パニック・ルームのレビュー・感想・評価
全57件中、1~20件目を表示
ひとつひとつが物足りないまま終わる
人によっては面白いと思えるはず。
一緒に見た友達は、絶賛はないまでも酷く貶すわけでもなかった。ただ私は合わなかった。
なぜか安く手に入った広い家で、不器用な親子が暮らし始めた初日に強盗が押し入る。
なぜか強盗は2人のはずが3人に増えていて、、、と意味のない謎が増えていくばかり。
ジョディフォスターが頑張っていなかったらレビューすら書かなかったであろうつまらなさだった。
親子愛を説くのはなぜか強盗側。もう1人は凶暴なだけで、マスク以外なんの魅力もない。
結局主人公は強盗なのかと思うくらい、ワクワクするのはキレ者の強盗のアイデアだけ。
それもこれも周りがバカなせいで失敗に終わる。
警官を呼んでからとりあえず先に来る夫がボコられるのも芸がないし、その呼ばれた警官も賢いけど遅い。遅すぎる。
銀行の債券が風に飛んでいくのも本当に面白くない。黒人の保釈金でも積んで欲しかった。クソ野郎でも親子の命の恩人なのにラストでは何も触れられず、ただ親子が新しい家を探している。は?
親子がトラブルを呼び込む悪魔的な存在なのかと疑ってしまうような、最悪の終わり方だった。
【”全編に漂う尋常でない緊迫感。”無人と思い侵入して来た隠し金庫の金を奪いに来た思惑がずれる3人の犯人達と、夫と別れたばかりの女と娘との駆け引きに魅入られるサスペンススリラー作品。】
■離婚したばかりのメグ(ジョディ・フォスター)は、娘・サラ(10代前半の無茶苦茶若いクリステン・スチュワート)を連れて、新しい引っ越し先の下見に出掛ける。
案内されたタウンハウスには、「パニック・ルーム」と呼ばれる緊急避難用の部屋が設置されていた。
引っ越しを済ませ、母子の新たな生活が始まったその晩の遅くに、事件は起こる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・押し入った犯人たち、
1.警備会社に勤め、唯一人間性を保つバーナム(フォレスト・ウィテカー)
2.メグが引っ越した大邸宅の主だった男の甥のジュニア(ジャレッド・レト)
3.バス運転手ながら、凶暴なラウール(ドワイト・ヨーカム)
の連携の取れない姿と、メグが、1型糖尿病を患う娘・サラを思い、危険を冒してパニック・ルームを出て携帯電話を取ってきたり、インスリンを取りに行く姿が産み出す緊迫感が凄い。
・メグとサラが、必死になって吸気口から、懐中電灯でモールス信号でSOSを発信するシーンや、犯人たちがパニックルームにガスを流し込んだ際に、メグが命懸けで行ったガスへの着火シーン。
ー そして、全てのガスが発火し、犯人たちのリーダー格ジュニアは腕に火傷を負い、”正式に遺産を受け継ぐ”と相続金額を告げた際のバーナムとラウールの表情。ジュニアは隠し金庫には300万ドルあると言われていたが、2200万ドルと分かる。
で、ジュニアはラウールに撃ち殺される。自業自得であろう。-
・サラが、低血糖に陥ったためにメグはインシュリンを取りに再びパニックルームを出るが、逆にバーナムとラウールはパニック・ルームに入り込む。
ー メグから”頼むから・・”と依頼され投げ込まれたインスリンをサラに打つバーナム。-
・そして、メグが必死に主回線を一瞬繋ぎ、元夫のスティーブンに連絡を取り彼が家を訪ねて来るも、彼は犯人たちに激しい暴行を受ける。
・更に、スティーブンが通報したために警官達が夜中4時に、邸宅を訪れるも犯人ともにパニックルームに居るサラを思い、警官達に何事もないと言って返すメグ。
ー 苦渋の決断であろう。-
