グッド・ウィル・ハンティング 旅立ちのレビュー・感想・評価
全223件中、201~220件目を表示
魂の救済
会話劇。ロビンウィリアムズとマットデイモンの会話をずっと聞いていたかった。頭が良すぎるために本と知識が全てで自分の世界を縮め、自分の苦悩や悩みを人に打ち明けられない孤独で不器用な青年が、傲慢な態度を取りながら、救いを求めてる姿は感情移入こそ出来なかったけど切なかった。
頭良いんだから、良いところで働けよ!って思って観てたけど、ロビンウィリアムズに他人の人生を自分の物差しで測るなと言われた気分。選択肢は無限にあって、良し悪しを測るのは地位や名誉でもなく、そして他人でもない、自分の思うがままに魂の赴くままに行けばいいのですね?迷ってる時はもう正解を自分の中に持ってるのだなと思った。ベンアフレックも良かった。
文句なし
マット・デイモンとベン・アフレックが初めて脚本したのにこんないい映画になるなんてすごいな。今さらやけど、ケイシー・アフレックとベン・アフレックって兄弟やったのね。ロビン・ウィリアムズがマット・デイモンに「君は何も悪くない」って言うシーンには号泣してしまった。ロビン・ウィリアムズにやったら何でも話してしまいそう。
ロビン悲しいよ
悲しくて切ない(゜ーÅ)
ロビン・ウィリアムズはもう逝ってしまったから…
カンセラーのロビンはマット・デイモン演じる若者の心をユルユルと解きほぐしてゆく。
どうやって?
人間くさくて、全くもってやり手ではなく、不器用な人生観を語る姿が本当に誠実だからだ。あんなふうに誰かと誠実に向き合えた事がないから羨ましくて、二人の会話の積み重ねを繰り返し観る。
実は、みんな誰かを本当に信頼したくてもしきれずにいる、淋しい人間なのかもしれない。
「君のせいじゃない」と繰り返し言うシーンでマットと一緒に涙する。ロビン、貴方が辛い時に「君のせいじゃない」と言ってくれる人はいましたか?
走る車をカメラが付かず離れずにずっと追いかけて、でもとうとう諦めるように留まり走り去る車を見送るエンドロールがとても好き。そこでいつも私は思う。やりたい事、会いたい人を探しに今いる場所から旅に出てみようかと。半ば本気で思い、少しだけ幸せを感じる。それは決して実現しないのだけど…
人と関わること
人と関わることを避け続けているマット・デイモンが一歩を踏み出すまでを描いたこの作品。マット・デイモンとベン・アフレックの友情の描き方が好きでしたね。途中、仲間4人で気怠い様子での車に乗っている様子を描いたショットで、色が青みがかっていた時なんか良いなぁって思ったし、ラスト間際のベン・アフレックの表情、なかなか良かったしね。
でも、一番感動したショットは、ラストのラスト。マット・デイモンの車が道を突き進むシーン。あのショットが撮れるところが、『エレファント』とかのガス・ヴァン・サントにつながっている感じがしましたね。
この作品のメッセージとしての「一歩踏み出すこと」、これは考えさせられましたよ。
脚本がよく練られている
こんなに夢物語な精神科医や数学者や天才青年はいない(精神科医についてはあんなに個人に固執してはいけないのが倫理だと現役が言うてました)けど、素晴らしいフィクションとしてのめり込ませられる。
結論として、誰も悪くない感じも素晴らしくユートピアでよい。
弱った時に元気づけられる。
映画として完璧な映画
これほどまで幸福に満ちる作品があるだろうか。
レビューにもある通り、パズルのピースがはまっていく感じ。
ラストには完璧な美しい画ができあがる。
演技、台詞、音楽、映像、何一つ妥協しない傑作だ。
恋に落ちたとき、好きな理由を説明できないのと同じで、この映画を見終わったとき、どうしようもなく切ない気持ちになった。
マット・デイモンの演技は、観客をその世界へと引きずりこむ。常人離れの天才児は暗い過去を持ち、心を閉ざしている主人公ウィル。ふさぎこむのではなく、人生をゲームのように軽んじて、真剣に人と向き合わないのだ。
そんなウィルのよき理解者として現れるのが、ロビン・ウィリアムス演じるショーン。ショーンは台詞をひとつひとつ大切に話す。それがウィルの心に響き、観客の心を打つのだ。今まで見てきた映画の中で、最もたくさんの良い台詞が詰まっていると思う。チャッキーを演じたベン・アフレックとデイモンが執筆をした良質な脚本だ。
