コルドリエ博士の遺言
劇場公開日:2024年11月1日
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解説
印象派絵画の巨匠ピエール=オーギュスト・ルノワールの次男としても知られるフランスの名匠ジャン・ルノワールが、1959年に手がけた作品。当時新たなメディアとして登場したテレビ向けの企画として生まれた作品で、複数のカメラで同時に撮影する「マルチプルカメラ」の手法が取り入れられるなど、従来の映画とは違った、演劇や舞台のスタイルも取り入れて製作された意欲作。
パリ郊外に住む精神科医のコルドリエ博士は、遺言を親友の公証人ジョリに寄託する。しかしジョリは、オパールという知らない男の名が遺産相続人として遺言に記されていることに違和感を覚える。ある夜、少女が男に襲われているのを目撃したジョリは、その男を尾行し、男がコルドリエ博士の屋敷に逃げ込むのを目撃する。ジョリはすぐさまコルドリエ博士に警告をするのだが……。
名作「ジキル博士とハイド氏」をルノワールが大胆に翻案。「天井桟敷の人々」のジャン=ルイ・バローが、ジキルとハイドをモチーフにしたコルドリエ博士とオパールの2役を演じている。2024年、ジャン・ルノワール生誕130周年にあわせた特集上映「ルノワール“新しい波”」にて、4Kレストア版で日本劇場初公開。
1959年製作/96分/フランス
原題または英題:Le testament du Docteur Cordelier
配給:アイ・ヴィー・シー
劇場公開日:2024年11月1日
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジャン・ルノワール
- 製作
- ジャン・ルノワール
- 原作
- ロバート・ルイス・スティーブンソン
- 脚本
- ジャン・ルノワール
- 撮影
- ジョルジュ・ルクレール
- 音楽
- ジョセフ・コスマ