ピンポンのレビュー・感想・評価
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高校卓球にかける主要5選手の葛藤と救済
松本大洋原作の高校生卓球漫画の実写版。
主人公のペコとスマイルを筆頭に
アクマ、チャイナ、ドラゴンたちそれぞれの卓球選手としての生き様と高校生ならではの葛藤を描く作品。
特筆すべきはCGを駆使したスピード感あふれる映像はもちろん、ノリノリなテンポで流れる挿入歌やBGM、ユーモアあふれるセリフのやり取りが視覚と聴覚を揺さぶり、とってもキャッチーな仕上がりになっている。
性格も戦型も180度違う幼馴染同士のふたりの主人公が体現する趣の違うヒーロー像、また、それぞれの特訓シーンやラストのシーンなどはあえて対比的に映すことで原作にはない「映画としてのピンポン」としての妙を感じた。
ヒーローを待望する者、その期待に応えんとする者このふたりだったからこそ、互いが互いのピンチを助け合うこととなり、ラストはとても感動的なものとなっている
ふたりの主人公を含め、5人の主要人物が
それぞれの形でそれぞれ葛藤を克服できたり、救われたりする様は本当に気持ちがいい。
とくに主人公ふたりとも幼なじみで最強の敵ドラゴンを慕うアクマはこの物語に欠かせない重要な存在。
個人的に一番好きなキャラクターだし、演じられてる大倉孝二さんがそこを上手く表現されていて、つい泣いてしまった。
天才奇才
この映画を初めて観た後、絶対原作も読もう、と思って早何年経ったかな。未だに読んでおらず、それで二度目の鑑賞。
原作読んでいたらもっと楽しめるんだろうな、と思いつつ、未読でも十分楽しめました。それもオリンピック後、卓球熱も冷めやらぬままだったので、なおさらだったかと思います。
卓球に関して天賦の才を持ったペコを奇才窪塚洋介が見事に演じてました。中村獅童、井浦新といい、卓球のフォームが様になっていて、ストーリーにも引き込まれました。窪塚洋介は本当にいい役者さんだなぁと改めて思った次第。あまりスクリーンで見なくなってしまったのが淋しい(わたしが知らないだけか)。
クドカンの脚本然り。色んな天才奇才が集まった、いつの時代に観ても楽しめる青春スポーツコメディ、といったところですか。
厚き友情…いいね青春!!
卓球をこよなく愛する男子高校生ペコ(星野)を窪塚洋介さんが、幼馴染のスマイル(月本)を井浦新さんが演じる。卓球を通して友情を深め、成長していく青春ストーリー。
窪塚洋介さんのナチュラルな魅力に引き込まれました。さらりと呟く台詞が楽しい。
井浦新さんのメガネ男子ぶりがキュート✨
タムラ卓球場のオババを演じた夏木マリさん。カッコいい愛ある大人の女性、ハマり役でした✨
決勝で対戦する二人の姿にジンときました。
宮藤官九郎さんの愛に満ちた作品。青春期の危うさとほろ苦さ加減が、なんとも言えず良い。
-だったら初めっからうどん食えっつーの!!
-お前何見てんだよー!ブースッ!
