り、米国でのイタリア移民社会を描いたゴッドファーザーの日本版を目指した?ただ、たけしは多分本人的には一生懸命頑張っているものの、主人公の親父は凄く金持ちになったと言え、ただの身勝手な短期な暴力親父に見え、どうしてぶち殺されないか不思議に思ってしまった。女や家族に暴力加え、家具や窓ガラスを破壊しても、小市民的で、化け物的怖さは感じられず、演出が計算違いに思えた。 根本的に、監督らが何を描きたかったかが、自分には、判然としない。多分、原作的には、自分に流れる親父的なものをしっかりと見つめた上で、どうしようも無い父親を客観的にネガティブに描くことで、それを克服しようとした物語なのだろう。しかし、映画は政治的運動等ノスタルジックな部分に興味がいってる様にも見え、混乱させられる。主人公を、もう少し、自立展望的に描いた方が分かりやすく共感が得られたのでは? 初代愛人役の中村優子さん、その後の愛人役の濱田マリは、ヌード満載の体当たり的演技で強く印象に残った。たけし親父に暴力を加えられる妻役鈴木京香や娘役田畑智子も悪くなく、女優陣は全体的に良かった。 最後の北朝鮮での死を迎える映像は、若き日海の向こうに見えた大阪の街の映像を重ね、大河ドラマ風ではあるが、大作映画の締めとしては今一つ工夫が足りないと思ってしまった。

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Kazu Ann

3.0弱肉強食

2021年4月9日
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人生っていうのはこういうものなのかもしれない。 著者の父親がモデルということで、ほぼ実話と考えられる。 強く生きようと思った。抗わなきゃ

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くり

4.0

2021年4月5日
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猫柴

3.5暴力が苦手な人は観ない方がいい

2021年1月20日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

生々しい性と暴力。濵田マリの演技にビビる。大阪の在日コリアン社会で、ある種サクセス・ストーリーを描いた作品。

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ホンマサ

4.5観入ってしまいました。

2020年11月22日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

2時間半の長い映画でしたが、いっときも目を離す事なく魅入りました。 傍若無人な男なんですが、愛人の面倒みたり、娘の死亡には半狂乱になったりで人間味のある所もあるんだな こんな役をやらせたらタケシの右に出るものはいないね。 それとオダギリジョーが素晴らしい!! 鈴木京香さんも。 他の出演者の関西弁も 全てが凄いを通り越えて凄まじい。 みんなで食事している時の鈴木京香さんが片足立膝での食事。コリアンの習慣をふんだんに盛り込んでる映画。 マンセーもそうだし、ところどころコリアン語で。それがまた良い。 父親の暴力から逃げるため結婚した相手からも暴力を受けると言う。そんな宿命もことごとく壮絶だ。 時代背景もそうなんだが、 戦前〜戦後の在日コリアンは差別など受けながら 背に腹はかえられぬ暮らしぶりだっただろう。 在日の知人のおじいちゃん達がこんな感じの暮らしでトイレもなく空き缶で用を足し、ある物は盗品を売って金にしそれを元手にコリアン専用の高利貸しになり莫大な財産を築き上げたものもいる。ある者は戦後のどさくさで空き地に勝手にバロック小屋をたて、立退料をせしめて祖国に帰った者など。凄まじい。 高度成長期の日本人の強さとはまた違う在日韓国人の 生き抜く術の強さを感じた映画でした。 また、ゆっくり観たい。

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悠々同盟

4.0迫力

2020年11月17日
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戦後の復興の裏で、今でも続く在日朝鮮人の歴史の1ページをビートたけしが怪演★ 希望を抱いて来日した一人の青年が、時代と共にバケモノと化し、それでもつかず離れずで共に暮らした家族との切っても切れない「縁」を迫力ある演技と、リアルな背景で描く力作。 今の人たちにはたぶん理解できないだろうが、間違いなくそこにあった時代を感じられた。

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レイは!?★

4.0観る人をえぐる

2020年9月8日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

悲しい

怖い

観賞後の後味の悪さと、ずっと頭に残る映像の数々 体調が良い時に観ないと具合悪くなります。 映画を観て、原作を読んで想像できなかった暴力シーンが具現化され、モヤがかかったシーンが鮮明になりました。 映画は原作の下巻が主に多い印象です。 所々原作と違い、少しぼかしてる部分があります。 俊平の非道さと晩年の哀れさは原作の方が凄まじく 映画で興味を持った方は原作もおすすめします。 映画自体は性と暴力がひたすら繰り返されます。 北野武の演技も良いです。

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ミミミゆ

3.5狂気と暴力の支配は孤独がつきまとう

2020年7月24日
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鑑賞方法:VOD

戦後の日本は大阪。出稼ぎにやってきた朝鮮人の少年が、狂気のような性格と暴力的な支配で、事業を興し大金を手にいれるも、自身の老いとともに衰退していく。 暴力に傾倒し狂気のような主人公を演じるビートたけしはハマり役で迫真の演技。全体的に暗めのトーンで、引き絵が多い。暴力が招く暗さがあるものの、客観的な視点からはドタバタ喜劇にもみえてくるときがある。 狂気がかった主人公の妻役・鈴木京香の体当たりな演技は見もの。

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菜野 灯

4.5狂気

2020年3月22日
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鑑賞方法:VOD

興奮

Amazon Prime にて視聴。 主人公、金俊平の狂気が最初から最後まで痛い程に伝わってきた。ビートたけしの演技が素晴らしい。

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_munakata

2.5たけしの朝鮮人はそれらしい

2019年10月23日
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鑑賞方法:VOD

ビートたけし、かつて金嬉老を演じたのをテレビで観たことがあるが、朝鮮人らしくみせるのが上手いのか…かなりハマる役だなと感じた。本作も力でのし上がるしか術がなかった在日朝鮮人1世を見事に演じている。 が、とにかく終始バイオレンス、バイオレンス、という話で後味の悪い映画だ。

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さすまー

3.5ビートたけしという俳優

2019年10月21日
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鑑賞方法:VOD

個人評価:3.6 ビートたけしのとてつもない演技に背筋が凍り、吐き気まで込み上げる作品。 ビートたけし以外の役者では成立しないし、たけしがオファーを受けなければ、そもそも映画化すらしていないだろう。 それほど金俊平という男だけを掘り下げた強烈なストーリー。 監督としての北野武はあまり好きな部分はないが、俳優としてのビートたけしは、世界でも類を見ない役者だと感じる。仮に同作をハリウッドで映画化し、デニーロが演じようと、ビートたけしの狂気には及ばないだろう。

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カメ

0.5迫力はある、それだけ

2019年9月25日
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たけしの演技は迫力があった、それ以外は特になし。 ひまづぶしにどうぞ。

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アサシンⅡ

5.0兎に角

2019年8月1日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

興奮

パンチのある衝撃的な映画だった。 改めて思うと、凄い時代だったなと思う。 今の時代では速攻で捕まって終わりだが、今の時代に無いパワーを感じる。 北野武のベストじゃないかと、個人的には思う。

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REpower