フィクショナル

劇場公開日:

解説

自主制作の短編「カウンセラー」で注目を集めた酒井善三監督がメガホンをとった新感覚のBLドラマ。話題を集めたイベント「行方不明展」や特番「イシナガキクエを探しています」を世に送り出したテレビ東京のプロデューサー、大森時生がプロデュースを担当し、ショート動画プラットフォーム「BUMP」で配信されたWEBドラマを劇場公開。

うだつの上がらない映像制作業者・神保のもとに、ある日、大学時代の先輩・及川から仕事の依頼が舞い込む。あこがれの先輩との共同業務に気分が湧き立つ神保だったが、その仕事は怪しいディープフェイク映像制作の下請けだった。神保はその仕事の影響で、徐々にリアルとフェイクの境目を見失っていく。

主人公・神保役は「若武者」の清水尚弥。大学時代の先輩・及川役は、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」などに出演した若手俳優の木村文が演じる。

2024年製作/70分/日本
劇場公開日:2024年11月15日

スタッフ・キャスト

監督
脚本
酒井善三
共同脚本
宮崎圭祐
プロデューサー
大森時生
ラインプロデューサー
百々保之
キャスティング
吉川春菜
撮影
川口諒太郎
照明
西山竜弘
録音
三門優介
整音
三門優介
音響効果
佐藤恵太
美術装飾
TENTEN
スタイリスト
栁和佳那
ヘアメイク
渋谷紗矢香
音楽
吉川彰彦
助監督
伊藤希紗
制作担当
北村和希
キービジュアル
Franz K Endo
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映画レビュー

3.0フェイク動画、ダメ、ゼッタイ

2024年12月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

Cloudと似た雰囲気。向こうが「転売、ダメ、ゼッタイ」ならこちらは「フェイク動画、ダメ、ゼッタイ」といったところか。

あらすじにわざわざBLと描かれているが、確かに同性愛描写はあるもののぶっちゃけ匂わせ程度なので、それを期待して観ると肩透かしを食らうと思うし、BLと書いてあると腐女子向けだと思って割ける観客もいるだろうからややもったいない気がする。(変な比べ方だが、シチュエーション的に「Cloud」の方がいわゆる「萌え」要素は強いのではないか)

ところどころ入るナレーションは、主人公が警察で自供しながら全体を回想しているのだと思っていたら、ラスト15分でまさかの怒濤の展開に。
後現実と虚構が入り乱れる様は、動画編集者向けホラーのようだといったところだろうか。

昨今の闇バイトもそうだが、ネットやスマホなど画面の向こうを通しての作業だと罪の意識が極端に薄くなるのかもしれない。

シネマカリテで1週間限定公開なのがもったいないほどにはよく出来ていた。

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Jax

3.5本物?

2024年11月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

映像制作を生業としている男性が学生時代の先輩から仕事を依頼された事から始まるストーリーで、フェイク動画を扱った内容にリアリティがありました。

観てるこっちも何が嘘で本当なのか分からなくなるという展開で、迷路をグルグルとまわっているような感覚です。

そして不穏なトーンは黒沢清監督の「Chime」を感じさせました。

U-NEXTの60分バージョンでの鑑賞だったので、劇場公開されている70分版との違いが気になります!

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Yum

3.5チープな暴走

2024年11月29日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

虚構と現実がないまぜになって、じょじょにやけくそ気味にチープに暴走していく感じはおもしろかったけど、プロモーションのフックとしてことさらにBLを強調しなくても、こちらは勝手なセンサーで勝手に感知しますから、むしろそこはそっとしておいてもらってだいじょうぶです!という思いはある。

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kikisava