アウトローズ

劇場公開日:2026年1月23日

解説・あらすじ

ジェラルド・バトラー主演のクライムアクション「ザ・アウトロー」の続編。型破りな刑事ニックをバトラーが演じ、ニックがかつて取り逃がした強盗犯で宿敵のドニーを追う中で、さまざまな策略と裏切りが交錯し、思いも寄らぬ形で共闘へと転じていく様を描く。

休職処分中のロサンゼルス郡保安局刑事ニックは、銀行強盗事件を起こして逃亡したドニーの行方を追い、単身ヨーロッパへ向かう。ドニーが窃盗を繰り返す犯罪組織と行動を共にしているとの情報を掴んだニックだったが、やがて世界最大のダイヤモンド取引所を狙う壮大な強盗計画に巻き込まれていく。

主人公ニックを演じるバトラーのほか、宿敵ドニー役のオシェア・ジャクソン・Jr.も続投。監督・脚本も前作に続き、クリスチャン・グーデガストが務めている。

2025年製作/131分/PG12/アメリカ・カナダ・スペイン合作
原題または英題:Den of Thieves 2: Pantera
配給:クロックワークス
劇場公開日:2026年1月23日

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映画レビュー

3.0 ネオ・ノワールの極致。精神を簒奪する強奪プロトコルの美学

2026年1月22日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

クリスチャン・グーデガストが本作で挑んだのは、メルヴィル的な様式美の継承と、現代的な物理的圧力の融合だ。Sony VENICE 2が捉える極限の近接映像は、キャラクターの瞳孔の揺らぎさえも「強奪のプロトコル」の一部として記録する。前作の荒々しい熱量を冷徹な知性で濾過した結果、刑事という理性が犯罪という純粋な論理に侵食されていく、稀有なネオ・ノワールが誕生した。

境界線は、すでに瓦解していた。刑事ニックと逃亡者ドニー。本作が網膜に焼き付けるのは、正義という名の残骸が、宝石強奪という純粋な論理へと同化していく残酷な精神の簒奪である。グーデガスト監督は、大味なアクションの期待を裏切る静謐な筆致で、強奪までの数学的プロトコルを執拗に描き出す。その催眠的な丁寧さは、観客を「共犯」の深淵へと誘うための、計算された真空状態に他ならない。視覚技法の白眉は、ヨーロッパの石造りの街並みを貫く、冷徹なまでに美しい俯瞰の構図だ。幾何学的な光の中に浮かび上がる「ザ・パンサーズ」の面々は、法を蹂躙する悪徒ではなく、奇妙な安心感と知性を湛えた「連帯」として描かれる。

「向こう側も悪くなかった」――潜入の果てにニックが漏らす独白は、退屈な正義を捨て、人間的魅力に溢れた闇の住人たちに魂を預けた者の、静かな生の充足である。物語の構造的本質は、非情なシステムを利用した「鏡像の救済」にある。因縁が清算される瞬間に交わされる視線、そしてニックが投じる、ドニーの運命を変節させる一筋の導線。それは裏切りではなく、闇の規律を熟知し、互いを信じ抜こうとした「魂の双子」による、生存のための黙約だ。ニックの口元に宿る微かな笑みは、社会の枠外でしか呼吸できない人種の、宿命的な肯定として深い余韻を刻む。

映画という静的な媒体を食い破り、肉体の規律と銃声の余韻が観客の倫理を焼灼する。そこにはただ、冷たく研ぎ澄まされた虚無と、永遠に続く闘争の予感だけが、ダイヤの輝きのように等しく残酷に存在している。

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正義の残骸が犯罪の論理に侵食する

静謐な手順が誘うのは共犯の深淵だ

冷徹な街に浮かぶ強盗団の連帯の熱

向こう側を肯定した男の静かな充足

魂の双子が交わした生存のための嘘

結末に宿る微かな笑みが予感する闇

ダイヤの如き虚無を君は愛せるか

X:物語の臨界を穿つ者|映画観測官(@kinemalover)

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物語の臨界を穿つ者|映画観測官

5.0 新感覚バディ誕生!!

2026年1月22日
iPhoneアプリから投稿

昨日の敵は今日の友?
『ターミネーター2』や『ドラゴンボール』的な。
ある意味、相手を知り尽くしている間柄だから、仲間になるとこれほど心強い相棒はない。

序盤から惜しみのないカーチェイス。笑
他の映画ならクライマックス級な展開に、ドキドキハラハラ。一気に引きずり込まれました。

憧れの高級リゾート地フランスのニースを中心に、クライムサスペンスの醍醐味でもある緻密な計画が練られていきます。
司令塔のクレオパトラが素敵でカッコ良い!

