ドライブ・イン・マンハッタン

劇場公開日:

解説・あらすじ

「フィフティ・シェイズ」シリーズのダコタ・ジョンソンと「ミスティック・リバー」のショーン・ペンが共演し、真夜中のタクシー内を舞台に2人だけの芝居で織りなすワンシチュエーションの会話劇。

夜のニューヨークを走るタクシーに、ジョン・F・ケネディ空港から1人の女性客が乗り込む。運転手はシニカルなジョークで車内を和ませ、2人は会話を弾ませる。運転手は2度の結婚を経験し、幸せも失敗も味わってきた。一方、プログラマーとしてキャリアを築いてきた女性は、恋人が既婚者であることを運転手に見抜かれてしまう。もう2度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を赤裸々に語りあう2人。他愛ない内容のはずだった会話はいつしか予想もしなかった方向へと展開し、女性は誰にも打ち明けられなかった秘密を告白しはじめる。

「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」の脚本家クリスティ・ホールが、自身の執筆による脚本をもとに長編初メガホンをとった。「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」などのフェドン・パパマイケルが撮影を担当。

2023年製作/100分/G/アメリカ
原題または英題:Daddio
配給:東京テアトル
劇場公開日:2025年2月14日

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(C)2023 BEVERLY CREST PRODUCTIONS LLC. All rights reserved.

映画レビュー

3.0ショーンと強い女性達

2025年2月27日
iPhoneアプリから投稿

ショーンペンを初めて観たのは映画「初体験リッジモントハイ」だった。随分と昔だから正直あまり記憶に残っていない。
そしてその次に彼の名前を聞いたのは世界的大スターマドンナとの結婚である。ハイヒールがあれば世界を征服出来る(ちょっと意味不明)と言い切った希代の歌姫に「本気で愛したのはショーンだけ」と言わしめた逸話がある。それが本当ならばショーンペンの男っぷりはかなりのものである。
そしてその後はスター街道まっしぐら。
死刑囚役ではスーザンサランドンの深い懐に飛び込み、知的障害のある父親役では賢く実年齢以上に大人びたの天才少女ダコタファニングとガチの演技合戦。
私が思うにショーンペンには強い女性が似合う。きっと強い女でないと尖ったナイフて刺されてしまうにちがいない。だから映画ドライブインマンハッタンのタクシードライバー役はだいぶ丸くなったように見えた。下ネタを吐きながらも鋭い洞察力で迷える子羊の女性客、ダコタジョンソンを導いて行く。ダコタジョンソンは美しく強い女性かもしれない。でもこれまでのショーンの相方としてはやや繊細にも思える。還暦を超えた俳優がいつまでも人を刺すわけにはいかないのか?
ショーンペンがショーンペンであり続けてくれるなら丸くなってもいい。ても時に尖ったいた頃の片鱗を垣間見せて欲しいとも思う。そしてショーン自身も傷つきながら刺し違える相手はやはり美しく強い女性であってくれとついつい熱望してしまうのである。
で、映画はどうだったかと言うと、あんなセリフとあんな会話劇、描ける事が本当に嫉ましくもあり羨ましくもある。

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ychiren

3.5束の間の時間と会話が闇夜にゆっくりと沁み渡っていく

2025年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

主人公が降り立ったJFK空港からミッドタウンまでの道のりをタクシーがゆく。この密室空間はさながら闇夜を走るタイムマシンのように、会話の中に運転手と乗客の過去、現在、未来の話題を巧みに織り交ぜながらゆっくりと滑空する。本作の妙味は、一見ゆったりとした会話に見えて、全てが実は流麗に構成されている点に尽きるだろう。それこそ序盤は双方がどんな出方をしようかと注意深く様子を見て、片方がカードを切ると、相手もそれに応じてカードを切る。その投影のごとく、車は渋滞を心理戦のようにジワジワ進み、主人公の心象を表したような事故現場を越えると、語り口も少しずつ広がりを見せ始める。そうやって醸成されていく信頼と絆。二人は何より一度きりの出会いと別れだからこそ、これほど心の窓を開いて語り合えるのだろう。何か巨大な出来事が待ち受けているわけではないが、この束の間の時間が尊い。穏やかで心地よく深みを持つ空間を堪能した。

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牛津厚信

3.5大したものだ。感心した。

2025年3月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

空港から自宅へ向うタクシー車内で、タクシー運転手と乗客との2人の会話だけで成り立つ会話劇。
脚本及び役者の演技力がないと最後まで観客に観させることが出来ない。この作品はそれに成功している。ショーン・ペンは上手い役者だけど、ダコダ・ジョンソンがここまで演技できると思っていなかった。実はダコダ・ジョンソン、このところ私が気になっていた俳優。彼女見たさに鑑賞しただけなのに、作品の出来の良さに感心してしまった。限られた空間なのに、良く最後まで持たせたものだ。
ダコダ・ジョンソンは美人だし、これから役者として大化けする可能性がある。私が好きな女優シャロン・ストーンにちょっと似ているのが嬉しい。

脚本はこの映画の監督が書いている。エピソードはどこから持ってきたのだろう。監督自身の体験は勿論だけど、人から聞いた話を参考にしているだろう。事故による渋滞、小道具として携帯電話の使い方(メールのやり取り)、上手いなぁと感心した。
惜しいなぁと思ったのは、客の不倫相手とのメール交換でのダコダの演技、ショーン・ペンが会話で補足説明しているけれど、何故彼女がそれに応じるのか上手く表現できていない。勿論、原題との関係で理解できるけれど。ちょっと残念。

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いなかびと

3.5ショーン・ペンの魅力を再発見

2025年3月2日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

ペンの映画を見るのは久しぶり。
「気難しい、神経質」な印象が強かったが、本作では全然違い、笑顔やイタズラっぽい表情を魅せる。長年、ペンが演じた作品を見てきたが彼の魅力を再発見した気分。
何かのインタビューで「最近は良い脚本が無いので映画に出演しなかった」旨を述べていたので、本作を気に入っているのだろう。楽しんで演じているのが観客にも伝わってくる。

一方、ダコタ・ジョンソン。製作も兼ねているので思い入れが強いのだろう。表情や目線から葛藤が伝わる。「マダム・ウェブ」ではハズしたが、そのマイナスを挽回できたのではないだろうか。

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みっく

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