エターナル・サンシャイン

ALLTIME BEST

劇場公開日:

解説・あらすじ

ミシェル・ゴンドリー監督と「マルコヴィッチの穴」の脚本家チャーリー・カウフマンが、2001年製作の「ヒューマンネイチュア」に続いてタッグを組んだ奇想天外なラブストーリー。互いの存在を忘れるために記憶除去手術を受けたカップルの恋の行方を巧みな構成と独創的な映像表現で描き、2005年・第77回アカデミー賞で脚本賞を受賞した。バレンタイン直前にケンカ別れしたジョエルとクレメンタイン。ある日ジョエルは、クレメンタインが自分についての記憶をすべて消してしまったという手紙を受け取る。ショックを受けたジョエルは手紙の差出人ラクーナ社を訪れ、自らも彼女についての記憶を消すことを決意する。ジョエルを「トゥルーマン・ショー」のジム・キャリー、クレメンタインを「タイタニック」のケイト・ウィンスレットが演じ、「スパイダーマン」シリーズのキルステン・ダンスト、「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのイライジャ・ウッド、「ユー・キャン・カウント・オン・ミー」のマーク・ラファロが共演。

2004年製作/108分/アメリカ
原題または英題:Eternal Sunshine of the Spotless Mind
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:2005年3月19日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第62回 ゴールデングローブ賞(2005年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ジム・キャリー
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) ケイト・ウィンスレット
最優秀脚本賞 チャーリー・カウフマン
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映画評論

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写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

4.5出会い直す尊さ

2024年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

泣ける

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まぬままおま

4.0傷つけ合い、時には別れ、また再び愛し合う

2020年10月20日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

なんだか夢の中を渡り歩くような映像が続く中、いったいこの映画は見る人を何処に連れて行こうとしているのかと訳が判らなくなりそうでした。例え記憶を失っても、何故か寄り添い合う二人。そんな奇跡を「大事なことだから」とでも云うように、二度にわたって描いて見せておきながら、それでも最後には惨たらしくも傷つけ合う、男と女の赤裸々な姿に辿り着く。真実が明かされたという、たったそれだけのために。
 で、どうするんだよ、これ・・・って呆れていたら、その次の一瞬で、辛辣な真実を突きつけられながらも、この映画で描きたかったであろう、理想の二人へと到達した――これには驚きました。それでも男と女は寄り添い合う。それでも許し合い、寄り添わなければならない。人と人は寄り添わなければ、晒された真実の様に冷たく、凍えてしまうから。まるで冬の海のように。

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猿田猿太郎

4.0目の前の人を大事にしようと思った

2025年3月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

幸せ

互いの記憶を消しても、また出会い、結末を知ってもそれを受け入れる2人の物語。

結末がどうなろうと惹かれ合うものは惹かれ合い、その過程はきっと大事なものになる。

だから、もし自分の人生やり直せたとしても、今と同じような人たちに惹かれる人生を過ごすのかな?と考えた。

そう思うと目の前の人たちが、すごく大事な人たちと思えた。

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わいわい

3.0人間の業を背負いなさいという、説法臭い恋愛映画

2025年3月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

全部記憶を消しても、何かが残っているような気もするし、
やっぱり覚えてはいないし、
そもそも価値観や性格は変わってないのだから、
同じような行動原理を取ったりするし、
以前のように再び惹かれあったりするし、
記憶を消した事すら忘れているのだけれど、
消したという事実は薄っすら物理的に残ったりはしているので、
記憶を消した事実は事実として認識はするのだけれど、
なぜ消したのかと言えば、失敗したから消したわけだけど、
再び失敗すると予感はありつつも、
それでも、まあ、いっか。
と開き直るお話。

過去について後悔はしているから、「ファーストキス 1ST KISS」のように、
タイムリープしてやり直し修正するわけでもなく、
治療と称した装置による記憶消去という手段。

つまり、前世と今世の「記憶」の繋がりを断絶するようなことを、
今世の一定期間のうちに断絶を施行することなので、
同じような事を繰り返すかもしれないし、
別の事をするかもしれない。
特に、過ちを繰り返す可能性は極めて高く、人間の業についてのテーマであり、
その業を容認しなさい、業を背負いなさいという話であるから、
因果応報の話である。

この作品の中では、業を解放するわけでもなく、
運命を素直に受け入れる形を、行動の答えにしているので、
業が深い人が観た場合、かなりしんどいラストになると思った。
嫌いとか、受け入れ難いと感じる観客視聴者も、相当いるのではないだろうか。
スッキリはしないし、厳密にはハッピーエンドというよりは、
真理に対する悟りを意識するお話だった。

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ソビエト蓮舫