その脚本にも引けをとらないのが「ミルク」を手がけた監督、ガス・ヴァン・サント。美しい映像と、音楽、そして語らない演出がまさにうってつけだ。大切なことは語るけれど、全ては語らないという手法が、まさに映画らしい演出。最も感動した場面は、本作のラストだ。彼女の家に向かって走っていく一台の車。それをカメラが追いながら、静かにエンドロールが流れる。その間もなお、車は走り続け、アメリカの壮大な景色を映し出す。
言葉にならない美しい風景に、主人公・ウィルの姿が重なる。旅立っていくのだな、とそこで改めて実感するのだ。
チャッキーが最後に迎えに行くシーンもいい。彼の寂しげな微笑みが、この映画の全てを語っている。
今夏、マット・デイモンとガス・ヴァン・サントの奇跡のタッグが再びよみがえる。8月公開の「プロミスト・ランド」は、同じくマット・デイモンが脚本に参加している。
幸せな127分間
親友、恋人、良き人生の先輩たち。
という、他人とのかかわり。
トラウマ、闇、安らぎ、希望。
という、自分のこころとの向き合い。
そう、逃げていたほうが、楽。
でも、それでは何も手に入れられない。
勇気を持って、自分の弱さを認めること。
恐れずに、自分を人にみせること。
素直に、なること。
自分の可能性を信じること。
見終わったいま、
自分を大切にしなくちゃね、と思います。
いつも、なげやりになってしまうのはいけないね。
音楽も美しく、
素敵な時間を過ごしました。
スクリーンで観られた幸せ。
企画「バック・トゥ・ザ・シアター」にて。
あの名作がもう一度、若しくは初めてスクリーンで体験出来る(しかも格安で!)幸福感ったら…
作品に関しては、もはや私が語るまでもなく。
監督・脚本・演出・演技・音楽…
全てのピースが完璧にはまった青春映画の大傑作です。
まだ未見でしたら、是非ともオススメしたい一本。
でも…みんな若いね!(自分も年取る訳だ…)
何度観ても良いね!!
何度も見返してしまう映画、あるいは、気が付くと何度も見てしまっている映画。
今まで見た中で何本かあるし、数は極端に少ないが、新たに見た映画の中にもある。
毎日必ずチェックしているCSの映画チャンネルのプログラムを見ていたら『グッド ウィル ハンティング』をPM9:00から放映する予定になっていた。
この映画も数え切れないほど見た映画の一つ…。
傲慢で自分の事しか考えていないランボー教授と主人公であるウィル ハンティングの事を真剣に考える心理学者ショーン・マグワイアとの言い争い。
後半、ショーンがウィルに『君は何も悪くない』と、繰り返し言い続けるシーンが特に印象的。
サクセスストーリーではない。
だから観ていて気持ちが良く、スッキリする映画(最近で言えば「LIFE!」のような作品)ではない。
自分も含め、多くの人々が才能開花のその先に見据えるのは、やはり成功や富、権力。サクセスストーリー。だろう
そこには何の疑いもない。
けれど、これを"いつの間にか一般化されてしまった固定観念"と考えてみたら?
その観念に当てはまらない人間も当然現れる。又は描写される。
その人間こそが本作の主人公ウィル・ハンティング。
自分の常識、一般常識の不自由さを この映画を通して味わいました。
素晴らしい
素晴らしい映画。
ずっと泣きっぱなしでした。
自分の人生で実際に経験を得て話す話と、本で得た知識を話す時との重みの違い。
人との触れ合いの大切さ。
人と関わることの怖さ。
失うことの辛さ。
主人公の心の闇と向き合い、徐々に闇が晴れていく。
天才なのに
少年の心を開かせてくれる先生ショーンが本気でウィルにぶつかりショーンもまた自らの人生について考える。そのことから人との出会いは大切なものだと思いました。心に深い影のあるウィルが最後には自分の求めることを素直にできるようになっていて私も何かしたいことを探そうと思える作品でした。
あと ベン・アフレック良かった。
めっちゃいい奴だし 若い w
全223件中、201~220件目を表示