あの頃ペニー・レインと

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

「ザ・エージェント」のキャメロン・クロウ監督が自身の実体験を基に、15歳で音楽ライターになった少年の恋と成長を綴った青春映画。1970年代。教育熱心な母に育てられた少年ウィリアムは、家出した姉が残していったレコードをきっかけに、ロックにのめり込んでいく。やがてウィリアムは、自分の書いた音楽記事を伝説的ロックライターのレスターに送って才能を認められ、彼が編集長を務める音楽誌で記事を書き始める。さらに有名音楽誌ローリングストーンからも声が掛かり、仕事をもらうことに成功。取材のため、ブレイク間近のバンド「スティルウォーター」のライブ会場を訪れたウィリアムは、楽屋でペニー・レインと名乗るグルーピーの少女に出会う。ケイト・ハドソンがペニー・レインを魅力たっぷりに演じた。2001年・第73回アカデミー賞で脚本賞を受賞。

2000年製作/123分/アメリカ
原題または英題:Almost Famous
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
劇場公開日:2001年3月17日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第58回 ゴールデングローブ賞(2001年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀助演女優賞 ケイト・ハドソン

ノミネート

最優秀助演女優賞 フランシス・マクドーマンド
最優秀脚本賞 キャメロン・クロウ
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映画評論

映画レビュー

5.0教室の窓側の席の女の子。

2024年10月28日
iPhoneアプリから投稿

学生時代、校内に必ず1人はいた。
ものすごくモテる女の子。
男子は告白するための列を成し、女子は自分の親友とでも言いたげに周囲を取り巻く。
だけど同級生達の青臭い思惑を知ってか知らでか当の本人はどこ吹く風。彼女には追い求めている何かかがあって、いつもそれに一喜一憂。笑ったり泣いたり、時には淋しげな横顔も。それがまた魅力的で見つめずにはいられなかった。そんな彼女はいつも教室の窓側の席に座っていたように思う。
この映画のペニーレーンはそんなカリスマ性のある女の子。制作当初は他の俳優が候補だったと聞いたがスケジュールの都合でキャンセル。その他グルーピー役の1人だったケイトハドソンがペニーに抜擢。結果、キャンセルで正解だったと私は思う。劇中、確かにケイトハドソンはペニーレーンでありペニーはケイトだった。
1970年代はロックバンドの黄金期。ギタリストのラッセルを追うペニーは「自分はセックス目的のグルーピーではない。彼らを支えるバンドエイドだ」と自負している。でも結局そのラッセルに50ドルとビール1ケースというチープな条件で他のバンドマン達に交換、つまり売り渡されてしまう。若く無垢なロックライターの主人公ウィリアムは自分が恋したペニーが酷い扱いを受けることに憤り思わずその交換条件を彼女の前で口にしてしまう。その残酷な事実に涙ぐむペニー。それでも涙を堪え「(交換条件の)ビールの銘柄は?」とウィリアムに悲しく微笑んでみせる。
ほら、そうゆうところ、そうゆうところが!そんな切り返しをしてくるところこそが彼女の圧倒的な魅力であり他の女子の追随を許さないところなのだ。
ペニーのような女の子を前にすると超絶美形とか9頭身のモデル体型とかそんな事は全くをもって無意味なものとなる。
教室で窓側の席に座る女の子。目が合わないようそっと振り向いて見ていた生徒は沢山いたのではないか。彼女と話してみたい、でも眩し過ぎて近づけない。それでもやっぱり彼女は周囲の思惑などどこ吹く風。いつも何かを追い求め遠くを見つめていた。
彼女のあの美しく淋しげな横顔はペニーレーンと重なり時折私をあの教室に呼び戻すのである。
因みに私は行列に並ぶ男子でもなければ取り巻きの女子でもない。廊下側の席から彼女に憧れていた地味なロック好き少女でした。とほほ

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ychiren

4.0この世界に存在するかもしれない"確かなもの"について

2024年4月17日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

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第2電気室

3.5ラッセルかっこいい

2014年5月19日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

幸せ

なぜか魅かれる映画だった。
いやあラッセルのルックスといい、立ち振る舞いといいかっこいいね。
主人公のメンター役のレスターもいい感じ!主人公はこんなメンター持てて
幸せよ。
お母さんの一貫した愛もいい!

「ロックバンドと密接なファン」という設定は、マンガの「NANA」を思い出した。

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momokichi

スティルスウォーターは架空。つまり、フィクション。

2025年5月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

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