やってることは犯罪ですが、街並みや海の青さにうっとり。
その海でも驚きの展開が待ち受けていますが、残虐なシーンは無いので苦手な人も安心して見てほしいです。
むしろコミカルなシーンも随所にあって
発音にこだわるフランス人と、食にこだわるイタリア人が笑えます。
ドデカいジェラート食べたい!!笑

クライマックス後の、車窓ごしのアイコンタクトが素晴らしい。
なんとも言えない表情が、脳裏から離れません。
命を預けた者同士の信頼関係は確かに存在した。
善悪を超越しているラストにも、いろいろ考えさせられました。
ネタバレありで語りたい!

これで2人の物語は終わるのでしょうが、もっと2人を見ていたい…そう思わせてくれる映画でした。

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NUMAYA

2.0 ちょっとまとまりがなく時間が長い。

Kさん
2026年1月20日
iPhoneアプリから投稿

《試写会にて鑑賞》

派手な銃撃戦とカーアクションに
期待していましたがかなり控えめでした…。
この部分を楽しみにしていただけにちょっと残念。

ポスターだと銃撃戦を期待してしまいますが
今回は人間ドラマのほうに焦点を当てている印象です。

ですが、強盗シーンは緊張感があり
様々な障害をクリアしていく過程は楽しめました。

登場人物たちの心情の描き方に賛否がわかれそう。
あの一連があったとしても
刑事のニックがドニーたちに対して
少し情が入りすぎかも💦

次回作に続くみたいなので色々と解明されそうです!

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K

3.0 深夜のコテコテ家系ラーメン食べに行ったら、お昼のあっさりラーメンだった?!続編っぽい味変で間口広く

2026年1月20日
Androidアプリから投稿

カワイイ

人ん家に無断で上がり込ませたら右に出る者のいないストーキング金欠破天荒刑事、ギャングに転身?トラは縞模様を変えられないジェラルド・バトラー ✕ オシェア・ジャクソン・Jr =「vs」から「&」へ、つまり『ヒート』から『ワイスピ』(もっと言えばその原点は『ハートブルー』)という強盗映画の亜流へ!!
前作を"骨太"と言うかはさておき、ひたすら男臭くカロリー過多だったのが味な1作目から一転、もっとライト(軽快)で全体的に低カロリーな作風へシフトしていた。それが決して悪いというわけでなく、本作以外にもそういう風な方向転換でシリーズ継続させているタイトルはあるから納得(ex.『犯罪都市』シリーズ)。
"You are not a killer. I am" 字幕では「お前に殺しはできない」みたいになっていたけど、前作を代表するセリフ "You are not bad guys. We are."「悪党はお前らじゃない、俺らだ」と呼応するような原語のセリフにニヤリ。大きな枠組み・展開や細部の要素は前作をなぞりながら、今回もクリスチャン・グーデガスト脚本監督の「俺はこういう映画が好きなんだ!!」というジャンル愛が相変わらず爆発していて良かった。ただ、本編尺が内容に対して些か長く感じたので、100分台くらいコンパクトにまとめて欲しかった(午後ロー向き)が、前作も同じような尺だったので、これも監督の溢れんばかりのジャンル愛の発露だと思おう。
ジャンル愛だけで突っ走るような濃ゆい前作の(作品を形作る個性と言い換えてもいい)"クセ"が好きだったから、本作では有象無象・凡庸な犯罪アクション映画に寄った気もしたけど、そもそも今日ではこうしたタイプの作品は90年代などと比べると以前ほど製作されなくなっていて、日本公開されるとなるともっと数は絞られるから感謝。なんだかんだ言ってもやっぱりこういう作品が子どもの頃から好きだし、もしまた続編があるなら観てしまうだろうなと思う。
この香ばしさを愛でられるかどうか。家庭崩壊主人公ジェラルド・バトラーは相変わらず観ているコッチまで臭ってきそうなほどの男らしさを振りまくし、女性描写には前時代的なものを感じるけど、それすらもこの監督・この作品なら一周回って納得と言うか、まぁそういうものだよな(狙ってやっているのだろう)と許せる・思える節もある。あと、オシェア・ジャクソン・Jrは、結構目元かわいいのに、ヒゲの感じとか敢えて父親アイス・キューブの遺伝子強すぎなビジュに寄せていっているよねといつも思う。ちなみに製作にはその主演2人と並んで、前作出演の50セントもクレジットされていた。なるほど納得←なにが。
今回の標的WDC(=ワールド・ダイヤモンド・センター)についてめちゃくちゃセキュリティがヤバく厳重みたいに言いながら、その仔細を聞いてみると127台の監視カメラに対してモニター10台とか、プライバシーの観点から録画はしていないとか、結構ザルでズッコケそうなくらいビックリした。そりゃ本当の本当に難攻不落だったら入れないもんな…。けど、潜入シーンはやっぱりちょっとワクワクした。あと、『ヒート』と言ったらやっぱり欠かせないのが仲間の裏切り・逆恨みだけど、裏切る組のその理由、行動原理がいささか弱く、強引な気がした。あと、最後の主人公の選択も無理が…。さては、コレいくらでも続けられるようにするつもりだな?

ドーナツ登場の次はクロワッサン?発音しない音

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とぽとぽ

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