クワイヤボーイズ

解説

 クワイヤボーイズ(少年聖歌隊)と称するロサンゼルス警察の10人の警官たちは、勤務19年のベテラン、ウェーレンを筆頭に強烈な個性の持ち主ばかり。巡回先でくすねた酒を持ち寄り、パーティを開くなど好き放題のならず者たちだった。しかしインテリでハンサムなバクスターの自殺がきっかけとなり、やがて凄惨な事件が……。警官出身の原作者が著したベストセラー小説を映画化。痛快な笑いとともに、ベトナム戦争後の鬱屈感も漂う。

1977年製作/119分/アメリカ
原題:The Choirboys

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.5はみだし警官の痛快コメディならぬ悲喜劇

2013年12月10日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

舞台は1977年のロサンゼルス。みずから“クワイヤボーイズ”(聖歌隊)と名乗り、勿論仕事の後は教会で歌の練習なんてせずに“練習”と称しては酔っては大騒ぎのはみだし警官たち。第一印象は『ポリス・アカデミー』のようなドタバタコメディだが、ベトナムの悪夢、人種差別、女性蔑視(セクハラ!)、性的マイノリティ、性的倒錯など簡単に笑い飛ばすことなど出来ない要素が満載で、とてもドタバタコメディとは言えない、気持ち良く笑うことも出来ない。それがR・アルドリッチの狙いなのかもしれないが、そのどっちつかずな感じが多少ストレスになることは否定出来ない。
ただ、他の作品で脇を固める名バイプレイヤーとして活躍したチャールズ・ダーニング、バート・ヤングといった俳優陣が持ち味を十分に発揮しているアンサンブルは見所です。

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arakazu
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