NHK-BSを録画にて鑑賞
独特な革命児の掛け合わせによる唯一無二の世界観
スポーツ映画NO1
スポーツ映画で、こんな感慨深い映画は初めて見た。静かに感動している。涙とかではない。奥深い。つうか、自分の解釈で見ています。
井浦新、窪塚洋介、大倉孝二、いいね。
窪塚洋介は今は見ないけど、井浦新は最近ドラマで見たがだいぶ疲れたオヤジになってる。大倉孝二変わらないなあ。井浦新がこんな美青年だったんだなと変貌ぶりにまず驚く。年は取りたくないものだが、皆、年をとるなとまず思う。
今、観た自分のメンタルコンディションにかなり、よるんだが、見ながら、いろいろ考えた。
僕が感じたのは才能とは何かということでした。才能があるのか、無いのか。本当の意味で努力しないと、有るのか、無いのか、やりきった者にしか、それすら、わからない。何事にも言えることだろう。今知った事ではないが、かなりこの映画は響きやすい。
長く生きてくると、自分の限界はここまでかな、とか、どこかで何回も人は自分に折り合いをつけて生きていく。そうじゃないと辛い。
しかし、色んな可能性をやりきったかな。努力とは、ありきたりの言葉なんだけど、これで本当に良かったのか、悔いはないのかは努力の量でしか測れない。
また、大倉孝二が、中村獅童に、卓球を誰のためにやっているんですか?と聞いたが、それわかるわあ。
自分のために、勝ちたいとか、給与を多く得たいとか、俺もこれっぽっちもモチベーションが上がらない。飢えそうになればまた話は別だが。
自分のために頑張るなんてつまらない。なんの意味も持たない。昔からそういう思考回路だった。
大切な人がいたり、誰かに憧れたり、好きになったり、喜ばせたかったり、幸せにしたかったり、そんな人がいるからこそ、本気になれる。
そんな人に出会うと、さらに自分を成長させたくなるし、自分を高めたくなる。そんな事を考えていました。
まあ単純には、3人の友情良かったな〜。
なんか恥ずかしい感想になってしまった。
まあズレてるかもしれない。
皆 卓球が好き。なんだね
私はつくづくスポ根が苦手だ
ヒーロー見参!! 努力に勝る才能なし!!
アイ キャン フラ〜イ
卓球
思春期男子の心の機敏
18歳の頃、一番好きな映画はピンポンでした。でも、10年ぶり?に鑑賞して、どこが好きだったのか当時の私に聞きたい…。
ペコの独特なキャラクターが10代だった私には魅力的に見えたのかも…。大人になった今、全く魅力的に感じなくなってました笑
大人になって気づいたのは、これは思春期男子独特の心の機敏なんだろうな、と。
女子で言えば、自分を支えてくれる大切な親友の好きな人が私を好き…みたいな感じだと思います笑
ペコの親友スマイルがいつの間にか卓球がペコよりも上手くなっていて、ふたりの関係が崩れないように、それに互いに気づかないふりしてたのが青春ぽくていいなと思いました。
美人マネージャーや恋愛など余計なものが出て来ず、真摯に卓球と友情に向き合ってるのがよかったです。(ただ、向き合い過ぎてて場面の変化がないので長く感じます…)
経験者から見てどう感じるかは分かりませんが、素人目から見て卓球も本格的だと思いました。
ラストはやっぱり王道の少年漫画って感じだな、と思いました。ヒーロー的でかっこいいんだけど、スマイルの扱いに不満を感じました。
あつがなついぜ!
前から気になっていた作品の一つ。
ザ卓球ムービー。
クドカンの脚本、ペコのテンション、それから夢と現実を行き来するような感じがとてもハマりました。
多少好き嫌いは分かれるかも。
僕自身も中学時代卓球部に所属していたので、経験者の立場からすると、とてもリアルで最高な映画です。
また、卓球したくなりました。
まさに卓球ってこういうスポーツなんですよ。
結構変わってる奴も多くて、強いからって調子乗ってる孔みたいな奴も必ずいて、強豪校は本当に海王高校みたいだし、人間関係が結構大変で辞める人も割と多い(僕も人間関係嫌になって真面目にやりませんでした笑。反省…)。
登場人物たちも魅力的でした。
それぞれ思いがあって、卓球を心から愛している。
フォームぐちゃぐちゃだし、無駄な動きだらけなんだけど、その躍動感が彼らの思いを体現していました。
(アクマのフォームは綺麗だった⁉︎)
窪塚洋介、井浦新、中村獅童、大倉孝二、荒川良々、近藤公園。
今では皆おっさん。
当時でさえ、高校生には見えませんが、それにしても皆さん若い。
ただ、怒ったと思ったら、「Mr.月本!」というあの竹中直人さんのテンションにはちょっとついていけなかった。
ほんの少し普通の佐藤二朗も見ることができます。
染谷将太は流石にわからなかったな。
最終的な展開は大体予想がつきましたが、個性的なキャラクターの織りなすストーリーは全く飽きず、最高に楽しめる映画でした。
余談
ペコが星でスマイルが月の理由に決勝戦になってから気づきました。恥ずかしい…
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