パニック・ルームのレビュー・感想・評価
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刻々と変化、目が離せません
母娘が引っ越したばかりの屋敷が舞台のクライム・サスペンス、とても面白かったです。 外の強盗の動きを屋敷内から延々と追う不思議な映像に引き込まれます。パニックルームの攻防は状況が刻々と変化、目が離せません。 強盗団は寄せ集め、互いに思惑が読めないのもドキドキです。強盗の一人、フォレスト・ウィテカーの名演が心に残りました。 母娘を演じるジョディ・フォスターとクリステン・スチュワート、なかなか相性良かったです。ひんやりとした憂いの表情がよく似てる気がしました。クリステンのショートカット、とっても可愛いです。
善人の成長
夜中数時間での善人の成長
話は単純で見やすく全く長く感じなかった。
強盗3人のうち2人は完全な悪者。なぜならそのお金の使い道がなく純粋にお金だけが目当てだったからである。だが1人は善人なのだ。強盗をすること自体いけないことだが1人はお金が必要な理由があったのだ。だからといって強盗はいけない。それをわかっているならば強盗の誘いを断ったはずだ。だがあまりの金額の多さと自分の意志の弱さゆえ、強盗計画を呑んでしまったのだ。
しかし、最後のシーン。悪者強盗は一般市民を殺そうとしたところに善人が登場し最初仲間だった人を殺すのだ。
最初から自分と葛藤をし、結局は自分に負けてしまう善人が最後の最後には自分に勝つのだ。
まるで主人公が2人いるような映画だった。
それと最初にあるシーンでカメラを横から縦にする技法はおそらく誰がみても万人うけするだろう。
デヴィッド・フィンチャーらしからぬ作品ではあるけども
「セブン」「ファイト・クラブ」のデヴィッド・フィンチャー作品であるだけに、見る前は大いに期待していたのだが、見終わっての感想は、「フィンチャーも、なんとも普通の映画を撮ってしまったなぁ」というもの。多分、他の監督、それも若手が撮っていたら、そこそこ楽しめるサスペンスとして評価できたかもしれないが、あのフィンチャーの作品である。この程度で妥協してもらっては困るのだ(偉そうに言わしてもらいます)。 そういった意味ではデヴィッド・フィンチャーらしからぬ作品ではあるけども、ソウル・バスっぽい不気味なタイトルデザインと、オープニングで、鍵穴をすり抜けて行く驚愕のカメラワークを見るだけでも一見の価値はある。
パニックになる部屋
夫と離婚した主人公メグは10歳の娘サラと共に、 ニューヨークの中心地の、ある大富豪が残した豪邸に 引っ越してきます。 そこには「パニック・ルーム」と呼ばれる、 緊急避難用の部屋が作られていて、 無数の監視モニター、専用の電話回線、 換気装置を完備していました。 2人がその屋敷で暮らし始めたその夜。 3人の謎の男達が屋敷に侵入してきます。 メグとサラは、「パニック・ルーム」に逃げ込むのですが、 男達の目的は「パニック・ルーム」の中にありました。 「パニック・ルーム」というアイデアと フィンチャー監督独特の演出、カメラワークで 息つく暇もないサスペンス・スリラー映画です。 ストーリーのほとんどは、 「パニック・ルーム」の中と外(つまり、屋敷の中) で展開されます。 密室ならではの閉塞感、圧迫感で息が詰まりそうになります。 (もちろん、いい意味でですよ。) 映画のストーリーとは関係ないですけど、 映画の最初の「スタッフ・クレジット」は必見です。 今までになかった斬新な「クレジット」でビックリしまし(笑)
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