劇場公開日 2002年10月5日

「これはギャング映画ではなく親子の愛を見るファミリー映画です…」ロード・トゥ・パーディション ピッツァさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0これはギャング映画ではなく親子の愛を見るファミリー映画です…

2020年12月2日
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親子の愛…
ギャング…
復讐劇…
逃避行…などなど
自分の好物が詰まった作品でした
物語の序盤は少し延々と感じてしまってイマイチかなと思っていたのですが中盤から目を離せない展開が続いていきます
なにより親子愛ですよ…特に父子で協力して銀行強盗をする所が良かったですね、息子の下手くそな車の運転に愛着が湧きましたw
先程から親子愛が凄いと書いてるのですが復讐劇としても良くできてると思います。
まず、つまらない復讐劇にありがちな事が主役を引き立てすぎて悪役が輝いていないという事です。
この映画ではそんな事は一切無かったです、というのもジュード・ロウ演じる悪役がカリスマ性があり、かつ狂気じみているからです、ギャングの親分であるポール・ニューマンも引けを取らずかっこいい悪役を演じていましたね

キャストについて
トム・ハンクス、ジュード・ロウ、ポール・ニューマン、スタンリー・トゥッチ、ダニエル・クレイグなど超豪華キャストなのですがこの方々達の他の映画からではイメージできない様な新鮮なキャスティングになってると思いました
トムハンクスは「フォレストガンプ」「ビッグ」「グリーンマイル」などで心優しいイメージがあったのですが今回はそれらの役とかけ離れているギャングを演じていて新鮮だなと映画を観始めた時には思いました、ですが終盤になるにつれ息子想いの心優しい父親という根本的には良い意味でいつものトム・ハンクスらしい役でしたね

なによりダニエル・クレイグのギャップが凄いですねw
007のクールなジェームズ・ボンドとは程遠いです、ヘマをしてばかりの親がいなかったら何も出来ないギャングの下っ端を演じていて面白かったですねw

ピッツァ