<今作の見所は、4階建てのエレベーター付きの大きなタウンハウスの密室の中で行われる犯人たちと母娘との頭脳戦であろう。
確かに、デビッド・フィンチャー監督作品の中では平均的な作品ではあるだろうが、個人的には見応えがあると思った作品である。
更にはジョディ・フォスターは別格としても、今作で実質の映画デビューを果たした10代前半の無茶苦茶若いクリステン・スチュワートの姿も、必見であると思った作品である。>
母はファイター
面白かったです。緊迫の応酬、ハラハラ、ドキドキしました。
舐めるようなカメラワークで、ただでさえ大きい家の設定が更に大きく見えましたし、この緊張感、いつまで続くんだろう?と、ジョディ・フォスターと一緒に脱出経路を考えながら観てました。
娘ちゃん役の子が可愛い。
めっちゃ応援しました。
感想
一つのロケーションだけでよくぞここまでのものを作れたと思った。景色が何も変わらないのに、最後まで飽きずにみることができた。
シナリオがありきたりなぶん、フィンチャーが色々と映像的に実験しているのだなと思った。
特別、ここが好きとか、ここのシーンに胸を打たれたとかはなかった。全体的にはドキドキのパニック映画という印象。
脚本SS俳優SS全部SS
20年前とは思えないクオリティで度肝を抜かれた。宇宙戦争やミッション・インポッシブル、サム・ライミ版ミスパイダーマンやジュラシックパークという名だたるもう全部面白いと言っても過言ではないほどの作品を担当していらっしゃる脚本家『デビッド・コープ』が送る、最高の密室パニックアクション。
終始緊迫感の有る演出は勿論、強盗側も魅力的で半分強盗マニュアル映画のように事細かい”強盗の技”も披露されていく。バーナム役のフォレスト・ウィテカーの隠しきれない良い奴感と残り二人のクソ野郎感。そして何より魅力的なジョディ・フォスターのパイオツ。この手のパニック系映画では100点満点とも言える作品でした。
いやあ~~~脚本も絵面も俳優さん方の演技も全部凄い!!映画ってやっぱ良い作品は色褪せないんだなあって思わされましたね。
舞台はニューヨークのとある豪邸マンション。『流石に広すぎだろ!』というほどの居住スペースをしかもニューヨークを舞台に描くというのは、まだ洋画にアメリカン・ドリームな香りを感じさせていた頃を思い出させる演出でちょっとニヤつきました。00年代まではアメリカ映画にこういう雰囲気が残ってたような~って。こんなのを見せられてた当時の世界中の多感な若者達はそりゃアメリカに憧れを抱いて当然だよな~と。
話を戻しまして、そこに三人の強盗がやってきてメグと娘はすぐに”パニック・ルーム”なる非常用の部屋に隠れるところから物語は始まります。これが普通の作品でしたらすぐに娘が人質に取られたりやってきた他の住人が犠牲になるスプラッター描写だったり最後は警察との銃撃戦!みたいな展開だったと思います。
でも本作は違うんです。
まず作品名の通り”全てはパニックルームを基準に”展開し、メグ達と強盗達がその部屋を争います。安易な第三者の介入は無く、メグ達と強盗達がそれぞれ知恵を絞って戦うのです。これがもう面白い。
例えば強盗達の場合、ただメグ達を脅して銃をぶっ放すとかそういう安易な方法は取らず、極力頭を使ってどうにかしようと魅せてくれます。相手の行動の二手三手先を読んで電話線を切ったりだとかプロパンガスを送り込んだりだとか。しかもそれを”実行しているシーンがちゃんと演出されていて”壁の裏に有る配線をドリルで破壊するシーンでは破片が飛び散らないようにする為クッションを挟んでやっていたりだとか、金庫を開けるシーンではそのままぶっ壊すのでは無く内部の構造が見える範囲まで破壊して後は顕微鏡的なやつで覗きながら手動で開けていたりだとか、
