新居浜ひかり物語 青いライオン

劇場公開日:

解説

印象的な動物画で注目を集める自閉症のアーティスト・石村嘉成さんと家族の絆を描いた作品。厳格な自閉症療育を受けて才能を伸ばした嘉成さんと母の愛を描くドラマパートと、嘉成さんの現在を追うドキュメンタリーパートで構成。

愛媛県新居浜市に生まれた石村嘉成さんは、2歳の時に自閉症と診断された。息子の将来を案じる母・有希子さんはさまざまな施設を調べては訪れ、やがてある療育者と出会う。その療育方針は「知識ある愛」をもって、子どもを叱るのではなく、譲らない療育を行き届かせるというもの。それは何も特別なことではなく、親として当たり前の教育を丁寧に施すということでもあった。「その方針は信じられる」と考えた有希子さんは意を決し、険しくも愛に満ちた療育の日々をスタートさせるが……。

ドキュメンタリーパートでは、今は亡き母に導かれるように動物の絵を描き続ける嘉成さんが、キャンバスの中の動物たちに命を吹き込んでいく姿を映しだす。RSK山陽放送でドキュメンタリー番組の取材を通じて嘉成さんと出会った担当ディレクターの三好聡浩と若手ディレクターの平松咲季が監督を務めた。

2024年製作/80分/G/日本
配給:福武観光
劇場公開日:2024年11月15日

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映画レビュー

4.0決して特異ではない特別な物語

2024年11月18日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

青いライオン、それは天才が描いたものということではなくて、ひとりの作家の努力の結晶というか到達点だということがよく分かった瞬間、とめどなく涙が流れ出しました。
ドキュメンタリーとドラマがシンプルに絡み合う構成で、なるべく多くの人が感動できるような作品だったような気がします。
シンプルとはいえ、出会いと別れの描かれ方がなかなか巧みだったと─故に単に素晴らしい作家が生まれた背景を知るだけにとどまらず、家族の物語そのものにも感動しちゃいました。そのことを考えると、ドキュメントとドラマという要素が予想以上に巧みに絡み合っていたんだなぁという見終わっての感想です。

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SH

4.5石村親子の愛のカタチ

2024年10月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

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ずん