ツーリストファミリー

劇場公開日:2026年2月6日

解説・あらすじ

スリランカからインドに密入国した一家が巻き起こす善意の連鎖とささやかな奇跡を、笑いと涙を交えながら描いたインド映画。

スリランカでは26年におよぶ内戦と経済破綻により多くの国民が貧困に陥り、隣国インドへの経済難民が増加していた。夫ダースと妻ワサンティ、息子のニドゥとムッリの4人家族は母国での困窮生活に見切りをつけ、夜に紛れてインドに密入国する。ワサンティの兄の助けもあり州都チェンナイにどうにか居を定めた彼らは、身分を偽り、言葉で素性がばれないように近所との接触を避けながら新生活を送りはじめる。しかし素朴で人懐っこい彼らは、狭い町内でさまざまな出来事に巻き込まれ、いつしか周囲の人々と交流を持つようになっていく。そんな中、一家はテロ事件を追う警察から疑いの目を向けられてしまう。

新人監督アビシャン・ジービントによる低予算作品ながら口コミで評判を呼び、インドで大ヒットを記録した。

2025年製作/127分/G/インド
原題または英題:Tourist Family
配給:SPACEBOX
劇場公開日:2026年2月6日

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(C)Million Dollar Studios (C)MRP Entertainment

映画レビュー

5.0 情けは人の為ならず

2026年1月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:試写会

笑って感動!
ダンスシーンもあるので、インドムービーの楽しさも押さえつつ、言葉や文化の違いが描かれます。
立場や出身に関係なく、人が人を思いやる心の素晴らしさ。
ラストは暖かい気持ちに包まれました。

“チェンナイ”というと『チェンナイ・エクスプレス』のイメージしかなかったのですが、当時のトークショーで、インドには指定言語だけでも22 種類。全部で1000以上の言語があると聞きました。
標準語と大阪弁のような方言のレベルではなく、文法も含む言語レベルで違うそうです。
なので、この映画を見る前は、様々な言語や文化があるインドに紛れ込むのは意外とアリかも?と思いましたが、実は逆!!
ターバンの巻き方一つでも民族がわかり、言葉の違いで、すぐによそ者だとバレる。
(会社でやたら同じ名前のインドの方がいるのですが、名前にもカースト制度の名残があるそうで、カーストがわからないように付ける名前のようでした)
つまり、インドの国内でも、どの言語を使っているのか?どの民族(部族)なのか?どの宗教なのか?どのカーストだったのか?など敏感に読み取り、線引きをして生活しているのだと感じました。

そこで、頭の回転が速い末っ子がムードメーカーとして大活躍!
なんとかピンチをすり抜けて、彼が出てくるだけで楽しいシーンになっちゃいます。

お兄ちゃんは…いろいろ難しいお年頃。
良妻賢母の見本のような母親に対する父親の態度だったり、
インドの“家長(父親)が絶対”な部分への不満と反抗かと思っていましたが…
スリランカの経済事情を含め、いろいろ飲み込んだ上での家族への愛が泣けます。

役者が歌い出すミュージカルとはまた別で、状況や心情を歌にのせて説明するところもインドムービーの好きなポイント。
ノリの良い音楽が、心にスッと入ってきます。

“情けは人の為ならず”
いろんな垣根を越えて、思いやりの心で接すること。
それで世界は変わっていく。
そんな風に思える映画でした。

『きっと、うまくいく』『マダム・イン・ニューヨーク』などが好きな方にはとくにおすすめ。
インド映画にしては短いです。笑

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NUMAYA