『強盗ってこうやってするんだ!』
って勉強になるような演出が山盛りなんです(笑)。
なので本来メグ達に感情移入しなきゃいけないのに強盗達(といってもほぼバーナムなんですが)の手腕が光るのでそっちに魅了されていくという不思議な時間を過ごすことになります。
そしてもう一つ、言及せざる得ないのが主演ジョディ・フォスターの素晴らしさ。今見ても一級品の美しさですし、こういう純粋な白人女性の美しい女優さんって最近減りましたよね。それに何よりおっぱいが(笑)。
ほぼ全編に渡ってタンクトップですので、いちいちユルユルの谷間が視界に入ってきて最高なんですよもう(笑)。これもメタ的にあえてジョディ・フォスターの魅力を散りばめているのでしょうね。当時は妊娠していたとかで、妊婦さんのフェロモン溢れるおっぱい/////
はてさて、やはり見終わってから皆さん”どうしても疑問に思うことが2つ”有るでしょう。一つは【警察は何故異変に気づいたのか?】そしてもう一つは【ラストの表情の意味】。この最後に疑問が残って語りたくなってしまうような感じも昔のハリウッド映画らしくて良いです。
まず一つ目は作中で明確に髪をかき上げる動作が有りました。そして『強盗に押し入られてる』という具体的なフレーズと、後は警察の感という事になる・・・・?しかし、銃を持った特殊部隊をあれほど動員するにはある程度の証拠が必要になってくるでしょうし、騒音による周りからの通報とひょっとしたらSOS信号を受け取った人が解読していた説もあり得ます。
まあもっと現実的に考えますと、本来警察に通報してくれたスティーブンと再度の連絡が取れなくなっているでしょうから、そこから明らかな異変を感じ取って周りからの通報も込みで出動したという感じでしょう。銃声に関しては強盗のハンドガンにはサプレッサーが付いていましたので、どちらかと言うとそれ以外の騒音でしょう。そういえば、シンプルにお隣さんも居るようでしたしね。
因みに返り血で気づかれたという説を提唱している方がおられましたが、作中では少なくとも上半身や顔には付いていませんでしたし、でも直前にスティーブンに触れているので手には付いていたかもしれません。
メグが割ったガラスの上を歩いて何故か平気(それだけアドレナリンが出ているという描写?)なシーンが有りましたが、それは警察と会った後のシーンでしたので足も流血していないでしょう。なので血関係説は薄いと思います。
そして二つ目。これは真エンディングが有ったらしくその名残りで特にジョディ・フォスターの表情はそうらしいです(笑)。でも僕としてはラウールを殺した時点でメグ達が機転を効かせてバーナムは駆けつけてきたパニックルーム設計会社の管理人という事にして『ああ、有難う管理人さん!』という一転無罪オチを期待していましたが、普通に捕まっちゃいましたね。。。。監視カメラが録画されていない伏線も有りましたし、ここは明らかに強引な変更がなされた事が分かります。
う~~んそもそも金はメグ達でもスティーブンのモノでもなく、あの無能だったリーダーの親族の金ですし、ここはバーナムが助かるエンドでも良かったんじゃないかと。パニックルームを設計した男がそのルームで一つの家族を救い、その褒美を得られる。元々黒人で不利な目にも遭ってきた事が示唆されていますし、自分のやってきた事がこんな形で報われたというオチでも面白かったかも。
まとめ
そんな感じでとにかく上質なパニック映画でした!!!!!ジョディ・フォスターも強盗達もみんな最高の演技を魅せてくれましたね。これはもう是非とも全ての映画ファンに観ていただきたいです。必修です!!ジョディ・フォスター最高です!!!!
