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ビヨンドでこのホラーオムニバスにしっかりと魅了されたので、ビヨンドより前の作品ではありますが後から公開された94の方も観に行きました。
エピソードの差はあれど、今回もクリーンヒットする作品があって満足でした。
序盤のエピソードかつ各エピソード前に挟まるのはビヨンドでも同じような1人称視点で進む潜入もので、今回は目玉をくり抜かれた死体がわんさか転がっていたり、ゲロゲロ吐いちゃう人がいたりとでグッチョグチョでした。
ストーリーはあってないようなものでしたが、不気味さは常にあったので導入としては良かったと思います。
レポーターのエピソードは絶対に侵入したらあかんような下水道にしっかり飛び込んでいき、しっかりと酷い目に遭う内容ですが、地上に戻ってからの展開がとても好みでしたし、吐き出した胃液で面白いくらい顔が溶けていくのが良かったです。
お通夜のエピソードでは、棺桶が微妙に動いたり屋外は荒天だったりと絶対に何か起こるやんってやつで、しっかり大変なことになるお上品なエピソードでした。
フラッと現れる登場人物がいたり、こんな不気味なお通夜を任せる上司も何もんだよと思いつつ、棺桶から飛び出てきた顔半分無し死体が駆け回る密室ホラー的な側面がありましたし、顔の半分がしっかり機能して襲ってきたり、台風で全部ぶっ壊していく景気の良さもあったりとで短いながら面白かったです。
某武器人間のエピソードが今作では一番ハマりました。
マッドな博士が人間と人間を合体!させたり、前頭葉とかをバッチバチに引き抜いたりと魔改造しまくるのがめちゃくちゃグロいですし、突入してきた部隊を武器人間たちがはちゃめちゃに切り刻んで行ったり、自我の残っている武器人間がなんとかしようと試みながら人間と分かり合ったり、どうしようもならないなら全部ぶち壊してしまえ〜!な勢いで大暴れするのが最高でした。
エゲツないくらい人体を切り飛ばしていきますし、そんなに撃たなくてもってくらい撃って殺したりするので、景気の良さもNo.1でした。
吸血鬼のエピソードは最初はしっちゃかめっちゃかでしたが、徐々に何回も殺しを繰り返していたり、キリストを崇拝していたりと宗教絡みかな〜と思ったら吸血鬼がバチバチにリボーンしてしまって、仲間内でアホみたいな殺し合いが発生してしまったり、全員間抜けなのかって勢いで殺されていったりと、少し溜まったフラストレーションがあっという間に弾けていきました。
最後はまとめるようにして終わっていきますし、ビヨンドよりかはVHSの設定が活きていたなと思いました。
とりあえず過去作も観なきゃなーと思いましたし、新作もバンバン日本に送り込んできて欲しいのでどうぞよろしくです。
鑑賞日 7/29
鑑賞時間 16:40〜18:28