ストップモーション

劇場公開日:2025年1月17日

ストップモーション

解説・あらすじ

ホラーテイストでダークなストップモーションアニメと実写を融合させ、現実と虚構の境界があいまいになっていく恐怖を描いた、イギリス製の心理ホラー。

偉大なストップモーションアニメーターである母スザンヌが病に倒れたため、娘のエラは、制作が中断された作品を完成させようと奮闘していた。しかし、自分ひとりの力では作業は思うように進まない。偶然出会った謎の少女の力を借りて作業を進めていくエラだったが、次第に現実と虚構の壁が崩壊していき、精神的に追い詰められていく。

ストップモーションアニメの短編「Bobby Yeah」で英国アカデミー賞最優秀短編アニメ賞にノミネートされた、映像作家ロバート・モーガンの初長編作品。本作でも2023年のシッチェス・カタロニア国際映画祭で審査員賞特別賞を受賞するなど、高い評価を得た。主演は「ナイチンゲール」「スピーク・ノー・イーブル 異常な家族」のアシュリン・フランシオーシ。

2023年製作/93分/PG12/イギリス
原題または英題:Stopmotion
配給:スターキャット
劇場公開日:2025年1月17日

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(C)Bluelight Stopmotion Limited / The British Film Institute 2023

映画レビュー

3.5 アニメーションは命のないものに命を宿す技術だから…

2025年2月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ストップモーション・アニメーション作りをする主人公が心の闇に囚われていく様を、実際にストップモーション・アニメーションも交えながら描くホラー作品だ。
アニメーションという技術は、動かないもの動かすので、命を吹き込むマジックと呼ばれることもある。命のないもの、というものには死体も含まれる。この作品は普通の人形から生肉や遺体を素材として用いたアニメーション作りの狂気へと主人公が堕ちていく。
母親が有名なアニメーション作家で、自分はその手伝いに甘んじていることをよしとせず、母の入院をきっかけに自分の作品作りを始めるのだが、思うように面白いものが作れない。
自分は母と違って才能のない凡人なのか、という焦燥感が出てくるころ、奇妙な少女が語って聞かせる話に熱中し、その話をストップモーションで制作しようとするが、次第に少女の指示が過激になっていき、現実と妄想の境がなくなっていく。
絵のアニメーションよりも、ストップモーションは実在する立体物を用いるために現実感が強い。その現実感の強さ故に、虚構と現実の境がわからなくなりやすいとも言える。
選ばれた手法と作品の内容が上手く合致して恐怖を生み出していた。

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杉本穂高

3.0 自傷行為以上の痛さ痛さ痛さ!

2025年11月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

怖い

驚く

赤と緑の色彩。
タキシードを着た人形。
おまけに主役女優はジェシカ・ハーパーに見える。
コレはダリオ・アルジェントに影響を受けていると思われても仕方ない。

創り手の情熱意欲は分かる、充分以上に感じる。
ただ、話が面白くない。
終盤の盛り上がりが無い破壊はおとなし過ぎて、ここまでの世界観が勿体ない。
ストップモーションアニメーションは魅力的であるが、
それが空回りした残念さが目立った。

灰男の活躍を斬新に魅せてほしかった。
なんだよ、灰男って!

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なかじwithみゆ

3.0 よく分からないものをよく分からないまま楽しむ

2025年8月23日
iPhoneアプリから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
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がぬ

2.5 理路整然とした物語を求めると爆死します

2025年5月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

導入直後から母親の命ずるままに人形を動かしてモデルアニメーションを撮影する主人公が描かれており、本作の主人公がどういった人物なのかが手に取るように分かる導入となってます。
ほとんど無音に近いこの導入は緊張感さえ漂うシーンとなっておりました。

ところが、物語が進むに連れておとなしい雰囲気はなりを潜め、グロテスクな描写が徐々に増えていきます。
劇中で作り直された人形は勿論、現実の世界でも気持ち悪い映像が頻出し、後半には痛みを堪えながら鑑賞しなきゃならないシーンが目白押しとなります。
万人が「痛い」と理解できるグロなので、苦手な人は要注意です。

物語自体は観客任せになっており、劇場を出ようとする人々が口々に考察を始めてました。
物語に理路整然とした筋を求める人にはキツい作品と言わざるを得ませんが、主人公の心理を理解できれば難しい話ではありません。
何よりグロを楽しみたい人、モデルアニメーションが3度の飯より好きな人は観に行く事をおすすめします。

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かもしだ