ドライブ・イン・マンハッタン

劇場公開日:2025年2月14日

ドライブ・イン・マンハッタン

解説・あらすじ

「フィフティ・シェイズ」シリーズのダコタ・ジョンソンと「ミスティック・リバー」のショーン・ペンが共演し、真夜中のタクシー内を舞台に2人だけの芝居で織りなすワンシチュエーションの会話劇。

夜のニューヨークを走るタクシーに、ジョン・F・ケネディ空港から1人の女性客が乗り込む。運転手はシニカルなジョークで車内を和ませ、2人は会話を弾ませる。運転手は2度の結婚を経験し、幸せも失敗も味わってきた。一方、プログラマーとしてキャリアを築いてきた女性は、恋人が既婚者であることを運転手に見抜かれてしまう。もう2度と会うことのない関係だからこそ、お互いの本音を赤裸々に語りあう2人。他愛ない内容のはずだった会話はいつしか予想もしなかった方向へと展開し、女性は誰にも打ち明けられなかった秘密を告白しはじめる。

「ふたりで終わらせる IT ENDS WITH US」の脚本家クリスティ・ホールが、自身の執筆による脚本をもとに長編初メガホンをとった。「ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅」などのフェドン・パパマイケルが撮影を担当。

2023年製作/100分/G/アメリカ
原題または英題:Daddio
配給:東京テアトル
劇場公開日:2025年2月14日

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(C)2023 BEVERLY CREST PRODUCTIONS LLC. All rights reserved.

映画レビュー

3.0 ショーンと強い女性達

2025年2月27日
iPhoneアプリから投稿

ショーンペンを初めて観たのは映画「初体験リッジモントハイ」だった。随分と昔だから正直あまり記憶に残っていない。
そしてその次に彼の名前を聞いたのは世界的大スターマドンナとの結婚である。ハイヒールがあれば世界を征服出来る(ちょっと意味不明)と言い切った希代の歌姫に「本気で愛したのはショーンだけ」と言わしめた逸話がある。それが本当ならばショーンペンの男っぷりはかなりのものである。
そしてその後はスター街道まっしぐら。
死刑囚役ではスーザンサランドンの深い懐に飛び込み、知的障害のある父親役では賢く実年齢以上に大人びたの天才少女ダコタファニングとガチの演技合戦。
私が思うにショーンペンには強い女性が似合う。きっと強い女でないと尖ったナイフて刺されてしまうにちがいない。だから映画ドライブインマンハッタンのタクシードライバー役はだいぶ丸くなったように見えた。下ネタを吐きながらも鋭い洞察力で迷える子羊の女性客、ダコタジョンソンを導いて行く。ダコタジョンソンは美しく強い女性かもしれない。でもこれまでのショーンの相方としてはやや繊細にも思える。還暦を超えた俳優がいつまでも人を刺すわけにはいかないのか?
ショーンペンがショーンペンであり続けてくれるなら丸くなってもいい。ても時に尖ったいた頃の片鱗を垣間見せて欲しいとも思う。そしてショーン自身も傷つきながら刺し違える相手はやはり美しく強い女性であってくれとついつい熱望してしまうのである。
で、映画はどうだったかと言うと、あんなセリフとあんな会話劇、描ける事が本当に嫉ましくもあり羨ましくもある。

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ychiren

3.5 束の間の時間と会話が闇夜にゆっくりと沁み渡っていく

2025年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

主人公が降り立ったJFK空港からミッドタウンまでの道のりをタクシーがゆく。この密室空間はさながら闇夜を走るタイムマシンのように、会話の中に運転手と乗客の過去、現在、未来の話題を巧みに織り交ぜながらゆっくりと滑空する。本作の妙味は、一見ゆったりとした会話に見えて、全てが実は流麗に構成されている点に尽きるだろう。それこそ序盤は双方がどんな出方をしようかと注意深く様子を見て、片方がカードを切ると、相手もそれに応じてカードを切る。その投影のごとく、車は渋滞を心理戦のようにジワジワ進み、主人公の心象を表したような事故現場を越えると、語り口も少しずつ広がりを見せ始める。そうやって醸成されていく信頼と絆。二人は何より一度きりの出会いと別れだからこそ、これほど心の窓を開いて語り合えるのだろう。何か巨大な出来事が待ち受けているわけではないが、この束の間の時間が尊い。穏やかで心地よく深みを持つ空間を堪能した。

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牛津厚信

5.0 🚕タクシーという密室の傑作会話劇(下ネタ多め)

2025年10月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

ドキドキ

安易にコミカルにも振れる下品な会話、ストーリー的な仕掛けがいくらでももりこめるのにあえて何も起こらない潔さ。

2人だけで100分持たせる役者がすごいのはもちろん、この映画がもつ品格に圧倒されました。なんだこれ。

ただし!おじさんは間違っても奥さん以外の女性(なんなら奥さんも気まずいかも)と観に行かないでください。知らんけど。

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minavo

4.0 しっとり大人の会話劇

2025年10月1日
iPhoneアプリから投稿

我が街でのロードショー公開は無かったが、運良く二番館で掛かったから観てきました
こう言うシチュエーションの話ではハズレが少ないので期待してましたが、ショーンペンはやっぱり良かったですね
最近は味わいある初老感が出て来ましたが、今作では意外と普通に下世話で渋味のある演技でした
ダコタジョンソンのことは知りませんでしたが、制作に関わっているようなのでこの作品には中々の意気込みで臨んだかと思われますが、力むこと無く自然体の演技で良かったです
調べたら両親がメラニーグリフィス、ドンジョンソン、祖母がティッピーへドレンって凄すぎ
お喋り好きな中年タクシードライバーと若き女性SEとの再び会うことのない相手にだけ話せる会話劇
久しぶりにリラックスして鑑賞出来た映画でした

PS.エンディングで原題である「DADDIO」が表示されて終わるが、なるほどなーと思いましたね

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水饅頭こわい

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