ダメな方のフィンチャー
2002年劇場公開時鑑賞。フォレスト・ウィテカーが出てくると自動的にほっこりしちゃうの、私のせいなのだろうか。うーん、なんか緊張感が続かない。細かい要素がそれほどストーリーの助けになってないように思えた。
あとは、娘がクリスティン・スチュワートだったんだねえ、くらい。フィンチャーとしては残念な出来だった。
こんな大きな家は怖いだけ
ジョディさんの作品はどんなに評価が高くても私の中で印象に残る作品にならない。この作品もそんな感じ。
よく出来ているのに不思議だ。巨乳じゃないし、キャラでもないのに、胸を強調するタンクトップもワザとらしい。
好きだし、かっこよく、素敵な女優なので、これからの活躍に期待したい。
監督:デヴィッド・フィンチャー。主演:ジョディ・フォスター
2002年(アメリカ)デヴィッド・フィンチャー監督作品。
昔見た映画を再見すると、色々な発見があります。
ジョディ・フォスターの娘役のクリステン・スチュワート。
当時、まだ何者でもなかった子役ですね。
この時、11歳か12歳なのに、もう完璧な顔立ちは今と変わらないクールビューティで、
本当に目鼻立ちが美しい。
あらすじ
離婚したてのメグ(ジョディ・フォスター)は、夫への当て付けに高額なマンハッタンの豪邸を慰謝料として購入。
娘のサラ(クリステン・スチュワート)と2人で引っ越します。
富豪が住んでいたその家は4階建ての超豪邸。
エレベーター付き。
その上、緊急避難用の部屋=パニックルームが備え付けられていたのです。
引っ越し当日の夜、3人の強盗が侵入します。
目当ては、富豪の遺産。
それはパニックルームに隠されているらしい。
強盗の侵入に気付いたメグとサラは、パニックルームに立て篭もります。
パニックルームを開けさせて、お金を盗みたい強盗。
決して中へ入れずに、外部の助けを呼びたい母と娘。
やはりこの映画でもジョディ・フォスターは《強い女》
黒のタンクトップとパンツの軽装で、《戦う女役》
タンクトップの胸元が始めより徐々に下がってきて、胸元がかなりサービスショットになっております(笑)
やはりジョディは《出来る女》
かなり抵抗が激しい。
目には眼を、でしたね。
強盗のひとり、フォレスト・ウィテカーが、根は優しい強盗を演じて、
強盗にも強盗になる理由があるんだなぁ・・・とか、感じる造りになってます。
彼が居なければもっと悲惨な結果になっていたと思います。
そして、気の毒だったのはメグを捨てて若いモデルに走った元夫(パトリック・ボージョー)
妻を助けに来たものの、犯人たちに利用され痛めつけられ、大怪我。
メグとも20歳近く離れた老人。
瀕死の重症で、寿命を縮めたカモですね。
まだまだ美しいジョディ・フォスターを堪能しました。
みえないリスク
とても好きで何度も観ている作品。
感じるままに考察するなら、この作品のテーマの一つは人種差別による社会格差だと思う。
OPクレジットが、NYの街並みに溶け込むように出てくるところ、確かにそこにあるのに目に入らない感覚。だけど不気味に横たわっているもの。
これが、一見するとその存在に気が付かないパニックルームそのものであり、社会の中で当たり前になってしまっている人種格差まで暗喩しているように思えた。ゆったりと底に流れるウッドベースも良い。
主人公は、富裕な大学教授に浮気され離婚したばかり。元旦那への「あてつけ」で、パニックルーム付きの豪邸を慰謝料で購入。娘と2人、精神はどん底。
そこへ、3人組の泥棒が侵入してくる。首謀者は元所有者の孫である金持ちのボンクラ。計画を可能にしたのは勤勉で賢いにも関わらず、真面目に働いても報われることがない黒人労働者。そこに得体の知れない銃を持ったならず者が急遽加わり事件は起こる。
黒人(バーナム)が人質になった娘に述懐する場面、「俺の娘もこんな家に住めたら…でもどんなに頑張ってもどうなもならないことが…こんなはずじゃなかった。こんなはずじゃ…」
離婚して腹いせに豪邸を買う”悲劇の”主人公と、とてつもない対比を見せている。どちらもアメリカ的な不幸だが、片方は次元の違う、逃れようのない不幸。
結果的に全ての犯行を可能にしたのが、人を傷つけることに最も乗り気ではないバーナムというのが趣深い。この社会を危険たらしめているものは一体なんなのか?それが浮き彫りにされている。
ラストシーン、母娘はベンチで次の新居を探す。その顔にはまだ傷が残っているが、表情は晴れやかで幸せそうなのだ。
それは、ピンチの時に元旦那(父親)が駆けつけてくれたこともあるかもしれないが、きっと自分たちの幸運に2人が気づいたからに違いない。
とても象徴的で寓話的な作品。
うーん…?
