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劇場公開日:

解説・あらすじ

韓国の国家情報院による世論操作事件を題材にしたチャン・ガンミョンの同名小説を映画化したクライムスリラー。

実力はあるが見栄っ張りな社会部記者イム・サンジンは、大企業マンジョンの不正に関する特ダネ記事を出すが、それが誤報であることが判明し炎上してしまう。停職処分を受けた彼のもとに、謎の情報提供者から連絡が入る。その人物は自分のことをネット世論を操るコメント部隊「チームアレブ」のメンバーだと主張し、報酬さえ支払えば真実を嘘に、嘘を真実にすることができると話すが……。

「犯罪都市 THE ROUNDUP」のソン・ソックが記者イム・サンジン役で主演を務め、「82年生まれ、キム・ジヨン」のキム・ソンチョル、「不思議の国の数学者」のキム・ドンフィ、テレビドラマ「悪鬼」のホン・ギョンが共演。「誠実な国のアリス」で注目を集めたアン・グクジンが監督・脚本を手がけた。

2024年製作/109分/G/韓国
原題または英題:Troll Factory
配給:クロックワークス
劇場公開日:2025年2月14日

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映画レビュー

5.0真実を覆い隠すには

2025年2月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

知的

盗まれたくないダイヤを隠すには周りに似たような偽物のダイヤを並べておけばいい。どれが本物か見分けがつかなくなるからだ。

真実を覆い隠すには真実らしい噓を並べておけばどれが真実かわからなくなる。

ネット上で日々飛び交うデマや陰謀論。それを無防備に信じてしまう人々、さすがにこれだけネットに嘘や陰謀論がまかり通っていると人々は学習する、また陰謀論かと。

デマや陰謀論が日々流されるネットでは何が真実かわからなくなる。狼が来たと嘘をつき続けられたら、ほんとに狼が現れた時それを聞かされても誰も信じようとはしない。

いまやデマや陰謀論による世論操作の上を行くものが現れても何ら不思議ではない。不都合な真実を暴露されそうになればあえてその情報を流出させ世間に陰謀論と信じ込ませればいい。それで真実を覆い隠すことができる。
本作は開始早々にして観客は騙される、そして作品が終わった後も何が真実だったのか宙ぶらりんにされたままで終わる。これはまさにいまのネット社会でまことしやかに流される事実かどうかもわからない情報に翻弄される人々を描いている。

本作はいまのSNS社会を風刺したサスペンスドラマとしてかなりな傑作である。と同時にあらためてネット上の情報を鵜呑みにしてはならないと思い知らされた。評価が不当に低いので星0.5高めにつけた。

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レント

2.0虚実でなく虚々に見える

2025年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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Scott

3.0まさにこのレビューがコメント部隊の仕業だ(あると思います)

2025年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

始まりの独白調からカイザー・ソゼ感あるなと思っていたら、ラストで、私自身の脳内が逆再生されて、おー、そういうことか、となりました。
何がほんとで、何がフェイクか分からない。
まさに、レビューがボロクソで、私がアンダー・ニンジャを観に行ってしまったかのように、もとい、食べログやAmazonのレビューが当てにならないように、ほんとのことは誰も分からないのかも。

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su-zu

2.0どう考えてもハズレ

2025年2月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

難しい

寝られる

韓国映画のほとんどは、面白いと思うけれど、この映画は明らかなハズレ。
シニア料金(1300円)で鑑賞しているが、まったくその金額の価値はない。見て時間の無駄とまでは言わないが、わかりづらいし、面白み、笑える場面もない。
いったい何を考えてこの映画を作ったのだろう。韓国映画ならなんでも日本に持ってきていいってものではないだろう。
冒頭、この映画は関係者に配慮して名前その他は変えている…みたいな断りが示される。てっきり「実話」に基づいた話で、実際に現代やサムスンあたりの韓国財閥企業をモデルにしたような話なのか、と思い込んでしまった。
最後に、これはすべてフィクションである、と但し書きが出てくるし…。

まあ、つまらん映画です、とにかく。

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町谷東光