ロードゲーム

長らく劇場未公開だったが約45年を経て2025年に劇場初公開とのことですが､配信あったので配信で観ました。

監督はヒッチコックの後継者と称された人で､この映画はサスペンスってことなんだけど､

イマイチ緊迫感に欠け､うっすら面白いぐらいが､ずーっと続いて､間延びしまくってる､けっこう退屈です(笑)

最後の最後も安っぽかった(笑)

評価はビミョーです(笑)

当時のホラークイーンであったジェイミー・リー・カーティスが出ていることと、日本未公開ということに惹かれて、観に行った。
始めのほうは、このシーン要らないんじゃない？ と思わせるような少しテンポの悪い展開。
ただし、無駄に思えるシーンも後でちゃんと伏線回収。
開始15分くらいから面白くなった。
ヒッチコックの作品やスピルバーグの激突などを思い出させてくれるような、ひりひりするサスペンス。

昔の映画は台詞が凝っていて楽しい。英会話の勉強にもなった。
日本車のことを言うときに、ジャップって言っていた。口が悪い。

主役のトラック運転手はジョニー・デップに似ていた。
途中からジョニー・デップとジェイミー・リー・カーティスの共演と思い込んで鑑賞したら面白かった。

主人公の相棒のワンちゃんが可愛らしかった。表情豊かな犬……。

追記。
このワンちゃん目線の宣伝ビデオをシネマート新宿のホームページで見つけました。このワンちゃんは出演作はこの一作のみだそうです。
リンクが貼れないのが残念。

なんとも緊迫感の薄いサスペンス。おばちゃんヒッチハイカーや中盤のボートカーとのチェイスとかコントかと思った。パメラもなぜただの誘拐止まりなのか。ドライバーの妄想癖をずっと見せられ、ラストは犯罪な展開がなんとも微妙。ヒッチコックではなかったなー。

昔はこれで楽しめたのかもしれないが、これはイライラする。
音がしたらただの猫だった…みたいなパターンが２時間続くのだ。そのうちどっちでもよくなってくる。勘違いの持って行き方も強引。現代だともっと巧妙にやらないと観客は納得しない。少なくともどこかで死体を見せて、主人公が確信を抱くとかしないと。
途中に関わる人物たちも尻切れトンボで最後に思いっきりご都合で集合する。
犬が最後に吠えたのも、だから？である。せめて主人公を絶体絶命まで追い詰めて、吠え声が逆転のきっかけになるくらいやってほしい。
せっかくの食肉が人肉に変わっているサスペンスも広がりがない。むしろそれメインでもいいのでは？食肉運送人が殺人鬼で、ヒッチが主人公とか？
これも古い映画だが「メイフィールドの怪人たち」という良作がある。隣に引っ越してきた一家が殺人鬼かもしれないといった内容だが、主人公の猜疑心が二転三転して最後まで飽きさせない展開だった。
古き良きとはいえ、凡庸だった。