パニック・ルームのレビュー・感想・評価
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Panic Room
刻々と変化、目が離せません
デヴィッド・フィンチャーらしからぬ作品ではあるけども
「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー作品であるだけに、見る前は大いに期待していたのだが、見終わっての感想は、「フィンチャーも、なんとも普通の映画を撮ってしまったなぁ」というもの。多分、他の監督、それも若手が撮っていたら、そこそこ楽しめるサスペンスとして評価できたかもしれないが、あのフィンチャーの作品である。この程度で妥協してもらっては困るのだ(偉そうに言わしてもらいます)。
そういった意味ではデヴィッド・フィンチャーらしからぬ作品ではあるけども、ソウル・バスっぽい不気味なタイトルデザインと、オープニングで、鍵穴をすり抜けて行く驚愕のカメラワークを見るだけでも一見の価値はある。
パニックになる部屋
夫と離婚した主人公メグは10歳の娘サラと共に、
ニューヨークの中心地の、ある大富豪が残した豪邸に
引っ越してきます。
そこには「パニック・ルーム」と呼ばれる、
緊急避難用の部屋が作られていて、
無数の監視モニター、専用の電話回線、
換気装置を完備していました。
2人がその屋敷で暮らし始めたその夜。
3人の謎の男達が屋敷に侵入してきます。
メグとサラは、「パニック・ルーム」に逃げ込むのですが、
男達の目的は「パニック・ルーム」の中にありました。
「パニック・ルーム」というアイデアと
フィンチャー監督独特の演出、カメラワークで
息つく暇もないサスペンス・スリラー映画です。
ストーリーのほとんどは、
「パニック・ルーム」の中と外(つまり、屋敷の中)
で展開されます。
密室ならではの閉塞感、圧迫感で息が詰まりそうになります。
(もちろん、いい意味でですよ。)
映画のストーリーとは関係ないですけど、
映画の最初の「スタッフ・クレジット」は必見です。
今までになかった斬新な「クレジット」でビックリしまし(笑)
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