ロード・トゥ・パーディションのレビュー・感想・評価
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ギャング映画と見せかけた父と息子のホームドラマ
ギャング映画と思ったらホームドラマ。殺害シーンで意図的に撃たれる人を映像に映さないサム・メンデス監督の演出の拘り。トム・ハンクスのいつもの個性。父と息子の逃走劇。これまでのマフィアの世界観とは趣を異にする。以前通りのアクションや迫力を期待すると肩透かしを食らうだろうが、これはこれでいい。但し、77歳のポール・ニューマンのマフィアのボス役はいいとして、役柄の扱い方が気に食わない。名優に対するリスペクトが足りない。
これはギャング映画ではなく親子の愛を見るファミリー映画です…
親子の愛…
ギャング…
復讐劇…
逃避行…などなど
自分の好物が詰まった作品でした
物語の序盤は少し延々と感じてしまってイマイチかなと思っていたのですが中盤から目を離せない展開が続いていきます
なにより親子愛ですよ…特に父子で協力して銀行強盗をする所が良かったですね、息子の下手くそな車の運転に愛着が湧きましたw
先程から親子愛が凄いと書いてるのですが復讐劇としても良くできてると思います。
まず、つまらない復讐劇にありがちな事が主役を引き立てすぎて悪役が輝いていないという事です。
この映画ではそんな事は一切無かったです、というのもジュード・ロウ演じる悪役がカリスマ性があり、かつ狂気じみているからです、ギャングの親分であるポール・ニューマンも引けを取らずかっこいい悪役を演じていましたね
キャストについて
トム・ハンクス、ジュード・ロウ、ポール・ニューマン、スタンリー・トゥッチ、ダニエル・クレイグなど超豪華キャストなのですがこの方々達の他の映画からではイメージできない様な新鮮なキャスティングになってると思いました
トムハンクスは「フォレストガンプ」「ビッグ」「グリーンマイル」などで心優しいイメージがあったのですが今回はそれらの役とかけ離れているギャングを演じていて新鮮だなと映画を観始めた時には思いました、ですが終盤になるにつれ息子想いの心優しい父親という根本的には良い意味でいつものトム・ハンクスらしい役でしたね
なによりダニエル・クレイグのギャップが凄いですねw
007のクールなジェームズ・ボンドとは程遠いです、ヘマをしてばかりの親がいなかったら何も出来ないギャングの下っ端を演じていて面白かったですねw
修羅の掟と親子愛
個人評価:3.5
サム・メンデスらしいコントラストが利いた渋い映像。ロジャー・ディーキンスとのタッグではないが、色合いや画角は秀逸な部分がある。
ギャングの修羅の掟と、親子愛を対比させ、トム・ハンクス主演らしい、非常にヒューマン系溢れる脚本に仕上がっている。またポール・ニューマンとの贅沢な共演も見物だ。
ただスコセッシのギャング映画を見過ぎだせいか、ギャング道の男臭さは弱い。
マイケル・サリヴァン・ジュニアが父を語るところから始まり物語の終わ...
マイケル・サリヴァン・ジュニアが父を語るところから始まり物語の終わりもそこへと繋がる。父が何してるか知りたくて隠れて付いていき殺しの現場を目撃してビックリ!誰にも言うなと釘を刺されるが、やっぱり組織から追われるハメに。母と弟は殺され、ギャング父と息子二人で復讐劇と逃避行。
サリヴァンジュニアが弟と自分への接し方が違うから、愛情が自分には向けられてないんじゃないかと思い込んで、父に尋ねるシーンがある。対比という訳じゃないけど、ダニエルクレイグが実の父からトムハンクスより愛されてないんじゃないかと思ってるシーンが途中に挟んである。
クズい役だけどダニエルクレイグが役にピッタリな表情をしていた。ドラゴン・タトゥーの女の時とは違っていて結構な悪人ヅラしてるよなぁと思った。
あとは帽子脱いだら薄らハゲのジュードロウもインパクト大。
ポール・ニューマン最後の劇場映画(ですよね?)