そこまでパニックでもないし言うほど密室でもない。。
もっと密室らしく閉じ込められたままで色々策を巡らせたり、外で想定外のハプニングが起きてほしかった。全部中途半端でいまいちパッとしないまま終わった。
見終わって、え、結局なに…?って感じ。微妙の一言。
登場人物がもっと機転をきかせてアイデアをだして欲しかったんだけど、電話線繋ぐやつとかもいや、それもっと最初にやれよとしか思わないし。強盗たちもすぐ部屋から目を離すし。ぜんぜん密室じゃないんだよね。普通に部屋からウロウロ出てるから。緊張感なし。
ラウールの人はイカれた雰囲気がすごくよく出ててそこは唯一ハラハラしたかな。今にもブッパしそうな演技うまい。人殺ったことありそう(笑)
バーナムとかかわいそうだった。あくまで泥棒に入りにきただけなのに計画が狂って殺人までしてしまったのだから、本当に同情しかない。ガキにも優しかったし、最後この人だけ大金持って逃げおおせてほしかったまである。
監督のセンスが技量が、とにかく「足りてない」そんなイマイチな作品だった。暇な人は視聴どうぞってかんじ。
あ、あと女優のバストが目立ってた。それくらいかな。
低予算だけど
浮気され家を出た母娘が越してきた家で強盗に合い、パニックルームから強盗たちと戦う物語。
娘は病気を持っていたり、強盗同士の仲間割れがあったりとサスペンス満載の映画だが、何と言っても本作の見所はジョディ・フォスターの胸の谷間に他ならない。
男であれば鑑賞中は、釘付けになる事間違いなし。
ホラーではない
終始ハラハラしていた。
にげてー!みたいな気分にはなったが、警察が来た時娘が人質になっているから何もできない歯痒さ。
注射器で眠らせるとかかと思ったらただ針でぶっさすだけという、、
あの黒人いい人だったけど報われない。まぁ悪いことしたやつは捕まるというね。。
あの設定じゃなくても旦那は出張中だったとかでもいい気がする。わざわざ元旦那をそういう設定にしたのは謎。
ダイニングや建物内部を動くカメラワークは見る価値あり!
物語の大筋は結構シンプル。
ジョディ・フォスター演じる母親と娘が引っ越した家に強盗が襲来。
パニックルームと呼ばれる緊急避難用の隠し部屋に逃げ込みつつ強盗と攻防を繰り広げる、というストーリー。
ジョディフォスターと言えば、怯えつつも戦う女性というイメージが強いですね。
本作でも娘を守るために、強盗との心理戦を繰り広げます。
舞台はクローズドで登場人物も多くはないですが、ストーリーには動きがありますね。
例えば、娘が糖尿病でインスリン注射を確保するために、パニックルームから危険を冒して出ざるを得ない、など、設定をうまく活かしている印象。
また、本作の注目すべきはカメラワーク。
縦横無尽に突き進み、ダイニングテーブルの高さを移動したかと思ったら、マグカップの取ってをくぐり抜けたり、建物の構造や配管を描き出すカメラワークは当時は斬新で新鮮味があったように思う。
ただ、映画としては「悪くない」というような映画。
確かに緊張感はあるし、面白くないわけではない。
ただ、一つ一つの展開が長かったり、登場人物の行動が理解できなかったりが多く、全体的にそこそこという映画。
結構シンプルで、映像演出の面白さはあるので、深く考えずに見られる映画の一つだろう。
旦那の扱いが雑過ぎてかわいそう
文字通り家庭内シェルターに逃げ込む密室サスペンス。ジョディ・フォスターの演技は流石でした。
ただ、突っ込みどころもあるんですが、それがフィンチャーらしくない箇所なんですよね…脚本は練りに練って欲しかったとなと個人的には思う次第です。
自分ならもっと上手くやれる。
と思う内容。
母子側でも強盗側でも。
とは言え、飽き、ダレるようなこともなく見ることができた。
キャストも少なく、舞台も終始家の中。
コスパの良い映画だなぁと思った。
ジョディ・フォスターの美しさだけでも見る価値あり。
わらの犬+ホームアローン
パニックルームに籠った母娘とそこに隠された大金を狙う強盗犯の攻防を描いたサスペンス映画
ハラハラもする場面が多いけれど、人通りの多い町でああいう爆発や叫び声が聞こえたらもっと早くに警官が来るんじゃとちょっと突っ込みどころもある映画
ガス爆発を起こして近くにいた犯人に火が付きお尻がちょっと見えたシーンが面白かった。
でも悪役側も生活苦のため事件に参加したのでないか?というものもいて単なる悪人じゃないところが珍しい設定だなと感じた。
その犯人がラスト、警察に見つかり手を上げると小切手がバタバタと闇夜に飛び散っていくシーンは何かアートのようだと思った。
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