かたつむりのメモワール

劇場公開日:

かたつむりのメモワール

解説

「メアリー&マックス」で知られるオーストラリアのアニメーション作家アダム・エリオット監督が手がけた長編クレイアニメーション。カタツムリを集めることが心のよりどころだった孤独な主人公グレースが、個性豊かな人々との出会いと絆を通じて生きる希望を見いだしていく様子をユーモラスに描き、アヌシー国際アニメーション映画祭で最高賞のクリスタル賞を受賞。第97回アカデミー賞でも長編アニメーション賞にノミネートされるなど高い評価を受けた一作。

1970年代のオーストラリア。グレースは双子の弟ギルバートと父親と3人で慎ましくも幸せに暮らしていた。母親は出産と同時に亡くなり、病気がちで学校ではいじめっ子の標的にされるグレースだったが、いつも守ってくれる頼もしいギルバートと、愛情深くひょうきんな父が側にいてくれた。しかしある時、父も突然亡くなってしまい、グレースとギルバートは別々の里親のもとで暮らすことに。ギルバートとは手紙で励まし合うものの、寂しさのあまりカタツムリを集めることだけが心の拠り所となっていくグレース。そんな彼女は、ピンキーという陽気で変なことばかり言うお婆さんと出会い、次第にかけがえのない友人になっていくが……。

短編「ハーヴィー・クランペット」でアカデミー短編アニメーション賞、「メアリー&マックス」でもアヌシー国際アニメーション映画祭のクリスタル賞を受賞しているアダム・エリオット監督が、「メアリー&マックス」から約15年ぶりに手がけた長編で、8年の歳月をかけて完成させたコマ撮りアニメ。

2024年製作/94分/オーストラリア
原題または英題:Memoir of a Snail
配給:トランスフォーマー
劇場公開日:2025年6月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第97回 アカデミー賞(2025年)

ノミネート

長編アニメーション賞  

第82回 ゴールデングローブ賞(2025年)

ノミネート

最優秀長編アニメーション映画賞  
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映画レビュー

4.0すごい設定

2024年10月31日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

まずキャラ設定が普通でない。
主人公の双子は、口唇口蓋裂のような先天性異常を持っている姉と、それで姉がいじめられるたび守ってくれる弟という今作のなかでは普通のキャラ。

サブキャラがどうして?ってくらいめちゃくちゃクセがあって渋滞気味。アニメじゃなかったら収集つかなかっただろうな。
愛せる人も嫌なやつも変態もでてきて
とんでもないことがコミカルなテンポでどんどん起こる。

ストップモーションアニメを完成できるクリエイターの
一線超えた想像力を見た。

それでも最後は感涙した。素敵
なぜカタツムリだったのかを、誰もが納得できる台詞で伝えてくれる。

あとあと思い出してクスッと笑ってしまう。
見れてよかった

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ひかりすぎ