禁酒法時代のアメリカ。ギャングのボスの片腕を務める主人公が、ボスの息子に妻子を殺され、残された息子と逃亡しながらも仇を狙うストーリー。
トム・ハンクス、ポール・ニューマン、ダニエル・クレイグが豪華共演するギャング映画。主人公親子、ボス親子。各々親子の絆を中心に描き、ギャング映画ではありますけどバイオレンス色は薄いように感じられます。
それだけに、敵討ちストーリーとしてはやや物足りなく感じられたのが残念。
個人的には、ポール・ニューマン演じるボスが、不肖の息子を切り捨てられない父親の妄執をしっかりと演じているのが好感でした。
ジャンとルマンなギャング
アル・パチーノ系ギャングとは一線を引くマフィアドラマ(笑。
はっきり書きますと、トム・ハンクスのギャング無理。
どんな内容であろうと私は受け入れられない。
レビューにこんなに困ったことはありません<(_ _)>。
父親のブレない心
マイケル・サリバン(トム・ハンクス)の殺しの現場を息子が見てしまったこと、それをコナー・ルーニー(ダニエル・クレイグ)に見つかってしまったことからこの物語が始まる。
この息子の勝手な行動が原因となって弟と母親が殺されてしまう。
しかし、父親のマイケル・サリバンは息子を叱らない。この一点だけでも見る価値があると思う。昨今のDVのはびこる日本でぜひ父親はこれを見て見習ってほしい。
さらに息子を守りぬく決意がひしひしと伝わってくる。
たとえ反社会的組織であっても、親子の絆の素晴らしさが表現されている。
逆に、ジョン・ルーニー(ポールニューマン)の息子に対する振る舞いは息子を最初は叱るが結局は溺愛していてスポイルしている。この二人の父親像のコントラストが一層マイケル・サリバンの息子に対する態度が素晴らしいものに見えてくる。
俺は父親になったことはないが、このような父親像をしっかり記憶しておきたいと思った。
優しいギャング映画
ギャング映画というと男臭くハードボイルドな世界を
想像するのだけど、
ロードトゥ〜はとにかく優しい。
みんなただ悪いだけじゃなく、
優しさや滑稽な可愛さを秘めてるように感じる。
カポネの金を盗んで逃げるシーンや、
ジュードロウのキャラ、
銃撃戦の軽やかさや
殺害後のエグさの排除からそう感じた。
大人も観れる子どものためのギャング映画という感じ
がするのは、
やはりこれはギャング映画であり
父親と息子の映画だからだと思う。
サム・メンデスが子どもに見てもらうのを意図して
撮ったんじゃないかなと想像した。
とにかく息子に自分と同じ道を辿らせないために
戦うお父さんの姿に特に後半感動する。
それを受けて、
父親は父親でしかないと父親の意志を汲んで自分の
道を進む息子にもグッと来る。
ジュードロウのキャラクターも異質でとても良かった。
また息子と観たい作品。
豪華役者陣の競演
ポール・ニューマン、トム・ハンクス、
ジュード・ロウ、ダニエル・クレイグ等正に
豪華俳優陣。
でも誰一人ギャングに見えない笑。
今や誰もが007と言えば名前が上がるダニエルが
チョイ役の脇役だもん。たまらない。
ストーリーや、音楽、描写等流石の作り方。
素晴らしい作品だと思う。
特にジュード・ロウは怪演を見せてくれて
彼らしいインパクトを残した。
個人的には同じ面子でギャングではなく
ウォール街の闘争を描いたら面白いのに
なんて思ってしまいました。
だって皆紳士で好い人っぽ過ぎるから笑。
まあ、そのギャップも含めて楽しめた作品でした。
父と子の絆を描く
禁酒法時代のアメリカを舞台にしたギャング映画。
アウトローとして不器用にしか生きられない父と、
その父の稼業を知ってしまった息子の逃避行。
もうこの設定だけでも面白くないワケがない。
ポール・ニューマンがカッコいい。
ジュード・ロウもひと癖あってカッコいい。
んで主人公…トム・ハンクスじゃない方が良かったっぽくない?
どうしても柔和そうな印象があるせいか、
裏社会でも恐れられるギャングって感じがしない。
そこだけ最後まで引っかかりっぱなしだったため、
採点は低めになりました。
淡々と親子
サム・メンデス2本目! 『アメリカン・ビューティー』が面白かったので、続けていってみました!
親子に関心があるのね、サム・メンデス。ただ、食卓を真正面から対照に映すようなサム・メンデスの撮り方は、『アメリカン・ビューティー』みたいな現代の歪んだ姿に適してたような気がするなぁ。ちょっと技術に走る傾向も気になったなぁ。あとやっぱり、ギャングだから、もうちょっと悪さと怖さがあったらよかったなぁ。
冥府魔道を行く父子
元ネタは意外にも子連れ狼だそうだ。日本の時代劇すごいな
子供は大五郎よりだいぶでかい、乳母車じゃなくクラシックカーを運転する。
トム・ハンクスは良い人すぎて殺し屋っぽくないのが残念
役者がめちゃ豪華
設定された時代の何気ない日常の描写が凄まじい
親子の姿が素晴らしい
車の練習をしている姿が微笑ましく
小遣いを父親にせびるシーンも面白い
ストーリーとしては復讐劇
悪役もこの俳優にやらせるとこうなるのか、
と、意外な一面が見られる
面白かった
息子が運転を覚えてどんどんたくましくなっていくところが大変感動的だった。追われる身から一転して反撃を始めるところがとてもかっこよかった。結局カポネのお金はどうなったのか、果たして大丈夫だったのか釈然としない部分があった。
ジェニファー・ジェイソン・リーが品のいいおばさんになっていた。美術すごかった。
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