ブロウ

劇場公開日:2001年9月15日

解説・あらすじ

監督はユマ・サーマン、ナタリー・ポートマンらの群像劇「ビューティフル・ガールズ」(96)のテッド・デミ。脚本は「アメリカン・ヒストリーX」(98)のデビッド・マッケンナと、ジョン・カサベテスの息子であり「シーズ・ソー・ラブリー」(97)の監督でもあるニック・カサベテスが共同で担当。撮影はスパイク・リー監督「サマー・オブ・サム」の女流エレン・クラス。元ピーウィー・ハーマン=ポール・ルーベンスが主人公の相棒役を熱演。

2001年製作/123分/アメリカ
原題または英題:Blow
配給:ギャガ・ヒューマックス
劇場公開日:2001年9月15日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画評論

フォトギャラリー

映画レビュー

4.0 人生最後まで残るものは何なのか

2025年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 大金を稼いで贅沢してもそれは一時的な快楽に過ぎない。主人公のジョージは仕事仲間と公私共につるんでいたけれど、その関係だって所詮は金銭的な利益があるから生じる繋がりに過ぎない。金の切れ目が縁の切れ目。金銭的な利益が無ければ呆気なく消えてしまう。主人公の父親の「金は幻に過ぎない」というのはまさにそのことを表している。

 人は人との繋がりで幸せを感じる生き物。だから多くの人は家族との関係で、無条件の肯定を受けることで幸せを感じて生きている。ジョージの場合それは唯一父親だった。彼は息子の悪い部分を含めて全てを受け入れるという、無条件の愛を示し続けてくれた。最愛の娘にも見放された彼が唯一幸せを感じられる瞬間は、父との繋がりを感じられる時間だったように思う。

 人生の儚さを感じさせる映画だった。人生の最後まで残る大切ものは何なのか、見つめ直させてくれる映画だ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
根岸 圭一

3.0 タイトルなし(ネタバレ)

2024年6月27日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
NM

4.0 アッサリ軽め

2023年8月25日
PCから投稿

麻薬関係の実録ものは大抵、陰鬱で、深刻で、底辺ぽーい、雰囲気が多いですが、当作は軽快なロックに乗せてサラッとドライに進んでゆきます。

相変わらずのデップ選手の変幻自在ぶりが見事。
しかし、長髪にするとロックミュージシャンみたいでした。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
越後屋

3.0 生き方を考えてしまった

2023年6月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

麻薬売買の話で一般人なら興味ない話しではある。
 けど好き勝手に生きる主人公は、妻子が居ても地道に生きる道などわからず何度も手を出す。束の間の喜びであっても一般人には味わえないハーレム感は、いわゆる夜の商売の人と共通する生き方に思え、罪悪感を背負ったまま生涯を終えるのだろう。

絶交する母と理解力ある父のバランスが良かった。

特典映像に本人の刑務所内インタビューがあり、自分なんかは「好き勝手にやってきたから仕方ない。残りの人生はここで過ごすよ」と満足感すら感じた。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
はむちん2